執愛の小話2

御三方、名古屋二日間お疲れ様(♡ˊᵕˋ♡)

もう声出しっていいんだよね?やっぱりライブは声出さないと盛り上がりに欠けるよね(´・ω・`)

毎年そろそろ参加しよう、そろそろ参加したい…って思ってるけど中々先の予定立てるの難しいねぇ。夏イベとかはムリだからせめて名古屋で一日だけ参加したいとは思ってる…んだけどね😓

その時は体がついていけるかなぁ?笑

この前タルト生地作ってる時BGMにアルフィー聴いてたんだけど、相変わらずアルフィーは作業用に向いてない🤣

だって体が動きたくてしょーがなくなるもん🥺

のろのろと新曲とか追いかけては聴いてるよ。今更だけど鋼の騎士Qめっちゃ好きだわ〜😌

幸ちゃんってインスタ投稿はよくしてくれるけど、ストーリーってあげてくれないんだよねー。あげて欲しいなぁ。もしインライとかやってくれたら飛びつくわ。笑

 

四人で飲みます

 

「あ、来たきた化物さ〜ん!」

「お誘いありがとうございます、お兄様たち!」

「わざわざこっちまで来てくれてありがとー」

「せっかくだし人数多い方が楽しいしね〜」

いつものメンバーで飲みに行こーぜとなったんだけど、何気なく化物さんに連絡取ってみたらすぐに返信が来てソッコーで俺たちがいる場所まで駆けつけてくれた。も〜惚れるぅ。

今回は前々から行きたいなーって言い合っていた隠れ家的居酒屋の予約が取れたので、今からが楽しみだ。
とある建物の地下へと続く階段を下りて行けば、何の変哲もないドアがそこにあるだけで何気なく表札っぽいものに店の名前が小さく書かれているだけのホント隠れ家って感じの店だ。

中へ入れば…おぉ、普通の居酒屋に比べればかなり高級感がある。少し暗い照明と落ち着いた木の雰囲気に囲まれながら、席へと案内される。今回は残念なことに個室が埋まってしまっていたけれど、半個室は取れたのでまぁ良しとしよう。

メニュー表を開き、取り敢えず生ビールは全員頼む。

 

「何頼むよ?」

「え〜俺刺身盛り合わせ食いたい」

「じゃあ俺は…この四種の天麩羅かなぁ。うわ、でもこの雲丹の海苔巻きとか美味そ〜」

「肉寿司もうまそー。あとでこれ頼も。化物さんは?」

「ん〜。この金目鯛の煮付けは美味しそうですねぇ。あ、そちらの黒毛和牛のサーロインもいいですね」

「ねー、俺日本酒飲みたい!」

「どーぞ〜好きなの飲んでくれや〜」

各々好きなのを注文し、すぐにやって来たビールで乾杯しながらまずは飲む。んーーまっ!

注文した物が次々とテーブルに並べられ、どれもこれも美味しくてパクパクいっちゃいそうな所を我慢しつつちびちびと飲んで食べたりをする。お、美味しいけどここ値段がいつも行く居酒屋よりお高いしね…

なーんてことを考えていたら、隣に座っていた化物さんが唐突に何かの封筒を差し出してきた。え、なんだろ?

 

「これ、幸華さんにさり気なく渡しといてくれませんか?」

「なにが入ってるの?」

「お金です」

「お金!?」

「あ、変な意味はありませんよ?私のわがままで幸華にバイトさせたくないので。お母様からのお小遣いだけですと何かと不便だと思ったので、お兄様からのちょっとしたお小遣いだと言って渡して貰えませんか?」

「い、いいけど…。これちょっとしたってレベルじゃなくないッスか…?」

めっちゃ分厚いとかじゃないけど、二万や三万程度ではないのが手の感触で分かってしまう。上手いこと誤魔化さないと怪しまれるよなぁ…こんなん。俺もたまーに幸華には好きなもん奢ったり買ってやったりするけど、現金そのまま渡したことないからね…さてどうする俺。

前の席に座ってる桜井と高見沢も「えー、いいな〜」なんてボヤいている程度で俺のこんな悩みなんて聞こうともしないんだろうな。別にいいけどさ。
じゃあ、預かっときますねと伝えてからいつも大学へ持っていってるバッグの中へとしまい込み、何事もなかったかのように再びみんなで飲んで食べる。

大学の話しやバンドの話し、化物さんに聞きたいこととかも沢山喋っていたところに向かい側の二人がどこかを見ながらボソッと耳打ちし合っているのが目に入る。どーしたんだ?

 

「なに、なんかあった?」

「ん?いや〜、多分アレってパパ活なんじゃねーの?って桜井と話してたとこよ」

「マジか…」

「俺らから見て斜め前の席のおっさんと若い女が明らかに親子じゃないのがね…分かるんよ、雰囲気で」

「パパ活、ですか」

「化物さんはパパ活知ってる?」

「なんとなくは、はい」

「あーほら見ろよ桜井、あの女ディ○ールのバッグ持ってやがる。ほぼ確じゃね?」

「ホントだ。いくら可愛くてもそういうことしてる女は俺ゴメンだね〜」

「だいじょーぶ、お前なんか相手にしてくれんから」

「ひっでェ」

流石に大きな声では話せない内容なので、みんなしてコソコソ会話していたけど…俺の座ってる所からじゃソイツらが見えないからまぁ、なんとも言えん。

「そーいや大学の女子もパパ活やってるって噂ある子もいるよね」

「案外やってる子多いんじゃね?知ろうとも思わんけどさー」

「最近そんなに多いのですね、そのパパ活とやらは」

「あ、ごめんね化物さん。こんな話し嫌だよね、違う話しに変えよーか」

 

そんな会話をしていると、いきなり俺たちの後ろの席に座ってた女の子たちがひょこっと顔を覗かせて来て「お兄さんたち一緒に飲まなーい?」と逆ナンされた。おっ、いいねぇ!楽しそうじゃん!

ヘラッと笑う俺たち三人だったが、化物さんだけは冷静な目で彼女たちを見ていたのに俺はこの時気づかなかった。
三人の女の子たちが俺たちのいた席の方へやって来てくれると、彼女らは少し酔っ払っているのが見て取れる高めのテンション。席の数に余裕があったので彼女たちも「失礼しま〜す」なんて可愛らしい言い方で席についてきた。おー、なんか今日はツイてるじゃん?

 

……とか思っていたのに、彼女たちの目当ては明らかに化物さんだということに気づくこと数分。俺らは何やってんだ??
特に高見沢なんて同じ顔してんのに化物さんばっかだから超不服そうなツラをしていたのはちょっと面白いけど。

あー…でもさっき俺らが化物さんに質問したり話し聞き出していた時に会話を聞いてやがったなコノヤロー。車は何台持ってる?とかの話しでアウディとレクサスの上位モデルを持ってると言っていたのが聞こえてたか。あと、もしかしたら幸華の小遣いの話しも聞かれてたのかもしれん。

俺と桜井と高見沢も話しにはもちろん入っているけど、彼女たちの視線や態度は全部化物さんへ向けられている。チッ、結局金かいな!
目の前にいる桜井と高見沢に目配せして、まぁいいやと諦めたその時だった。

化物さんが無表情で立ち上がったかと思うと「失礼します」と冷たく一言だけ放って万札を十枚くらい数えもせず取り出してはテーブルに置き、彼は帰ろうとしていた。あ、やべっ、化物さん怒らせちまったか?助け舟出せば良かったか??

 

「え〜!お兄さんもう帰っちゃうのー?」

「もっと一緒に飲もーよ〜!」

「悪いですが、私には貴方たちなんかよりずっと可愛くて心の綺麗な彼女がいるので結構です。そのお金で皆さん好きに飲み食いして下さい。お兄様たち申し訳ありません、失礼させて頂きます」

「ちょ…ばけ…じゃなくて、アルさん!」

「待ってよ、帰っちゃうの?」

「なら俺も帰ろー。楽しくないし」

俺たちに対する目は本当に申し訳ないと言ってるようだったのに対し、彼女たちに向けた視線はビックリするくらい目が据わっているのに誰もが分かるレベルだった。化物さん、怒るとこっわ…!

それを見てた桜井が帰ろ〜と言い出したのを皮切りに、高見沢も俺も帰ると言い合って俺らは呼び止める彼女たちを差し置いて慌ててお会計しに逃げた。背中から何アレ、とかつまんねー男とか聞こえてきたがそんなもんシカトじゃい!

「ごめんけど二人で化物さん追いかけてくれんッ?俺が立て替えとくから!」

「おう、分かった」

「ちゃんと追いかけるつもりだったから気にすんな」

「わりぃ、二人とも」

 

小走りで化物さんを追いかけて行ってくれた二人を見届けてから俺はここの会計を急いで終わらせた。金額が一人で払うには若干ヒェッとなったけど、割り勘するからそこは問題はないぜ。

会計を済まし、ごちそうさまでしたとお店の人に伝えてから俺も慌てて店を出て階段を駆け上って行くと、少し先の道で三人の影がいたのを確認出来て正直ホッとした。良かった、化物さんが居てくれて…フゥ。

そちらへ近づき、化物さんに「気を悪くさせてごめん…!」と謝ったけど化物さんは苦笑しながら「気にしないで下さい、お兄様も高見沢様も桜井様も。お気持ちだけで十分です」と言われてしまった。いや、なんか……ごめん。

 

「すいません…」

「寧ろこちらが謝らなくては。せっかく皆さんが楽しみにしていたお店だったというのに私のせいで台無しにしてしまって。ここは私に奢らせて下さいませんか?」

「いや!それはヤダよ!俺らが誘ったんだもん!」

「ていうか化物さんは悪くないよ?悪いのはあの女共じゃん?」

「そーだよ、金に目が眩んだアイツらが悪いんだっつーの!だからそんな気を落とさないで」

「ありがとうございます。皆さん、やはりとても優しいですね」

フッと微笑んでくれた化物さんだったけど、どこか物悲しげな表情が抜けきれないでいた。そりゃそうか…男なんかに励まされても嬉しくねーわな。やっぱ幸華がいねーと化物さんの気分は晴れない…よな。

でも…

 

「幸華のこと…あんな風に言ってくれて嬉しかったッスよ、兄貴としては」

「事実ですから」

サラリとそんなセリフを吐ける化物さん。ほんと…幸華は羨ましいよ、ったく。
すると桜井が何かを察していたかのように「化物さん、さっきあの女になに言われたの?」と尋ねていた。

「よくお気づきで。私には幸華が居るので相手にもなろうなんて微塵も思わなかったのですが、私の右隣に座っていた女が私の太ももに手を置き脚を絡ませてきながら〝この後空いてる?ホテル行かない?〟と反吐が出るようなことを言ってきたので流石に我慢なりませんでしたね。あの女共がこちらの席に着く前にやはり帰っていれば良かったです。幸華になんて言えばいいか」

「言わなくてもいいんじゃない?別にやましい事なんか一つもしてない訳だし。それに、俺らも化物さんに助け舟出せなくて悪かったと思ってるし…」

「いえいえ。本来ならお兄様たちだけのはずだったのに、そこにお邪魔してしまった私のせいですからっ。やはりああいう場所は金と欲が渦巻いていてどうにもダメですね」

「気分悪かったりした…?」

「もちろんお酒もご飯も美味しかったですよ。ただ、周りにいた人間たちがああいう人種が多いとどうにも心から楽しめなくなってしまって…。私たち化物に備わってる力ですから皆さんは気にしないで下さいね」

「俺もし彼女出来たら化物さんに見てもらお」

「俺もそうしよっかな〜」

「……。」

化物さんは化物さんで悩んでるんだなぁ。なんか初めてこの人の弱い部分が見えた気がした。幸華は知ってるんだろうか。

 

帰り道、四人で「美味しい酒だったのに酔いさめたわ〜」とかさっきの出来事を愚痴りながら(あんま化物さんは言ってないけど)まだ営業していたスーパーで酒とつまみと甘いものを買い込み結局俺の家に戻ってきてしまった。はぁ〜〜、もっとあそこの居酒屋で食べたかったなぁ…美味かったし。あー思い出すだけでムカムカする。ん、あれ?車が一台ない。またうちの親は出掛けてるのか。

ただいまーと一応声に出して玄関の明かりをつけると、リビングから幸華が「お帰り〜」という呑気な声と共にこっちへ出てきた…けど。

 

風呂上がりだったのか、上はおやすみブラと下はパンツ姿という格好を俺たち四人に見られる始末。幸華は帰って来たのが俺だけだと油断していたのだろう。家族だとこんな光景当たり前だし俺は気にしていないが。

まさか幸華がこんな格好をしているなんて思ってもみてない三人はというと、桜井と高見沢は顔を片手で覆いながら何かに呆れてるというかデカいため息をついているのが思いっきり聞こえてきたし、化物さんはというと「幸華‪‪❤︎‬」とものすっげー嬉しそうにしている。うーん、この。

みるみるうちに真っ赤になって、ぎゃー!とかいう奇声にも似た声でリビングへ駆け込んで行っては「まだ来ないで!!」と叫ぶ俺の妹。へいへい。

 

「もういーかぁ?」

「い、いいよ」

了承を得たので全員靴を脱ぎ家の中へと入って行けば、相変わらず顔の赤い幸華が「な、なんでみんながここに来るの」なんて悪態をついてくる。

「てか…!アルフあんたお兄ちゃんたちと一緒にいたの!?」

「えぇ、そうですよ!」

「言ってよもぉ!誰と一緒に居るのかめっちゃ不安だったんだからー!」

「ふふっ、すみません。その幸華の顔が見たくてつい‪‪❤︎‬」

「ついじゃないわ!」

バシッと化物さんの胸に掌を叩きつける幸華。

「おいコラ幸華、やめんか!」

「うっさい!」

うちの妹に攻撃されてもニコニコしている化物さん。うん…幸華を見たお陰で機嫌良くなったみたいかな?ちょっと安心したよ。

一度俺と化物さんはキッチンへ行き、まだ飲まない酒たちは冷蔵庫へIN。買ってきたスイーツたちも化物さんが手伝ってくれて冷蔵庫の中へ入れてくれていた。

 

「幸華ちゃんお邪魔しま〜す。君は相変わらずだねぇ」

「幸華ちゃん、俺らにラッキースケベさせてくれてありがとー。心が晴れたわ」

「た、高見沢さんも桜井さんもなんなの…ッ!もぉ〜〜…!」

「いやねー、さっきまで居酒屋おったんだけどめんどくせー女たちに絡まれてよ〜。めんどくせーから逃げてきたわけ」

「そ、そーなの?」

「アイツら明らかに化物さん狙いだったから俺らもつまらなかったしね」

「アルフ狙い…」

「あぁ、大丈夫だかんね。化物さんめちゃくちゃ冷たい態度取って先に帰ろうとしていたし、可愛い彼女がいるからお前らなんかお断り〜って感じだったよ」

「そ、そっか」

「ホッとした?」

「まぁ…そりゃあ、ねぇ」

「やっぱり化物さんの言う通り幸華ちゃんって心綺麗でかわいーねぇ!」

「坂崎も妹大事にしてやれよー、ったく!」

「フフっ、当たり前じゃないですかぁ‪‪❤︎‬」

「あ〜…へいへい」

今から飲む用のお酒たちとおつまみをテーブルに並べ、それぞれ席に着いたけれど幸華だけは向こうのソファーでスマホいじって一人でいるみたいだ。ま、アイツは飲めんしな。とは言えあそこなら会話は聞こえる距離だから話しには参加出来るさ。

 

「それにしても化物さんってああいう人間に慣れてたりするんすか?なんかもう始めから目が死んでた気がしたんだけど…」

「えぇ、私が一番嫌うタイプの人間ですね。私が好きというより私が持っている物たちが好きなだけの金に目が眩んでるだけの人間ですよ」

「…そういえば前にアルフそんなようなこと言ってたよね。アンタに近付いてくる人間はそういう狙いの奴らが多いって」

「やっぱ多いんだ…。化物さんも苦労してるんだね」

「生きている時間が長いと人間のいい部分も悪い部分も沢山見てきましたからね。パパ活していた男女も私を狙っていた女共も金と自分の欲を満たしたいだけ。それが間違ってるとは言いませんが、私はそれで嫌な思いを何度もしてきているので苦手なんですよね。だからこそ私はお金なんかいらない、自分でなんとかするといつも言ってくれる幸華の気遣いと優しさが大好きなんですよ。貴方は始めから私自身に興味を持って下さり、お金ではなく私を見てくれています。邪心がある者が近付いてくるとすぐに分かるんですよ、私は〝鼻がいい〟ですからね」

「そんな風に思ってくれてたの…?ありがと」

「幸華の本心はいつだって私を想ってくれている言葉ですからね。建前で言ってる訳ではないのはしっかり伝わっておりますから」

「う、うん」

幸華の言葉で優しく微笑む化物さん。ていうか幸華お前、俺ら家族の知らないとこでは案外しっかりしているんだな。今の化物さんの話しを聞いて思わず感動した。妹がそういう金に汚い奴じゃなくて本当に良かったなと。

「そう思うと幸華ちゃんってやっぱり化物さんとお似合いなんだなーって感じるよ」

「うんうん、あーいう女たちとは違うよね。まだ子供だからっていうのもデカいかもしれないけど、でもそれは幸華ちゃんだからこそだと俺と高見沢も見てて思うんだ。ねー、化物さんっ?」

「えぇ。それと、」

 

そう言いかけた化物さんは席を立ち幸華がくつろいでいるソファーの方へ行き、そのまま幸華の隣へ座ったかと思うと「幸華がやりたいと言うのであれば、バイトしてもいいですよ」と優しく話しかけていた。

「えっ…?」

「私に幸華を束縛する権利などはありませんものね。幸華が危ない目に遭いそうになれば、私が必ず助けに行きます。なので幸華は気にせず好きなことをして下さい」

「でも、…いいの?」

「はい、構いませんよ!」

「うん…ありがとアルフっ。でもね、私もあれから考えてたの。私、お母さんからのお小遣いでもなんとかやっていけるなって思えたから…バイトはしないでおこうかなって。アンタといる時間楽しいし、今しか出来ないことも沢山したいもん。あ、でも大学に行ったらまた始めたいけど…いいかな?」

「えぇ、もちろん。大学生にもなれば一人で決めなければいけないことも多いですからね。基本的には幸華のやりたいことは止めませんから安心してください」

「ありがと、アルフ」

「やはり幸華のそういうところが大好きです、愛してますよ幸華ぁッ‪‪❤︎‬」

「わっ、ちょ…っと!ひゃあッ!アルフぅうう!?」

 

化物さんがいきなり幸華を押し倒して俺らが居るのなんて全く気にすることもなく二人で盛り上がってやがる。妹のそういうのあんま見たくねーって言ってんだけどなぁ、俺。

うげーっと舌を出している俺に対し、前にいる桜井と高見沢は二人のそういう光景は見慣れている…といった雰囲気で、酒を飲みながら「またかー」と横目で呆れつつ眺めていた。

 

「な、なんだよおめーら…あの二人のこういうの見慣れてんのか?」

「え゙ッ…!?」

「い、いや…ッ!そんなことないけどなぁ…!?」

「おや?お二人は見慣れているではありませんか!‪‪❤︎‬」

「ちょおおぉおおい!!」

「俺らを巻き込まないでくれよ化物さんッ!!」

「あ、アルフなに言ってんのアンタッ…!!」

「幸華、今から貴方のお部屋へ行きましょう‪‪❤︎‬」

「はァッ!?」

「私もう我慢出来ませんッ。帰って来て貴方に触れて貴方の優しさと綺麗な心に癒されたので、今以上にもっと貴方と絡み合いたくて溜まりませんっ‪‪❤︎‬」

「お兄ちゃんがいる前で変なこと言うなぁッ!!…ぅひゃあッ!?」

化物さんの影が幸華の体へ数本巻きついたかと思うと、幸華は身動き取れなくされて宙ぶらりん状態とか…。本人は抵抗しまくっているけど逆に化物さんは何処吹く風。

一応兄(義兄)として一言二人に物申そうとしたけれど、化物さんがサッと俺の隣に立ったかと思うと耳元で「さっき渡したお金はお兄様にあげますから好きにお使いください‪‪❤︎‬」と言われてしまえば何も言うことはない。それならしょーがないね。

ぎゃーぎゃー言ってる幸華を抱き抱えて化物さんは嬉しそうにリビングから出て行き、俺ら三人はそれをただ見届けるだけだったからか幸華が「助けろバカぁ!」と真っ赤な顔して喚いているのを最後に二階へ連れて行かれてしまった。

 

「坂崎お前、金で妹を売ったなコノヤロウ」

「サイテーな兄ちゃんで草」

「しょーがない。化物さんが幸華とイチャつきたいと言ってるんだから俺に止める権利はないもんね〜♪」

知らん顔して飲んでる俺と上が気になる二人。声が聞こえてこようが俺はつまみを食って酒を飲むだけだ。

向かいにいる二人がまたもや耳打ちしているがどうでもいい。

 

(あの二人がヤってると、この前の光景が浮かんで俺ヤバいんだけど…)

(なるべく正常心でいよう…。幸華ちゃんの声が丸聞こえだけど気にしないようにするしかねぇぞ)

(絶対化物さんわざと俺らに幸華ちゃんの声聞かせてるしな…)

(あの人もよくやるよ…)

 

オマケの事後

「もぉおお…!!アルフのバカぁ!お兄ちゃんたちに私の声絶対聞こえちゃってるじゃんんんん!!泣」

「大丈夫ですよ!皆さん一度は幸華の喘ぎ声聞いていますので!‪‪❤︎‬」

「ハァッ!?それどういう意味!?怒」

「そのまんまの意味です‪‪❤︎‬」

「もうやだコイツマジで嫌い!泣」

「‪‪❤︎‬」

 

 

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