執高の苦悩3

やっっっとシフォンケーキここまで膨らんでくれたーーー!嬉しすぎるーーー!!

やはり卵白多めのがいいと…φ(._. )メモメモ

今まで失敗失敗失敗失敗失敗

それでこの間よーやく高さ出た( ˙0˙)۶って喜んでたけど、今日1回目作った時は結構焼き縮みしちゃって…でも2回目は成功。だけどね、型から外してからなんだよな…怖いな……

 

執高の苦悩3

 

朝を迎えたはいいが、マトモに寝れた気がしねえ。この一週間の中で一番寝れなかったと言い切れる。夜中の間、ずーっと夢うつつで起きているのか寝ているのかも分からない状態で朝が来てしまっていた。すっげぇ疲れてる…

カーテンから漏れてくる日差しが眩しい。明るくなった部屋の天井をボーーっと眺めているだけの時間。ムダな時間だ。少しでも寝ておきたいのに。

起きる気力もなく、枕元に置いてあったスマホを手に取り時間を確認するも普段の休日ならまだまだ寝ている時間帯。さて、どーするかねぇ。

結局…化物さんはなんにもしてこなかった。昨日幸華ちゃんが化物さんと会う直前に言ってたセリフをふと思い出す。

 

「絶対めちゃくちゃ焦らしてくるから覚悟しといてね」

なんてセリフだった気がする。そうか…これのことかぁ…と痛感した。

何を期待してんだろう、とバカらしくなってもう一度目を瞑ったその時だった。ドアがコンコンとノックされる音と共に「高見沢さん、起きてるー?」なんていう幸華ちゃんの声が聞こえてきた。起こしに来たのかな?

「はーい」と気だるげに返事してみせると、俺が起きていることを確認した幸華ちゃんはドアを開けて中へと入ってきた。中へ入ってきても体を起こさずぼへーっとしている俺が寝そべっているベッドの隣に立つと、彼女は「朝ご飯出来てるけど食べるっ?」と尋ねてきた。

 

「うーん…もうちょい後ででもいい?」

「また寝れなかったの?大丈夫?」

「分かんねぇ…。頭がフワッフワしてる」

「……、」

無言の幸華ちゃんが俺が寝転んでいるベッドの上へとのぼってきたかと思えば彼女は俺の隣でコロンとうつ伏せで一緒に寝そべってくるけど…な、なに?いきなりそんなことされるとドキッとするんですけど。

「な、なにかな?」

「…しんどそう。私とエッチする?」

「っー…。からかわないでくれよ、幸華ちゃん」

「えー?からかってないよぉ?」

そう言うと彼女は上半身だけをムクっと起こし、俺の上へトサッと覆いかぶさってきたせいでやっぱりほんの少しだけドキンと鼓動が踊ってしまう。

すると彼女は俺の右耳にまで顔を近づけてきて、そして昨日みたいにぬるんとした感触が俺の耳を犯すと……

 

「……ーッ!?!?」

なん、だ…コレ…!?

昨日幸華ちゃんに舐められた時との感覚が全く違う。

この感覚はハッキリと覚えてる。

一度きりだったけど、強烈なぐらい俺の全てを奪っていくかのようなこの感じは…

 

「はァァッ…!!ば、ばけ…もの、さんッ???」

「はい、そうです‪‪❤︎‬ 改めましておはようございます、高見沢様!昨日は全く寝れなかったみたいで!散々焦らしたかいがありましたねぇ‪‪❤︎‬」

「…ッ!ぅ…、んッ!?」

「気持ちいいでしょう?欲しかったのでしょう?たーくさん今から与えてあげますよぉ、快楽地獄とやらを‪‪❤︎‬」

「…!」

快楽…地獄…

幸華ちゃんの姿形をしていて、声も幸華ちゃんそのものなのにさっきとは打って変わって雰囲気も何もかもガラッと変わっている。幸華ちゃんから化物さんへ一瞬で入れ替わったかのようなこのコピー技術…凄すぎる。てっきり幸華ちゃんだとばかり。完全に騙されていた。

ぬるぬると俺の右耳の外側を楽しそうにしながら舐め続けてまた焦らしに入ってくる化物さんが、ハァハァと肩で息をしている俺を上から見下ろすその姿が今は恐ろしい。でも、だけど…

期待してしまっている……

 

「ダメじゃないですか高見沢様ぁ〜。私が貴方たちを満足させると言ってあったのに他の女にうつつ抜かすなんてぇ。私の方がそこら辺のいい女なんかより倍以上満足させてあげられますよ?‪‪❤︎‬」

「で、でも…っ」

「でもなんですか?私が幸華の彼氏だから遠慮してるって?今更何を言いますか‪‪❤︎‬ もう私に気に入られた時点で貴方がたは私のモノなんです。絶対に逃がしませんよ‪‪❤︎‬」

「っ…」

ニヤぁ…と薄ら笑顔を俺に見せつけてくる化物さん。

俺は…もうこの人と出会った時点でとっくに魅入られていたんだ。もちろん坂崎も桜井も、なんだろうけど。

そしてもう一度俺の右耳の傍に口を近づけては「欲しいですか?」なんていう可愛らしい声色でズルい質問をしてくる。分かってるくせにそんなことを聞いてくるこの人はやっぱりドSなんだろう。

 

「……ぃ、ぃゃ…」

「本当ですか?体が疼いて疼いて仕方なかったのでしょう?この一週間、そして昨日の貴方を見ているだけで我慢の限界を突破している高見沢様の様子が面白くて仕方なかったですよ?‪‪❤︎‬」

「っ…」

「さぁ、どうぞ、前回私が貴方に手を出したのが発端でそれから私が欲しくて堪らなかったと。だからこそ高見沢様のせいではありませんからどうぞ私のせいにして下さいね」

また…この言い方をする…

「ず、ズルくないッスか…?」

「そうですよ?私はズルくて優しいだけが取り柄のただの化物ですから‪‪❤︎‬ 」

幸華ちゃんがよく化物さんに対してムカついているのも悪態ついている理由がよーく分かるぐらいに化物さんは確かにズルい。こんな誘惑を断ち切れる人なんているのか?

お願いしますの一言を口にするのがどれだけ大変なのか。コレさえ言えればずっとずっと待ち望んでいたものが手に入るんだって頭では分かっちゃいるが、やはり理性がブレーキをかけてくる。このまま委ねていいのか?相手は人間じゃない化物だぞ、と。もう二度と後戻り出来ないところまで堕ちていく覚悟が本当に俺は出来ているのか?幸華ちゃんが公認してくれてはいるけど俺はそれを信じてしまうほど尻軽なんだろうか。

 

「さぁ、どうします高見沢様?まだ迷っているのですか?もう既に私たち三人で昨日楽しんだではありませんかぁ!お兄様や桜井様にも言えない秘密が出来てしまった貴方にこれ以上のことがあっても秘密が少し増えるだけで何も変わりませんよっ。誰しも一つや二つは秘密があるものです。これからするであろう楽しいコトも、その中の一つにしか過ぎません。だから恐がることはないのですよ、高見沢様?」

 

あぁ、確かにそうかもしれない…

もう既に俺は昨日、坂崎や桜井に言えない秘密を作っちまっているじゃねーか。

だったらもう…今から何をやったって変わりはしないじゃん。

 

「化物さん…っ」

「はい?」

「俺を…この一週間の苦しみから解放してくれ…っ」

「はい、喜んで‪‪❤︎‬」

そう化物さんに懇願してしまえば、あとはもうこの人に全てを任せるだけだ。

改めて化物さんが俺のお腹より少し下の位置に座り直したかと思うと、いつの間にやら化物さんの背後には無数の影たちがおびただしいほどに蠢いているのが嫌でも目に入ってしまった。

あぁ、俺…今からこの影に……

 

「さぁ、楽しみましょう高見沢様‪‪❤︎‬」

 

妖艶でありながら見下してるかのような表情の化物さんが開始の合図と言わんばかりのセリフを放つと、影たちが一斉に俺へと歯向かってきてはパジャマ代わりに着ていたスウェットの隙間からうぞうぞと這いつくばってくる生きた影が何本も忍び寄ってくる。

お腹から腰周り、そして上半身と下半身別々に分かれてはイイ所だけはわざと避けて焦らしに入ってくるようだ。キッつい…

「ッ…、こんなの…っ」

「お顔が歪んでますよ、高見沢様?」

これで顔歪まねー男なんているのかアホ…

そう心の中で悪態をついていると、それをまるで読み取ったかのように影たちが俺の膨れ上がったモノにいきなり巻きついてきたのかなんなのか分からないけど、まるで挿入している時のような感覚が一瞬で襲いかかる。やっ…べぇ…なに、コレ…?

「ふぐぅううッ…!?」

まとわりついてくるローションみたいな粘液みたいな謎の液体に包み込まれ、フェラされている時のような感覚と挿入している時と似ているような感覚と二つ同時とかいう意味の分からない快楽が俺を追い詰めていく。

なんだよぉ…なんだよぉコレェ…!?頭おかしくなっちまいそうなくらい気持ちがいい…ッ。

 

舌で丁寧に舐め回されているこの感じと、ヒダヒダというかゴツゴツというか影の構造がどうなってるのか不明だが女性器やオナホにも似たこの感覚が終わりなく続く恐怖。

マトモに息継ぎも出来ず、影が上下に動かされる度に自分でも驚くほどに自然と全身がビクン、ビクンッと震え上がってしまう。抗えない…こんなの抵抗出来るわけがない。幸華ちゃんが化物さんに攻められている光景がふと蘇る。彼女も今の俺と同じような反応をしていたな、そういえば。

やめてと言ってもやめてくれるはずがなく、ただただ体の隅々まで弄ばれて骨の髄まで欲という欲をしゃぶり尽くす黒い無数の蛇たち。

俺はこれが欲しかった。自ら切望した快楽。どうにでもなれと言い聞かして化物さんの手によって堕とされていく哀れな肉体。

 

下半身の刺激が尋常じゃないが、一方の上半身も影がまるで楽しんでいるかのような動きで弄んでくる。左胸の乳首は縛り付けられているかのような…グイグイと無理やり引っ張られている攻められ方で、右胸は舌先でじっくりねっとりと嬲られているかのような快感を与えられて…

全く違う攻められ方のせいで、今何をされてるのかが逆に分からなくなってしまうレベルで思考もどんどんと茹だっていく。

こんなの…許されるのかっ??

 

「やめっ…!やめでぐれぇぇええッ!!」

「おや、もうよろしいのですか?」

お楽しみはこれからだというのに、なんて俺の耳元で囁く化物さんの声が聞こえてきたかと思うと、再び化物さんの舌がにゅるんっと耳の中に侵入してきてしまい、人間では絶対届かないであろう箇所まで侵されてしまえば目の前にはバチバチッと光る幻の火花が一斉に花を咲かす。

一番に欲しかったもの…

終わりの見えない我慢と欲望が俺の耳に全て集中していたせいで、たった数秒舐められ続けていただけなのに全身がわななくほどの法悦に支配されていく。

手放したくない…

俺はもう後戻り出来ないのだから、せめて心が満たされるまで化物さんのされるがままの玩具でいよう。

耳も乳首も下半身も今以上の力加減で攻められ続けてしまえば、情けないことに涙目になりながら我慢出来るはずもない声を盛大に漏らしてイくことしか出来ない惨めな自分自身に酔っているのかもしれない。

「っ…ぅぅうううううーーーッ!!」

 

ビクビクビクッ!と飛び跳ねる勢いの体から放出される快楽と熱。

ここまでされたら…男だからとか…もう、どーでも良くなっちまってる自分がいた。

ただ委ねるだけでこんなにも気持ちいいものが手に入るなんて…。なんで俺は早く化物さんに連絡しなかったんだろう?この人なら俺をいつでも受け入れることなんて分かっていたはずなのに…

あー…やべぇ。今まで女とヤってたのがバカバカしいぐらい動かなくてもこんなに気持ちいいコトが出来るんならもう女とヤるのが考えられねぇよ…

 

「ハァー…っ、ハァー…!……ンっ、く…」

「いかがでしたか、高見沢様?‪‪❤︎‬」

「あだま…おがじぐなりそうだよぉお……」

「おや、メス堕ちしてませんかっ?‪‪❤︎‬ 可愛らしいですねぇ、高見沢様!本来であれば私とのセックスも出来るのですが、流石にそこまではするなと幸華からいい使ってますので今回は残念ですがここまでとなります。あぁ、私とのセックスが真骨頂だというのに」

「化物さんとの……」

ヤバい、興味がありすぎる自分がコワイ。

トロンとした表情で上にいる化物さんと目が合うと、「ですがまだ終わりではないのでご安心下さい‪‪❤︎‬」と続ける。

 

「……え?」

「せっかく素直になれたというのに一度きりではもったいないですよ?時間はまだまだあります、高見沢様‪‪❤︎‬」

「え…?えっ…??」

「思う存分、貴方が狂うほどに楽しみましょう。ね、高見沢様?‪‪❤︎‬」

「なっ…」

まさかこれで終わりだと思っていた俺からすれば、この後二回戦三回戦四回戦と…何度イかされて頭おかしくさせられたか分からないぐらい化物さんに弄ばれまくってしまった。

あぁ…これが後悔ってやつか、と実感した頃には時すでに遅し。体という体をめちゃくちゃにされたあとだったので、最早諦めるしかなかった。

 


 

「……やっべ!?今何時!?」

ガバッと飛び起きて慌ててスマホを手に取り時間を確認してみると、14:25という数字。

はっ?俺二時間半も気絶してたの…?

驚きを隠せなくて画面を二度見したが、ここの数字が変わることはないから間違いじゃないらしい。

「マジかー…」

 

あの後化物さんに散々遊ばれて、終わる頃には化物さんが時間を確認して「もう昼前ですね」なんて言っていた記憶が一応うっすらある。そして朝俺が起きた時間は8時過ぎ…ということは、四時間近く俺はあの人に遊ばれていたみたいだ。

な、なんか絶望するわ…

遊ばれている間、あまりにも強烈な気持ちよさで何度も何度も気絶しそうになっていたのに、化物さんがそれを食い止めるかのように俺の意思とは正反対に意識を起こさせては好きなよーにいたぶられていた。そして化物さんが満足したその瞬間から全く記憶がない。多分そこで気絶したんだろう。

クッッソ体がだりぃ……

 

とはいえずっとは寝てられないから、全身バキバキになった体を無理やり起こしては着替えもままならないのでこのまんまの格好でリビングへと向かえば、そこには幸華ちゃんが俺の知らない配信者の動画をテレビ画面に映して楽しそうに観ていた後ろ姿が確認出来た。

ヨロヨロとした足取りでソファーまで近づくと、俺に気づいた幸華ちゃんが「おはよー。大丈夫?」なんて真顔で聞いてくる。大丈夫なわけあるか…

ソファーに座るのにも一苦労する。

 

「…化物さんは?」

「買い出しに行っちゃった」

「…そう」

居なくてちょっとホッとしてる自分がいる。

「死ぬほど気持ちよかったでしょお?」

「死ぬかと思ったわ…」

「でも満足したんでしょ?戻ってきたアルフが楽しそーにニコニコしてたし。これで高見沢さんも私の仲間入りだね、人間の女には感じにくい体になっちゃったね。よーこそこちら側へ」

「……うん。どんだけ感じなくなったか試したくなる気持ちは分かる気がするよ」

「でしょー?でも高見沢さんは噛み痕ついてないんでしょ?それなら一応人間相手でも感じるは感じると思うけど」

「今までの10分の2ぐらいだろ…」

「まぁね」

「後戻り出来んとこまで来ちまったなぁ…はァ…」

よいしょ…と少し座り直そうとしたら、体中がバキバキのせいか思わず「いだだだ!」と思わず声が漏れてしまい、地味に涙目なせいか隣に座ってた幸華ちゃんには「だ、大丈夫?」なんて心配されてしまう始末。

動きたくねーーー。

 

「懐かし〜。私も最初アイツとエッチした時次の日全然動けんかったなー。今はもう慣れちゃったけど」

「これが慣れるとかどういう…ヒィーーっ…!」

「む、ムリに座ってなくていいよ?寝転がる?」

「うん…ちょっと横になる…」

「頭…私の脚に預けてもいいよ」

「えっ?い、いや…そこまでは…」

幸華ちゃんがわざとちょんと俺のお腹辺りをつつくと、体がジーーーンと痺れを訴えているかのように固くなる。

「やめでよ幸華ぢゃんッ…!!」

「だーって、高見沢さんが私に楯突くもん」

楯突いてるわけじゃねーよぉ〜…!

仕方ないので渋々彼女の太ももに頭を預けながらゆっくり寝転ぶが、目を合わせるのがなんだか妙に恥ずかしいので顔はテレビのある方へわざと向けていたら、幸華ちゃんの優しい柔らかい手が俺の頭を撫でる。

 

「化物さんに見られたら嫉妬されないかな…」

「え?アイツはいっつも嫉妬してるよ?でもその妬いてる気持ちで逆に興奮してるらしいし」

「上級者…」

「まぁ。性癖歪んでるし。ねぇ…高見沢さんって大学とかバイト先で誰か好きな人とかいない?」

「えっ?今は別にいないよ、全然」

「その昨日言ってた後輩の女の人とかが気になるとかも全くない?」

「もちろん。なんでそんなこと聞く?」

「だって…もし好きな人がいたら…多分この先上手く付き合えてもその後絶対ダメになるの分かってるから…。だから好きな人が今いなくてちょっと安心した」

「……。もう化物さんに委ねた時点で全て諦めてるからヘーキよ」

「女の人もう抱けないかもしれないんだよ?」

「幸華ちゃんが補ってくれるんでしょ?」

「んえッ…?」

ちょっと意地悪めいた質問をなげかけると、彼女は俺の予想の反応とは少し違うものを示してくれた。てっきり「いーよ?」なんて挑発っぽい発言をしてくると思ってたから、まさかのちょっとビックリしてる今の声が可愛くて思わず苛めたくなる気持ちがウズっと動く。

横にしていた顔を彼女のいる方へと向き直してみれば、幸華ちゃんは少しむぅ…っとむくれつつも少し照れているように見える。

 

「もうあんなコトやこんなコトした仲じゃん?別に良くない?俺だってたまには女の子抱きたくなる時あるじゃん?」

「そ、それはそうかもしれないけどっ…」

「なんでぇ?昨日エッチしよって誘ってきてくれたのそっちじゃーん。内心嬉しかったよ?坂崎の妹じゃなければ抱いてたかもね」

「んもぉ…!高見沢さんってばぁ〜…!」

「君はよく俺たちにエロい相談してきてくるけど、男の俺らがなんとも思わないわけないよぉ?」

「サイテー…」

「男なんてそんなもんよ。かく言う君の兄貴の方が俺なんかより…」

「いいっ!いい!聞きたくないからーー!」

「幸華ちゃんのそーやって怒ってるとこ可愛いよねぇ。やってるコトと体はいっちょ前に大人なのに、中身はまだまだ子供っぽくてそういうとこ好きよ」

「もう!うるさいなぁ!」

「いでっ」

幸華ちゃんが急に立ち上がったかと思うと俺の体はそのままソファーの下へドテッと落っこちてしまった。ちょっと苛めすぎたかもしれん。ま、こういうとこが幼くて可愛いんだけどね。

「あ、パンツ見えた」

「くっ…!」

それを呟いた途端、幸華ちゃんの片足が顔面に思いっきり落ちてきて当たり前のように踏み潰されてしまった。やりすぎたか。

 

「な、何をしてるんですか幸華に高見沢様は…」

いつの間にか帰ってきていた化物さんに運悪くこんな場面を見られてしまっていた為に、珍しく困惑顔の化物さんが俺たち二人を交互に見やっては首を傾げているのが幸華ちゃんの足の隙間からギリ見えた。

 

「高見沢さんが悪いんだもんっ!私悪くないし!」

「どいでよ幸華ちゃん…」

「どいてやるもんか!私に踏み潰されてろ!」

「ついでに私も踏み潰して下さい、幸華」

「あぁーーもうっ!なんっで私の周りは変な奴ばっかなのーーー!?」

 

それは君本人が変人だからだよ、幸華ちゃん。

 

送信中です

×

※コメントは最大1000文字、10回まで送信できます

送信中です送信しました!

name&comment