ヴァ「お前も人狼だからライカンだな」
人狼「えぇえーΣ( ꒪□꒪)‼ 俺あんな理性のないバケモノじゃないよー!?」
魔男「ライカン毎日ぐーるぐる♬」
ヴァ「おらこんな村いやだ〜w」
人狼「ちょっとー!やめてよー!あんなホラーゲームの敵キャラなんかにはなりたくないってばぁ!」
ヴァ「いいじゃねーか、同じ狼男なんだし?w」
人狼「全然ちがぁう!!」
魔男「そういうお前だってドミト姉さんと同じ吸血鬼じゃねーか」
ヴァ「いいの、あの吸血鬼夫人とその娘たちは海外で異様なまでに人気あっからw」
人狼「なんか扱いが全然違うんですけどぉ(´;ω;`)」
ここ連日色んな実況者のバイオヴィレッジ配信ばっか観てる楽しい( o̴̶̷᷄ ·̭ o̴̶̷᷅ )
人外ばかりなお話
今日も桜の花びらと白い花が美しく咲いているこの場所。とても平和だ。
子供たちに少しずつ修行をさせていく為に、さっきまで軽く術のことやら力の使い方などを教えていたところだったがそれも終わって、俺は小屋の屋根の上で下に居る子供たちや妖怪たちを優しい目で見守っていたところだった。
しかし、背中の方から「サカザキ!」と呼ばれる声がしたので振り返って下を見下ろしてみれば、そこには件が誰かを連れているのが確認出来た。ん?誰だ?白装束を身にまとい、顔も前髪が垂れていてよく見えないけど‥まぁいいか。
シュタッと飛び降りて件の前へと立つ。
「なんか用か?というかその妖怪は‥」
「あぁ、さっき会ってここの森に棲みつきたいって言ってきたからさ、じゃあまずはサカザキに紹介してからだなってことで連れて来た」
「そういうことか。えっと‥」
「照魔鏡と言います。ここの森に辿り着くまで長い時間を要しました。やっと貴方に会えて、そしてここの森に棲みつきたいという気持ちが強くなりました。一目で分かりました、貴方はやはり理想の大妖怪様です」
「ありがとう。そっか、ずっとここの森を探してたんだね。でもここに棲むには条件がいくつかあるんだけど、その約束を守れるかな?」
「はい。なんなりと」
「じゃあこれから説明するから件はもう行っていいよ」
「了解」
照魔鏡を連れて来た件を帰し、俺は照魔鏡とやらという妖怪とこの森のことを話す為にフタリきりになった。見た目からして女の妖怪かな?というかこの妖怪、妖気を感じられないな。変わった妖怪だ。
みんなと少し離れた場所で話そうと照魔鏡を案内しようとした時、彼女が俺の名前を呼ぶので「なに?」と言いながら振り返ってみせたその時。
彼女が大事そうに持っていた手元の鏡の中の自分と目が合った瞬間、俺の中の何かが吸い取られていく感覚と同時に、何かの力が湧き上がってきているのが分かってしまった。
見たらダメだ、そう思ったけれど既に手遅れだったらしい。
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外の世界
法師「ふわぁ〜‥暇だなぁ」
妖タ「仕方なかろう、私たちに出番はもうないのだから」
法師「過去編やってくれりゃ出番はいくらでもあるんだけどな〜」
妖タ「それもそうだが‥‥ん?」
法師「? なんか俺たちの世界おかしくね‥?」
妖タ「そのようだな。様子でも見に行った方がいいか」
法師「‥いや、その必要はなくなったみたいだな」
妖タ「‥だな」
タダ「サクライさん、タカミザワさーん!!」
タロウ「どうしよう!サカザキさんが‥サカザキさんがぁッ‥!」
法師「どうしたんだ!?」
妖タ「他の者たちもなぜ外の世界へ逃げ出して来る」
天狗「タカミザワ様、サクライ殿‥!」
法師「天狗!な、なにがあったんだよ?」
天狗「それが‥」
件「サカザキの奴が急におかしくなって暴走し始めたんだ!」
見越し入道「いきなり暴れ出し、皆も止めに入ろうとしましたが誰も押さえつけられずにいる状況でして‥」
女郎蜘蛛「今までに見たこともないくらい凶暴化しているサカザキでした‥っ。タカミザワ様、どうにかサカザキを止めて下さい!」
送り狐「なんとか子供たちだけでもどこかに匿ってやって下さい!でないとタロウとタダスケまでもが危険に晒されてしまいます!」
法師「なんでそんな‥!」
妖タ「今サカザキはどこにおる?」
木の子「まだ僕たちの世界にいます!けど‥」
夜叉「すぐに追いついてくるはずです」
妖タ「まったく‥アイツはなぜこうも私たちの手を煩わすのだ」
法師「その本人がお出ましのようだぞ、タカミザワ。‥というより、なんつー妖気を醸し出してんだよサカザキの奴‥」
妖タ「何かがおかしいな」
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七つの大罪
主「なんだ‥?」
罪サ「どうかされましたか、主様?」
主「外の世界から‥物凄い妖気を感じる」
罪タ「妖気、ですか?」
罪コ「妖気って?」
罪サ「妖怪が持つ〝気〟のことだよ」
主「コウノスケ、危険な目に遭いたくなければお前はここに残ってろ。行くぞサクライ、タカミザワ」
罪タ「はっ」
罪サ「分かりました」
罪コ「気をつけてね‥!」
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明日の鐘
智「‥‥?」
明サカ「どったの?タカミザワ」
明サク「なんかあったのか?」
智「‥外の世界がザワついている」
明サク「外の世界?なんで?」
智「分からぬ。ただならぬ妖気を感じる」
明サカ「妖気〜?他の妖怪の俺たちが暴れてるとでも言いてーんか?」
智「‥かもしれぬ。二人はここにおってくれ。私だけで様子を見に行ってくる」
明サク「え?う、うん」
明サカ「急だなオイ」
智「すまぬ、行ってくるぞ」
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桜幻想
悪サカ「んんっ?」
サ「今サカザキも感じましたか?」
悪サカ「はい、感じ取りました」
悪タナ「外の世界が‥」
国王「え?みんなどうしたの?」
サ「誰の気配かは分かりませんが、外の世界で今さっきとてつもない妖気を感じまして」
悪サカ「それがどんどん強くなってきてるんだ」
国王「そ、そーなの?どうするの?」
サ「人間であるトシヒコ様はここに残っていて下さい。私たちだけで見てきますわ。それに、この妖気に気づいた他の人外の私たちも出てくると思うので多分大丈夫です。あまり心配なさらないで下さい」
国王「わ、分かった。でもサンニンとも気をつけてね?」
悪サカ「おう!俺たちでセリ様守るから安心してくれ!」
悪タナ「もし危険を感じたらすぐに戻って来ますので」
サ「行きますよ、サカザキ、タナセ」
国王「ムリしないでね、サクラ」
サ「はい、大丈夫ですよっ」
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西洋妖怪
ヴァ(‥‥ゾクゥッ)
人狼「‥な、なにこの妖気」
魔男「ヤバい‥ね。俺たちの世界ですら感じたことのない妖気だよコレ」
ヴァ「‥外の世界っぽいな。行ってみるか?」
魔男「行ってみてもいいけど‥」
人狼「絶対何かに巻き込まれるパターンだよコレ‥」
ヴァ「俺たちはそんなに他の奴らと関わってなかったし、ちょーどいいんじゃね?」
人狼「まぁ確かに」
魔男「じゃあ行ってみる‥?」
ヴァ「おっしゃ!行ってみっか!」
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烙印
悪タカ「‥んっ?」
少年「どうしたの、タカミー?」
悪タカ「設定守ってる場合じゃねーな。おい、マサル!来い!」
悪マサ「はい、来たよタカミー」(シュタッ
少年「?」
悪タカ「お前も感じてるだろ?」
悪マサ「うん、感じる。凄い妖気だ」
少年「妖気?何か近くにいるの?」
悪タカ「俺らの世界じゃない、外の世界だ」
少年「外の世界?なんで?」
悪マサ「分からないけど‥こんなに強い妖気持ってる妖怪の俺らっていたっけ?」
悪タカ「さぁなー。て事で行ってみるぞマサル」
悪マサ「え。行くの?」
悪タカ「ったりめーだろ。外の世界で妖怪が暴れてたらどーすんだよ。他の俺らは人間のが多いんだし、俺らでなんとかなる相手ならどーにかしてやらねぇとな。ほら行くぞ!」
悪マサ「えぇーー」
少年「僕も行くよ!」
悪タカ「いや、少年は来ない方がいい」
少年「どーして?」
悪マサ「妖気があまりにも強すぎる。人間がその場にいたら充てられちゃうかもしれないんだ。だから少年は大人しくここで待っててね?」
少年「そんなに強いの‥?分かった、行ってらっしゃい。気をつけてね?」
悪タカ「おうっ」
悪マサ「ありがとね、少年!」
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執愛
ア「!」
幸華「どしたの、アルフ?」
ア「いえ」
執坂「ホントに〜?なんか反応してたように見えたけど」
ア「やはり誤魔化せませんでしたか!‥すみません、少し私は外させて貰いますね!」
幸華「どっか行くの?すぐ戻ってくる?」
ア「すぐに戻ってくるかどうかはまだ断定出来ませんが、心配する必要はありませんよ!外の世界に行ってくるだけですので!」
幸華「外の世界?なんで?」
ア「フフっ、幸華やお兄様たち人間には関係のないことです❤︎」
執坂「?ふーん、そうか〜」
幸華「よく分からないけどまぁいいや。行ってらっしゃい」
ア「はい!行ってきますね❤︎」
____________
外の世界
「さ、サカザキ‥?」
俺たちの世界からフラっとした足取りで出てきたのは物凄く恐ろしい表情をしたサカザキ。
なんつーか‥目が完全におかしい。赤く光っているように見えるし、口元から見える牙だって鋭すぎる。アレが本当にサカザキだというのか‥?
隣にいるタカミザワも流石に驚きを隠せていないようで、目を見開いては「なぜだ‥」とボソッと呟いたのが聞こえてきた。
こりゃあみんなが逃げ出してきて当然だ。
「返せ‥‥」
「えっ?」
「子供たちを‥返せぇええッ」
「な、何を言ってるんだサカザキ!そんな状態のお前なんかにこの子らを預けさせられるわけないだろ!」
「うる‥せぇえええッ!!」
「っ‥!?」
「なんという妖気だ‥。アイツの底知れぬ妖力が暴れ出しているというのか?」
「わ、分からないが今はサカザキを落ち着かせて子供たちを避難させないと‥!」
タカミザワとそんな会話をしている最中だったが、唐突に上からバッと最強のサカザキがいきなり現れたかと思うともう片方からも四翼の持ち主である智天使もフワッと舞い降りてきた。
えっ!?となっている俺たちをよそに、いつの間にか周りには人外キャラ(一人を除いて)と言われている他の世界の俺たちが集まってきている。な、なんでだ?誰も呼んでもいないのに‥
そう不思議に思っていると、俺の隣に立った智天使が「妖気の正体は大妖怪のサカザキだったか‥」と何かに納得している様子だ。もしかして、コイツらの世界にまでサカザキの妖気が感じ取れるくらい力が暴走しているのか?
タカミザワの隣にやって来た最強のサカザキも口にする。
「アイツは一体どーしたんだっ?なぜこんなにも妖気が充満している!?俺たちの世界までにも感じ取れるレベルだったぞ!」
「分からぬ。私たちもその場にいた訳ではないからな」
「俺たちの世界の仲間たちも分からないみたいなんだ。今はもうこれ以上聞かないでくれっ」
「ったく、また厄介な相手だなぁ。おい、セリシール」
「なんですの?」
「このガキ共、お前んとこの城で匿ってやれ」
「えぇ、いいですよ」
「すまぬな、魔女」
「お気になさらずに。サカザキ、タナセ、この子たちを城へと連れて行ってあげなさい」
「はっ!」
どうやら気遣ってくれてタロウとタダスケを魔女のとこで匿ってくれるみたいだ。
ていうかなんでみんな‥
「やっべー妖気が伝わってくるなと思ったら大妖怪かよオイ!」
「俺たち西洋妖怪組じゃ敵う相手じゃないね」
「いや、罪の感情だけの俺たちもあんな奴に勝てる訳ないっつーのに‥」
「これはまた凄い妖怪ですねぇ!私でも敵いませんから安心して下さい❤︎」
後ろでなんかみんなが口々と喋っているが、今はもうそんな余裕がないというのに‥!
コイツら以外にも、戦える他の妖怪たちがズラッと並び出して俺とタカミザワを見据えてコクンと小さく頷く。
サカザキ‥お前本当にどうしちまったんだ?
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