今年も例年通り朝8時からクソ寒い中並んで、そんで寒さ対策もやれてたから乗り越えられた!
だが並んでる間、9時半くらいに列が動くことをここにmemoを残しておくφ(..)メモメモ
トイレ問題があってさ〜、寒いからどーしてもトイレ行きたくなって。だけど列動くと怖いし去年それで危うい目に遭ってるから今回はトイレ我慢したの。来年からは9時ぐらいに行けば問題ないなと再確認出来たのでヨシ笑
そして今日も今日とて人ヤバかった。名古屋のアムールデュショコラを知らない人が軽い気持ちで来るとドン引きするくらいみんな殺伐としてるから、午前中はガチ勢以外あんまおらんと思うのよ🤣
午後からなら少しマシになるかもだけどね。でも本当に食べたかったチーズワンダーとアイスバーグはね、情報収集と朝並んでた前の人達がお喋りしてたのを盗み聞きしてたけど「あ、もうこりゃダメだ。捨てよ」となってメゾンカカオに2万突っ込んだ😂
チーズワンダーもアイスバーグも初出店でタカシマヤ側もまだ予測出来てなかったのかな。アイスバーグはレジが1台しかないと聞いて、10時に例え並んだとしても優先券の人たちも前に大勢並んでるから軽く1時間は並ぶらしいからさ、もうそんなとこで時間使ってられないから捨てましたよ。来年どうなるかに期待してる😂
本当に食べたければそれ目当てで買うしかないね!
チョコレートバンクもよーーやく買えた〜〜!メゾンカカオと同じ系列だけど、美味しいと分かってるからずっと食べてみたくて!あとメゾンカカオの好きな所はレジの多さとスタッフの優秀さがね、もう好きなの。だから毎年メゾンカカオ行っちゃう説ある😘
でも本当にカタログ見る度にいつもメゾンカカオとチョコレートバンクに惹かれるから好きなんだろうね🤣
息子が食べたいと言ったショウダイビオナチュール(お花みたいな綺麗な薄いチョコのやつね)も数年前から出店してて、凄いな〜でも買わんだろうな〜と思ってたら買わされた😎
だってこれ5000円だよ??これをバクバク食われると思ったらムカつくでしょ?🤣
チューリップローズもサテライトだったけどかなり並んでて20分は並んだかな?チーズケーキが美味しくて香りも良すぎて実家行ってみんなで食べたけど、みんなコレ美味しいって言ってくれてたから買ってきて良かった♡
そしてこのチーズケーキが冷凍品だと思ってたら本日限りだったのよ。これアル友の姐さんに渡そうと思って買ったのに「え?どうしよ…🤔 ( ゚∀ ゚)ハッ!ちょーど姐さんの職場近いから行って渡そう!」と思って、渡してきたよꉂ🤣w𐤔
でも渡せて良かったぁ😘
長々とダラダラとすんませんw
合計4万いってる気がする🤗
名古屋行って帰ってきて、そんでまた岡崎イオンでサテライトやってるからそっちに行って…マジでド疲れた🫠
イオンに息子が欲しがってたビートルのミニカー付きのチョコがね、あったからそっちもついでに行ってきましたよ🫠
そして追記は華革命の続き〜。こんな長くなるとは思わなかった。早よ終わらせたい🥺笑
平行世界の君5
「あ゙ーーー……おっそろしかったァ〜〜…」
「やっぱ怒られた?」
「棚瀬にあんな叱られたの初めてかもしれん…」
あれからは全員落ち着いて高見沢の家でなんとなく過ごしていたけれど、俺自身仕事があったのを完全にすっぽかしてしまっていたせいでさっき棚瀬から着信が死ぬほどかかってきていたことに気づき俺は俺でそこで戦慄して今さっきまで棚瀬に説教喰らっていたところだったって感じ。
今日立て続けに仕事入っていたのになんにも連絡しなかったうえに、なぜか俺が高見沢の仕事のキャンセルする為だけに朝電話したきりだったせいで棚瀬に「高見沢さんのことよりも自分のことを優先するところでしょう!?なにやってんですか!」と言われちまったが、まぁ過ぎちまったもんはどうしようもない…。先方に謝り倒そう…
疲れ切っている俺を見ていた桜井があったかいお茶を淹れてくれていたようで、先に飲んでいた幸介と俺と桜井と三人でキッチンのテーブルに座りながら呑気に過ごしていく。
あーー…高見沢とユキはリビングのソファーの方でベッタベタに引っ付きながら死ぬほどイチャついているから見てられんけどね。幸介もひたすら気まずそうにしているうえに、桜井はもう見えていないものとしてあの二人のことを完全に無視している。
まぁ…シュンとマサも明日の朝には記憶も何もなくなっちまうんだからしょーがないとは思ってるけどさ…俺も。そこは俺が我慢するところだろ、と。まだシュンも若いんだし大好きな人とイチャイチャしたいのは当然のことか。
「…んで、幸介お前は元の世界に帰るの?」
そう俺が尋ねれば幸介はお茶飲みながら「あぁ」と返す。
「お前もこっちに居ればいいのに。あっちの世界だと…またお前がツラい思いするんじゃないのか?」
「ムリ。こっちの設備と環境ポンコツすぎてマトモに研究してられんから」
「あ、そうですか…」
俺の優しさをバッサリと切り捨てやがってコイツ…
「でもさ、こっちの世界の人たちはみんな幸せそうだね」
「えっ…?」
「さっきちょっと外出ただけでもう、すぐに分かった。お前らみたいな有名人じゃなくったって、みんな幸せそうだし活き活きしている。…こっちの世界じゃ有り得ないことだからさ、ちょっと羨ましくは思うけどね」
「そっか…」
「でも俺も一応は俊と賢ほどではないけどあの世界ではそれなりの地位にまでのし上がっていってる方だからね。だから俺は今大して不幸なんかじゃない。好きな研究や実験だって出来るし、未だに俊の会社から研究資金は貰ってるからなんとかやっていけてるもん」
「へぇ、アイツ死んでんのに金貰えるんだ?」
桜井…なのかマサなのかは分からんけど、桜井が素直にビックリしながら隣に座っていた幸介に純粋な疑問をぶつけていた。
「俺も俺で俊以外にも何本かパイプ繋げてたもんでね。だからやっていけてるんだよ」
お茶請けとして出しておいた高見沢が買ってあったであろうチョコたちを遠慮なく頬張っていく幸介の話しを聞いていたシュンが、向こう側から「誰が今俺の会社経営してんだ?」と変な目つきしながら幸介を睨んで尋ねてくる。
「かつてのアンタの敏腕な女助手さんがなんとかしてるっぽいぜ」
「……美月が?」
「あぁ。あの人、ホントすげーよ。お前が死んでからあの会社は傾きかけるどころか未だに勢力伸ばしてってるんだぜ?やべーよあの女も。敵には回したくないね」
「…そうか。凄いな…アイツ」
「美月って誰だい?」
「いいよ幸姉がそんなこと気にしなくても。ただの仕事としてのパートナーってだけだから嫉妬しないで。僕には幸姉しかいないから」
「あ、ありがとな俊…」
ソファーの上で寝転んでいる高見沢の上にうつ伏せ状態のユキを乗っけてひたすらにイチャついているシュンだけど、今の発言のせいでユキが少し困惑しているがアイツはそんなもの全く気にすることなくユキの首筋に自分の顔を埋めながら俺らなんか目もくれずユキとイチャつく。
なんか…腹立ってきたな。
ジィッ…とシュンの方を見やってみせると、シュンも流石に俺の視線に気づいたのかなぜか弱気な発言で「ご、ごめん…」と口にしてくるから多分こっちは高見沢としての言葉なんだろう。高見沢も大変だねぇ、厄介なもう一人の自分がいるせいで俺に睨まれ続けるだなんて。あぁ可哀想。
気を取り直して目の前にいる桜井と幸介の方へと顔を向けてはあっちにいる二人をシカトする。
「姉さんなんで俊がいいんだろう…今思うと俺全然アイツの良さ分かんねーわ」
「でもお前、最初はシュンとユキがくっ付けばいいと思ってたんじゃないの?」
「そりゃあ子供の頃から俊から姉さんの話しは聞かされていたからね…。だけどあんなヤバい奴だとは思わなかった……」
死んだようなツラしてボヘーっとしている幸介がなんだか哀れに思う。
「俺たちはアイツのヤバさを知っていたからねぇ…」
「人買いなんてやってる奴を目の前でお前見てきたんだろ?なんでアイツの本性に気づかない?」
「う、うるさい…。こっちだって姉さん助けるのに必死だったんだからしょーがねぇだろ」
「おめーもまだまだだな。よくあっちの世界でここまで生きてこれたな」
「余計なお世話だっつーの。…でもさっきは姉さん助けてくれてありがと…おっさん。感謝は一応してる…」
「おっさんは余計だ」
嫌いな相手なのにちゃんとお礼も出来てエラい、偉いぞ俺。
「そのおっさんってのはマサのこと?俺のこと?」
「二人ともおっさんだろーが…」
「やだなぁ、マサは俺なんかよりずっと若いよ」
ホント…今が桜井なのかマサなのかどっちか分からんくらい二人が上手く融合?し合っているのかがよく分かる。こんなにコロコロ人格変えられるもんなのか?それとも本当に二人で一人みたいな感覚なのだろうか?見てるこっちも変な感じ。
不思議そうにじーっと桜井を見ていると、桜井が少し気まずそうに「そんなに見ないで…」となぜか照れている。
「見てて面白いな〜と思って」
「ま、まぁそう思うよねぇ…。ていうか昼も食べてないから腹減ったよ俺。さっき冷蔵庫ん中見てみたけど全然食材ないからなんも作れやしないよ」
「高見沢アイツ、外食ばっかだもんな」
視線を向けられている本人は俺たちのことなんてまるで気にしちゃいねぇ。飽きずによくもユキとずっとチュッチュしてられるなアイツ。
「外も雪降っちゃって若干積もり始めてるしなぁ〜。買い出し行きたいけど車出すのもちょっとコワイよね」
「俺もスタッドレスに替えてねーからなぁ。歩いて行くかー」
俺と桜井で話してると、幸介もなぜか興味ありげに「俺も行きたいっ」と声をあげる。
「え?まぁ別にいいけど」
「この世界に興味がある。どれだけの人たちが幸せに暮らしていて、どれだけの物が普及しているのかを知りたい」
「じゃあ…一緒に今から行く?そろそろ夕方の時間になっちゃううえに雪も降ってるせいで外がかなり暗いから早めに行こうと思ってるんだけど」
「行く」
そう言うと幸介も立ち上がって俺の貸したコートを着て行く準備をし始めたので、俺も桜井も行く準備を終えてからユキたちに声をかけてみせる。
「ユキ、俺らちょっと買い出し行ってくるから」
「わ、分かったぞ…!あっ、ちょっ…もう俊ってば…!弟がいるんだからやめておくれ…!恥ずかしい!」
「今からコイツら出て行くからまた二人きりだよ?いっぱいイチャイチャしよ?」
「っ〜〜…!もうっ」
「好きにしてて下さいな…」
「ち、違うぞ幸之助!これは違うからなーっ!?」
「へいへい」
なんかもうどーーでも良くなってくるわ、アイツらがあんなに人目をはばからずあそこまで堂々と目の前でイチャつかれると……
妬くというより呆れの気持ちのが遥かにデカい。
俺と同じような目をしていた幸介も大きなため息をついてから俺の後ろを着いてきて、最後に桜井が「じゃ、存分にイチャついてな」と見下したようなツラと言い方するせいでシュンがイラッとした顔をしていたけどそれ以上のことは何も言ってこないのでまぁアイツなりに我慢して成長した証拠なんだろうか。
。
。
「幸介どうだった、ここの世界の人たちは?」
なんの問題もなく買い出しも終え、俺たち三人は今からまた歩いて帰るところ。幸介だけは俺ら二人の後を大人しく着いて回っては周りの人々やここの暮らしの様子をずっと観察し続けていたので取り敢えず暇潰しに聞いてみせる。
「うん…凄いね。この世界ではこの光景が当たり前なんだよな?この東京ってとこから離れても別に誰も困ってないんだよな??」
「基本はね。そりゃあ今でも貧しい人はいるにはいるだろうけど、幸介たちがいる世界ほどじゃないと思うよ?ここではきちんと仕事をして暮らしていけばほとんどの人たちが生きていける。大抵の人たちが衣食住にも困ってないとは思う」
「成金みたいな威張り散らしてる嫌な金持ちがそこら辺にうじゃうじゃいないのも羨ましい。弱い者を虐げ、まるで弱者はアイツら金持ちのおもちゃとでも言わんばかりの態度をしてこないだけみんないい人にしか見えない。全てが平等で…対等に見える」
「そうとも限らないけど…、お前たちの世界からしてみたらそう見えてしまうのも仕方ないよね、きっと」
「車も家も何もかもが大抵の人たちは持ってるんだろうね、ここを見てる限りじゃ。必要最低限どころじゃなく、娯楽も多そうだ。色々寄って見てみたいけど姉さんが心配だから早く帰りたい…」
「そ、そうだな。シュンと二人きりにさせるとやっぱちょっとコワイから早く帰ろっか」
「けど…確かに幸介の言う通り、新都の方は嫌な奴らが多いのも本当だから俺はあんまりあっち行きたくなかったんだよねぇ。だから基本的に俺は吉原に籠ってた方が気が楽だったしなー」
「マサは…どういう暮らしをしてたんだ?」
「俺は幸たちとは違ってごく普通にこっちの世界とあんま変わりないぐらいの暮らしはしていたさ。客たちには本格的な遊郭の世界観を演出したいが為に幸たち遊女は明治や大正時代になるべく合わせた生活をさせていたんだ。それは俺が妓楼を営むずっと前から続いてきた文化だったから俺は何も思わなかったし、それが当たり前だとさえ思っていた。今思うと…かなり異常で酷い生活環境だったよなって…こっちの世界で生きていく度にそう感じる」
「そう、か…」
「まぁだけど幸は俺がかなり優遇してやってたから他の遊女たちとは違って女としての悦びや楽しいコトも教え込ませていたけどな?」
「くっ……」
「おっさん、アンタやっぱ俊に殺されろ」
ニヤついた顔して俺たちに向かってそんなことを言い放つマサにめちゃくちゃイラついたけれど、ハッとした桜井が自分の右頬を自分の右手で思い切りバチンッ!!とぶっ叩いてたのを見て流石に俺も幸介もギョッとしたしちょっと引いた。
「いっっでぇ〜〜…!!」
「自分で自分殴っといてなんだそれ。忙しい奴らだな、ったく」
「もうマサお前変な発言すんなっ!まだ坂崎と幸介くんの前だから良かったものの、シュンに聞かれてたらお前本当に殺されるぞ…!?」
「俊の奴に報告してやろうかな。どっちかと言えばまだ俺も俊の方のが昔馴染みってのもあってアンタよりアイツのがマシだし」
「殺さないで…!ごめんなさい!俺からよく言っときますんで…!!」
「考えとくわー」
「ああぁぁ…!」
なんか…さっきまで銃突きつけあっていたようには思えん空気だなぁ。やっぱり不思議な感じがする。
うん…滑って転ばないように歩いて三人で帰ろう。
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
「ねぇ、幸姉」
「どうした、俊?」
「僕…またいなくなっちゃうけど、幸姉ちゃんと傍に居てくれるんだよね?」
「うん。今までと同じように一緒にいてやるぞ。幸之助も我慢してくれてウチらの関係に目を瞑ってくれるみたいだから、ウチこれからも俊といる」
「でも好きなのは坂崎なんだよね…」
「う、うん…。やっぱりそこは変えられるもんでもないしな…」
「…寂しいなぁ。まぁ…僕の行いが悪かったせいなんだもんね、仕方ないか」
「アンタ本当に何やってきたんだい?どんな仕事していたのさ」
「幸姉は知らなくていいの。貧しかった僕があの世界で上にいくにはやり過ぎなくらいのことをしなくちゃならなかったの。だからもうこの話しはやめ!僕あんまり時間ないんだから僕と一緒にいられるこの時間に集中してっ」
「ご、ごめん…!あんまり知られたくなさそうだしな…アンタ。聞くのはやめとくよ」
「それでいいの、それで正解」
チュッとまた頬っぺたに唇を落としてくる俊。
さっきのゴタゴタ以降、全員なんとか落ち着いたはいいものの俊がウチのことを離さなくてベッタリなのは大変ではあるけどまぁ仕方がない。明日の朝には俊も賢さんも居なくなってしまうからな。
高見沢さんの体の上にうつ伏せ状態で寝転んでいるけれど、さっきからずーーっとこの体勢だから重たくないのかなぁ?なんて心配してしまうが俊はあまり気にしていなさそう。寧ろウチがちょっとでも離れようとするとまた自分の上に引き寄せてはいっぱいキスされたりちょっとエッチなこともしてくる。あと抱きしめられたまま離してくれない。
い、いや…んまぁ…全然いいんだけどな?いいんだけど、幸之助は見てるし弟である幸介に見られるのもなんかやっぱりヤダというか…。唯一賢さんとマサルだけは気にしていなさそうというよりも、イチャイチャしてるウチらの存在を一切無視してくれているからそっちの方が逆に有難いくらいだ。
今も幸之助たちが外へ買い物しに行ってしまったから二人きりだし、誰にも見られてないからさっきよりも遠慮なしにキスをいっぱいしてくる。で、でも確かに俊とこんなにもずっと引っ付いてイチャイチャばっかするのもそういえば初めてか…?そう思うとまぁ今は俊の好きにしてあげようと思ってしまう。
「ンんっ…」
「幸姉、僕とはしてくれないの?」
「一回したじゃないか」
「やだッ!!しません!俺はユキちゃんとは出来ませんッ!!」
「た、高見沢さんも嫌がってるしやめておこう俊…」
「も、もう俺さっきから死にそうなんですけど…!!ずっと坂崎に見られてると思うと心臓止まりそうなんですよこっちは…!!」
「震えてるぞ王子…」
「しょーがないじゃんっ…!!」
可哀想に…本気で震えてるこの人。
「だって今日だけなんだよっ?幸姉も今だけは自由なんだし好きにしていいのは本当なのに!」
「高見沢さんが可哀想だからあんまりムリ言うな俊」
「でもじゃあこれどうしてくれるの?」
「…!」
スリッ、と押しつけてくる下半身に気づいてはいたけど…どうしたもんか。
こ、幸之助たちがいないから今しかないのは確かだがどうする…?しようと思えば今日だけは出来るんだが…、変なタイミングで三人が帰ってきたら言い訳も出来ないしその…また幸之助の傷ついたような顔はもう見たくない。
さっき幸之助たち三人で喫茶店に行って話し合いしてきたその帰り、幸之助はウチの乱れた姿を見て少し悲しそうな表情をしていたのは気づいていた。ウチらのこと、本当はなにか言いたかったんだろうか。で、でもずっと曖昧な態度のままの幸之助も悪いは悪いんだぞ…!ウチずっと幸之助が好きってアピールしてたもんっ!してたのに幸之助の理性だけは壊せなくて、今の今まで幸之助とだけは一度もしたことがない。
本当に好きな人と出来る幸せはウチはこの先も分からないままなのかな…
でも…だけど、今のウチの体なら幸之助は相手してくれるだろうか?そういうちょっとした期待感を捨て切れないウチが俊の相手をするのだなんて、本当にこの子に失礼だよな…。ウチも最低の女だ。ウチも幸之助と同じで曖昧なまま。俊の気持ちを知っていながら応えられないのはウチも幸之助も同じで……似た者同士なんだなって、初めてそこで気づけた気がした。
だからウチら二人は結ばれないのかもねぇ…
「それなら舐めてあげるからそれでいいだろう俊?」
「えっ!」
「花魁だったウチが客から奉仕されるのは当然だったのに対し、今ウチがアンタをこうして奉仕してあげるのなんて例外中の例外。…アンタもウチの中の特別な一人にしてあげる」
「い、いいの…幸姉?」
これがウチにしてあげられる最大の慰めと逃げでしかないのに、健気に嬉しそうに微笑む俊が本当に可愛い。なんで好きになってあげられないんだろうな…この子のこと。
「もちろん。…ほら、出してごらん?」
「う、うん」
膨れ上がった欲望を頬張り尽くす今の自分を見て俊は何を思うのだろう。
搾り取る側だったウチなのに結局は男たちの捌け口にされて、特段上手くもない客の相手をさせられ続けて終いには体の負担が大きくのしかかり気づいた時にはどうにもならない体になっていた。幸介に指摘されてなければウチは気づかないまま呆気なくこの人生終えていたはずなんだと。
あの世界は強い者たちだけが生き残れる世界。
私も遊女だったとはいえ、あの世界で男の上に立てていたというだけで相当優遇されてきたのには間違いない。だからそこは賢さんにはもちろん感謝はしているが…、なにぶんあの人に躾られてきたこの体はこの世界にいても正直だったようで、桜井さんを目の前にするとウチはこの人には逆らえないと暗示でもかけられそうになるから余計高見沢さんの方へいくしかなくて…。本当に申し訳ないことばかりしてたなぁ…と、彼のモノを舐めながら改めてそんな風に思うのもおかしいかもしれんな。
「やば…きもちぃ…、幸姉上手すぎるよ…っ」
「んぅ…っ、ふぅッ…」
「こんなんだと情けないくらいすぐイきそう…ッ」
「んっ…、」
口に咥えるだけじゃなく、しっかり舌も使ってアンタを気持ちよくしてやろうじゃないか。
奉仕するのは疲れるは疲れるけど俊が相手なんだから手を抜きたくない。してやれない代わりにアンタを気持ちよくさせる方法がこれしか思いつかなかっただけだから、ウチは今俊とこれでも逃げながら…だけれど向き合ってるつもりだ。
アンタはいつだってウチに好きだと伝えてくれる。その愛が本気なのも全部分かってる。アンタがあっちの世界でどれほど努力したのかはあの世界にいたウチにもそれは当然分かってやれるつもりだ。
本当は受け入れてあげたい。俊の全部を受け入れてあげたいとは思ってるんだよ?これは本当だよ?だけど……
アンタはちょっと恐ろしい部分も多いのは否めないのでやはりそういうところがウチも女として引っかかる部分でして…。さっきも本気なのか冗談なのかは分からないがウチを殺して自分も死ぬ!って言い出した時は、ほんとーーに恐かったんだからな…こっちは。
俊のウチへの愛が限界を超えるとこの子何仕出かすか分からんからどっちかと言うとやっぱり姉のような目線でしかこの子を見れなくなっちゃうのも事実ではあるし、この重たい愛が原因でまた全てがおかしくなっちゃうのも困るのでウチはいつだって俊の傍に居てやるしかないのだよ。
本当は…ずっと幸之助にも悪いと思ってた。でも幸之助はいつも何も言ってはこずに、ウチらのことを敢えて放って黙認しておいてくれたのにももちろん気づいてた。
ウチ幸之助がこんなにも好きなのにどうして高見沢さんの中にいる俊にばっか気がいっちゃうんだろうって、後ろめたい気持ちと幸之助に妬いて欲しい気持ちが交差してこんなことばかり続けていたんだもの。娼婦に相応しい曖昧な態度だよな…ウチ。
でも…だけど、幸之助のこの恋心はどうしても捨て切れないんだよウチは…!
初めて本気で好きになった人。
こっちの世界の自分だとお互い勘違いはしていたけどあの時は幸之助への好きが止められなかったんだもの。
好き…
好き。
幸之助のことが大好きだ…!
振り向いてくれなくったってウチは絶対に幸之助の傍にいてやる。
例えアンタとは結ばれなくったって、ウチは幸之助を心から好きになれて本当に幸せな女だって言い切れる。あの世界にいた自分がこっちの世界で本当の愛を見つけ、そしてこんなにも近くで愛しているということをアピールし続けられるこんな人生……
最っっ高に幸せ者じゃないかウチは…!
あんな嫌な世界にいたんだからこそ分かる。
ウチは今あの世界にいる誰よりも幸せ者なんだということ。
幸之助に出会えたからウチの心は生き返ったのだよ。幸之助がウチを見捨てなかったお陰でウチは今アンタの隣で生きていられる。
ワガママでもバカな女でもいい。
幸之助と出会えたことに意味があるんだから…
弟には感謝してもし切れないな。
「っ…!ダメ、幸姉…もう出そうっ…!」
「んっ、んぅッ…」
俊の相手をしている時に考えることではなかったが、なぜか今それに気づいてしまったのでこればっかりはどうにも出来ない。
「ムリっ…、出る!」
「ぷぁッ…!」
「まっ!ちょっ…!?幸姉!口離さないでってば!?」
「ぅわッ…!」
寸前で口を離してしまったせいか、吐き出された白いドロドロとしたものがウチの顔に見事かかってしまい俊が慌てて「ご、ごめん幸姉!!」と謝り倒してくるけれど、まぁわざと口を離したからこうなって当然だ。
「ふふ…っ」
「…!ゆ、幸姉?」
「遊女だったウチにはこれくらいヨゴレていた方がお似合いだろう?いいぞ、気にするな俊。こっちの方がエロいだろ?」
「幸姉…」
そんな悲しそうな目で見るな。だってそれは事実なんだもん。
「…さ、顔洗ってこようかな!じゃ、ちょっと待ってておくれ俊」
「……うん」
軽くティッシュで拭き取ってから洗面台の方へ行き、温かいお湯で顔を洗い流す。タオルで軽く水気を拭き取り、大きな鏡の中にいる今の自分はどんな顔をしているのだろう。
そう思いタオルから顔を離して鏡を見てみようと思った瞬間、こっちまで来ていた彼に気づかなくてすぐそこの壁に腕組みしながらもたれかかっていた俊に気づいた時めちゃくちゃビビってしまい、思わず「ビックリしたぁ!」と声が出てしまったではないか。
そんなウチの反応も気にせずだった俊だが、すぐにウチの横に立ったかと思うと彼は「さっきのあの言葉、撤回して」と言う。
「なぜだ?本当のことだろう?」
「ユキちゃんはそんな子じゃないでしょ?」
あれ?高見沢さんだったか…。分かりにくいな、やっぱ。
「ウチはそういう女なんだってば。…さっきの口淫だって誰に仕込まれたと思ってる?あの人には逆らえなくて…好きに弄ばれたこの体には…数え切れないぐらいの男の相手をした証ばかりではないかっ?だってウチ花魁なんだもん。女の子たちが憧れの眼差しで見てくるウチはあの世界では確かにファッションリーダーではあったぞ?だけど現実はそんなに甘くない過酷すぎる世界。死ななかった方が奇跡に近いのに」
まだ拭き残しがあったのでタオルで軽く拭きながら鏡越しに高見沢さんに話しかけてみせる。
「そんな哀れんだ目で見ないでおくれ。もうそんなの慣れているからなウチは。それに、何度も言ってるが本当にウチはまだマシだった方なんだぞ?本当だからな?だから賢さんには一応これでも感謝してるんだ」
「……。」
「もちろん幸之助にもな。ウチ、この世界に飛ばされて幸之助がおらんかったら本当に生きていけなかったと思うしなぁ〜。だから幸之助にだって…」
「ユキちゃん…」
「? どうしたんだい、高見沢さ……」
一瞬でウチの目の前に来ていた高見沢さんだったが……
なぜか今高見沢さんとして彼はウチにキスをしてくる。しかも結構深いやつを。
意味が分からなくて体が変にビクッと跳ねてしまったけど、高見沢さんのキスが止まることなく…というか益々激しくなってきてウチの頭に両手まで回され、この広い洗面台の上にウチは軽く手を置き完全に迫られているこの状況に本気でドキドキしてしまったではないか。幸之助以外にウチ、ここまでドキドキしたことなんてないのに…!
キスされる度に、えっ?えっ…??と頭の中ははてなマークでいっぱいだし、今の彼は本当に俊じゃなくて高見沢さんなんだよ…なぁ??
な、な、な、なんでっ…?なんでだい、王子…!?どうしたんだいきなり…!!
「んッ…!ふぅんンッ…!?」
「さっきの言葉撤回して。じゃないと本気で続ける」
「えっ…?はッ…!?な、なに言ってんだい王子…!まっ、…ておくれ…あぁッ…!」
「ユキちゃんはそんな子じゃない。汚れてる姿がお似合いだなんて冗談でも言わないでくれよっ…!ユキちゃんの体…あれ以来俺以外とは誰ともしてないんだよね…?」
「そ、そうだが…?」
「良かった…。俺が君の嫌なツラい思い出を上書き出来たままなら良かった…」
「ちょっ…、本当にどうしたんだい王子…ッ?」
「さっきのフェラもマサから教え込まれたものなんでしょ?」
「そりゃ…そうだが…」
「妬ける…。死ぬほど妬ける」
「ぁあッ…!?」
いきなり胸を弄(まさぐ)ってくる高見沢さんの手にまた思わず体は反応してしまう。一体急になんだ…!?本当にどうしたんだい、高見沢さん!
そして何度も与えられる口付けはいつもの高見沢さんの口付けではないのも瞬時に理解出来る。な、なんだ…コレは…!
「まっ…て!」
「…シュンのせいで俺までユキちゃんのこと好きになりかけてきてコワイよ。可愛い…、こんなにも可愛い君の体をマサや…他の男たちに貪られてたのが超ムカつく」
「えっ…?へぇっ…?」
「さっき俺にフェラしてる時、ユキちゃん何考えてたの?」
「っ…」
ドキッと嫌な方の意味で跳ねる心臓。
「坂崎のこと考えてたでしょ?本当に愛おしい人のこと考えながらしゃぶってたんでしょ?俺のを咥え込んでるのにねぇ…。本っ当に変態だね、ユキちゃん」
「っ〜…!」
な、なんで急に言葉責め…!?
しかもウチがさっき幸之助のことばっか考えてたの見破られてるんですけど…!
「照れてるユキちゃんめちゃくちゃ可愛い。坂崎以外には見せない表情だったのに遂に俺にも見せてくれたね?…エロいのは同意するけど、君の心は綺麗なままだから…さ?だから撤回して?」
「お、王子…っ」
洗面台の物が置かれていない空いてるスペースに浅く座らされ、そして服を捲りあげてブラのホックを外してきてそのまま胸の先端に吸い付いてくる高見沢さんは、間髪入れずにウチの下半身にも手を伸ばしてきて履いていたショートパンツのホックとファスナーを下ろされ、更にその下に履いていた黒のタイツの下から手を侵入させて来てはウチの気持ちよくなる箇所を遠慮なく弄ってきてウチの全身を強制的に昂らせていく。
突然の訳の分からない刺激に体はあっという間に快楽に達してしまい、すぐにビクビクッ!と身震いをしてしまった。な、なんでこんなことになってるんだウチ…?
「あッ…!やっ…!」
「俺もシュンの奴に侵食されてるのかなぁ。ユキちゃんが悶えれば悶えるほどまた下半身が今までにないくらいガチガチになってくるよ、ホント。さっき抜いてもらったばかりなのにね!」
「ンんッ…!?」
なんでそんな明るく言ってくるんだい…!?なんか恐いぞこの高見沢さん!
「坂崎にも触らせたくない。まぁでもユキちゃんも坂崎より俺との方が結構激しめのプレイ出来てるんだもんね?それはそれで俺嬉しいなぁ!」
「い、言うなそれは…ッ」
「俺の前でこんなに照れちゃってる。はぁ〜…でもまぁ坂崎にムカつく気持ちもあるにはあるけど、桜井やマサの方には絶対いけないの分かってるから嬉しいなぁー。ユキちゃんこれからもいっぱい可愛がってあげる。今までは主導権握られてたけど今度からは俺が握るから。あ〜…まぁ、ユキちゃんが坂崎のこと好きなのは分かってるから俺も別にそれを邪魔したりしないよ?こんな気持ちになってるのもシュンの影響のせいなのも分かってるから別に混乱はしてないからね俺」
「ほ、本当に…高見沢さんなんだよなッ?俊じゃないんだよなっ…??」
「高見沢だよっ?ねぇ、ユキちゃん…俺の指気持ちいいでしょ?もっと欲しい?」
「それ…はっ…」
「俺にもそういう蕩けた顔してくれるの嬉しいなぁ…」
そう言いながらまたウチにチュウッとキスしてくる高見沢さんが耳元で「かわい…」と言いかけた時、玄関の方からガチャンという扉が開く音と共に買い出しに行っていた三人が帰ってくる声が聞こえたので二人してドッキィ!となってしまい、慌ててウチは服の乱れを直そうとしたけど高見沢さんが焦っているウチに大きめのバスタオルをポスっと頭から被せてくれた直後「お風呂入る体(てい)にしといて」とだけ告げればそのまま脱衣所からすぐ出ていってしまった。
「……?…??」
結局今のはなんだったんだろう…と、頭の中が軽くパンクしているうちにもリビングの方からは幸之助たちの何気ない会話が聞こえてくるから知られてはいけないと思ってしまい、妙にドキドキしてしまった。
「なんか……ウチやっぱ全員に弄ばれておるな…」
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
あっぶね〜〜…!!
坂崎たちの帰ってくる音がしたから秒速でユキちゃんとのコトを隠蔽したけれど、多分気づかれてないはずだ…
幸介に「あれ、姉さんは?」と尋ねられたけど何食わぬ顔で「お風呂入りたいんだってさ」とだけ伝える。それに対して「ふーん」ぐらいの反応しかしていなかった幸介と桜井に対し、坂崎だけはなぜか俺だけをジーーッと見てくるというより軽く睨んでるような気もしなくはない……
…やっぱムリ死ぬ。
あんまり変な態度を見せたくないのでしれっと仕事部屋まで行き自分の心を落ち着かせる。坂崎たちは今から晩メシ作ってくれるから多分こっちには来ないはずだ…
「…これで良かったんか、シュン?」
そう問いかけてみせると不思議なことに頭の中へダイレクトに伝わってくる言葉がある。それは「これでいい」と少し気まずそうに頑張って伝えてきてくれる震えかけた声。
「お前も…ユキちゃんのあの言葉に傷ついて悲しかったんだよな…?」
「あぁ」と短く答える声。
「俺も…お前と同じだったよ。それを否定してあげたくて俺と交代してくれたんでしょ?…ユキちゃんをこれ以上傷つけない為に」
そう問いかけると「そうだ」と頷く声。
「まぁ…お前何するか分からんもんな…。頑張って…俺と交代してくれてありがと。お前の記憶がなくなったとしても…俺ユキちゃんのこと別の形でちゃんと大切にするから」
俺の言葉にはなぜか暫く声が返ってこなかったけれど、少し経ったらシュンの泣きそうな悲痛な声が静かに訴えてくる。
「本当は俺が幸姉をちゃんと愛したかった。幸姉に愛されたかった。でも今のこんな俺じゃあそんなの到底ムリだと理解出来てしまったよ…」と。それに続く言葉は「だからお前に…幸姉のことを託す」と震えかけた強い言葉に俺の方も貰い泣きしそうになってしまう。
「…うん。お前のこの想い…絶対に大切にするから。お前を一人ぼっちになんてさせないから。俺がここに居てやるから。大丈夫だよ、シュン」
ありがとう…と囁くお前の声はこんなにも優しい。
「俺は俺のやり方で君を愛すよ……ユキ姉」
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