ユキ姉と幸華入れ替え10

シフォンケーキ2回焼いたのに全然上手く膨らまねぇ……シフォンケーキ作るの嫌いになりそうなくらいムカつくww

でも味と食感は美味しいんだよなぁ…😇

なんでぇ?なんでなんでなんでー?何回やっても膨らまん…

同じ日に2回作ったけど…はみ出ない。もこもこにならない。シフォンケーキ以外のお菓子は上手く作れるのにな。難しすぎる…

 

 

ユキ姉と幸華入れ替え10

 

ガチャ…と恐る恐るドアが開く音がしたかと思えば、そこからひょこっと現れたのは俺に悪戯をしてきた女がなんだか面白そうにしながら「こーのすけっ!」なんて呑気に名前を呼んでくる。すっげームカつく…

俺はまだ媚薬の効果が抜けきれていないというのに…。さっきよりかはだいぶマシにはなってきたけど、それでも悶々とするものはする。

中に入ってきたユキをギロッと睨みつけてみるも、当の本人は私何かしましたか?みたいなすっとぼけたツラしているのもまた腹が立つ。そしてそのままベッドへのぼってきては俺の隣でゴロンと寝転がってお互いの顔が近いくらいの距離でニヤニヤされると余計に腹が立つ。あームカつくわこのバカ女。

 

「お前なぁ…!」

「どーお?エッチしたくなった?」

「する訳ねぇだろ…!何度も言ってるが、俺はお前とはシない」

「そっか〜。…でもさっき私賢さんと高見沢さんといっぱい遊んできちゃった‪‪❤︎‬」

「は、はァ?…え、てか……誰?」

「ふふんっ」

なんか会話をし始めた時から言い表せられない違和感があったけど、喋っていくうちに普段のユキとは口調も一人称も違うしで…しかも賢と高見沢がなんで??と頭が疑問でいっぱいになると同時に、俺の今目の前にいるこの女は誰?としか思えなくなってしまった。

ユキだと思っていた相手が別人に入れ替わっているのを知って一瞬だけ目がキョドってしまったが、思考をフルに回転させてみる。この話し方、雰囲気、少し生意気そうな態度…どこかで見たことが…

 

「……幸華ちゃん?」

「お、せいかーい!ピンポーン!よく出来たねお兄ちゃん〜‪‪❤︎‬」

「お兄、ちゃん…」

あぁそっか。幸華ちゃんの世界の俺はこの子の兄貴だったかそういえば。

「て、てか…じゃあユキはどこ?」

「あれ?そんなにユキお姉ちゃんが気になるぅ〜?やっぱなんだかんだお姉ちゃんのこと好きだよねー?お兄ちゃんって」

「…あのバカ女が人に迷惑かけてないか心配なだけだ」

「ふーん。それなら問題ないよ。今頃きっとアルフと一緒に居るだろうしぃ」

「はっ…?幸華ちゃんとこの化物と?なんで??」

「入れ替わってイタズラしてみたかっただけだよ。とはいえユキお姉ちゃんは仕方なく私の遊びに付き合ってくれた感じだからあんま責めちゃダメだよ?それにアルフと一緒だからそんな迷惑だとか気にしなくていいから!」

「…化物はそれ知ってんのか?」

「知らないけどアイツ鼻がいいからすぐバレるよ。ユキお姉ちゃんとアルフがエッチしてても私別にそんな気にならないしぃ?」

「はァッ?それどういう意味だコラ。ユキの体は今休めなきゃいけない時期なんだよ、そんな無責任なことすんな!」

「やだなぁ〜もうそんな怒らないでよー。アルフは人間じゃない化物なんだよ?」

「それでもユキの体に負担がかかったらどうすんだよ!?ユキの体と精神傷つけたら俺は許さないぞオイ!」

「……もう素直に好きって言っちゃえばいいのに、って私に言われたくないか」

「あぁッ?」

ムクっと体を起こした彼女は「そういえばさ、」とこの話題から逸らそうとしているのが見え見えだ。つーかなんでこんな状況になってんだよ俺…。ずっとこの子に弄ばれてたんか?

つーか残ってた媚薬の効果も吹っ飛んだわ。

 

「さっきのお兄ちゃん強引で気持ちよかったよ〜‪‪❤︎‬」

「ばっ…!!」

「あ、あと賢さんと高見沢さん二人ともいい男だね〜!沢山楽しませてもらいました‪‪❤︎‬」

「……。」

「どしたの?」

「噂通り性癖ぶっ飛んでるな〜と思っただけ」

「それは全部アルフのせいだから!てかさ、お兄ちゃんホントはユキお姉ちゃんがアルフと一緒に居るだけでも嫌なんでしょ?ましてやエッチなんかしてたらどーする?」

「…そりゃいい気はしないよ。一応大事には想ってるからね」

「ほらやっぱり‪‪❤︎‬ あ、媚薬の効果切れたでしょ?外の世界行こーよ!ユキお姉ちゃんに会えるから!」

「え」

「ほらほら!行くよー!」

「…強制ですか」

それにしても…俺、ユキと間違えてこの子のこと襲っちゃったんだよね?

あれコレもしかして俺が化物に脅されるやつ?アイツかなり嫉妬深いから恐ろしいぞ。さて俺はこれからどうする?ユキのことは気になるが、今は自分のことで頭がいっぱいになってしまった。

 

⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆

サ「あら、ようやく戻ってきましたね」

ソ「ホントだ」

ユ「っ…」

ア「幸華‪‪❤︎‬」

幸華「…げっ。なんでお兄ちゃんまでここにいんの!?」

執坂「俺がいちゃ問題あるのか?ん?」

幸華(大アリだっつーの!)

執高「幸華ちゃんおかえりー」

執桜「楽しかったぁ?」

幸華「う、うん。結構楽しかった」

執坂「何してたんだお前?そっちの世界の人たちに迷惑かけてないだろーな?」

幸華「お兄ちゃんには関係ないでしょ!黙ってて!」

執坂「なんだとこの…!」

幸「…ハァ。まぁまぁそう喧嘩腰になるな。ビックリはしたけど迷惑はかけられてないから心配するな」

執坂「そ、そう…?」

幸華(庇ってくれた?)

ア「幸華おかえりなさい‪‪❤︎‬ 中々楽しんでたみたいですねぇ!‪‪❤︎‬」

幸華「あ、う、うん」

執桜(やっぱヤってたんかなぁ)ヒソヒソ

執高(この態度ヤってるでしょ絶対)

幸「……ユキ」

ユ「…っ」

幸「久しぶりにユキの花魁姿見た気がする。やっぱり似合うな」

ユ「…えっ?あ、ありがとう幸之助っ。す、凄く嬉しいぞ」

幸「そう…?」

ソ「あれ、なんか素直だね幸ちゃん」

サ「確かに珍しいですわね。いつもならみんなの前ではツンツンしてるというのに」

幸「うるさいな…。ユキが花魁姿似合うのは本音だからそう言ったまでだよ」

ユ「幸之助…」

ア「坂崎様!幸華がそちらにお邪魔してたようで、いかがでしたか?楽しめましたかぁ?‪‪❤︎‬」

幸「っ…!こ、コワイなぁ…その笑顔」

ア「? そうですか?私は貴方を責めたりなど致しませんよ?ですが、少しお話しがしたいと思ってはおります」

幸「話しって…」

ア「では女性陣には聞かれないよう少し離れた場所でお話ししましょうか!」

幸「お、おう」

幸華「アルフ、そっちのお兄ちゃんイジメないでよ?」

ア「分かっております‪‪❤︎‬」


幸「で、話しってなに?」

ア「直球に聞いてもよろしいですか?坂崎様はユキ様のことをどう思いで?」

幸「なっ…。どうって言われても…バカだけど、可愛い妹みたいな存在で…ほっとけないからずっと俺の傍に居させてやってるみたいな…」

ア「本当にそんな曖昧なものなんですか?」

幸「曖昧、かなぁ…」

ア「失礼ですが、私は先程ユキ様の影の部分に触れてきました。あのお方は普段とても明るく振舞ってはいますが、過去が過去なだけにやはり思ってた以上の影がまとわりついております」

幸「そんなことは分かってる。でもユキからそういう話しはしてこないし、蒸し返さない方がいいのかなって…思ったりもして。聞くに聞けないよ、そんなの」

ア「あぁ、ダメですよ坂崎様。貴方がユキ様を救える存在なのですから、貴方の方から手を差し伸べないといけませんよ」

幸「随分上から目線だなぁ。アンタにユキの何が分かる?」

ア「先程も申し上げたように私はユキ様の影の部分に直接触れてきました。あのお方が今までどういった仕事をしていたか、どれだけの客と体を重ねてきたのか、そしていかに体が弱っているのかも全てこの私に伝染(つたわ)りました」

幸「…なんでお前がユキのそんな事情を知ってる?」

ア「言ってもよろしいのですか?私はユキ様と、」

幸「っ…、お前…!」

ア「えぇ、ご察しの通りです。ですが安心してください!私は人間ではなく化物です。ユキ様の体に負担は一切かけておりませんし、寧ろ逆に癒してさしあげました!心も体も、暗い過去を上書きしておきましたよ‪‪❤︎‬」

幸「…っ。そう、か」

ア「坂崎様はどうしていつもそんなに思い詰めて悩んでおられるのです?ユキ様が救われるのならば、、と相当痩せ我慢していませんか?そちらの高見沢様とユキ様の関係にも口出ししていないようですし。ほら、今も私が言ったことに対して言葉をグッと飲み込んだような態度ですし」

幸「俺だけがユキをどうにか出来るだなんて思ってないからかもな…。ユキの世界と俺の世界じゃ常識や生活が何もかも違う。ましてや高見沢と桜井の中には俊と賢がいる。俺だけじゃないから…。ユキの心を救えるのは他にもいる」

ア「そうでしたか。心の距離を置かれてるのは確かですねぇ」

幸「別に距離を開けてるとかはない!ただ…こんな俺なんかがユキの全てを救えるだなんて驕りたくないだけで…。それに、たまに俺だけ仲間はずれにされた気分になるんだよ。ユキや桜井高見沢の中に居る男たちのせいで、時々自分には分からないような絆というか…なぜか三人が離れていってしまう気持ちになるんだ。それが怖いんだろうな…きっと」

ア「ふむ。ソフィア様サクラ様に比べ、ユキ様が好きな人を相手に寂しがる理由も分かりました。坂崎様、何をそんなに恐れているのです?ユキ様は貴方のことを心から好きなのですよ?ユキ様が他の誰かに助けを求めましたか?救って欲しいと言ってましたか?ユキ様は貴方が忙しい人間だからと、だから暗い話しは出来ないんだと、とても気を遣われておられましたよ。気づいてください、坂崎様!ユキ様はとても心の優しくて強い女性です。しっかり目を見て話しを聞いてあげてくださいね、いつか」

幸「……、」

執坂「なんか…思ったより重い話しだな」

執高「な。ビックリ」

執桜「他の世界のみんなと比べて俺らって相当平和なのかな?」

幸「…平和が一番だよ。時々一人にされた気分になるからね、俺は」

ア「しっかり気を持ってください坂崎様!ユキ様は貴方でなければ嫌だと、そう言っておられました。好きだとか嫌いだとか、そういうセリフを言わずともユキ様は貴方のことをずっと待っておりますよ。私みたいにね」

幸「そういやぁ、アンタもそうか…ユキと似た者同士ってことか」

ア「えぇ、はい!ですが私は幸華に対して我慢などしておりません!好きということは好きと伝え、これからいつまでも一緒に生きていたいというのも本心ですし、幸華が自分の気持ちに気づいてくれるその時まで待っていますよ!」

幸「そうやって素直に言葉を伝えられるアンタらは凄いよ。尊敬する。今の俺にはまだ出来ない」

ア「ですから、その時まで待っていて欲しいと一言ユキ様に伝えるだけですよ。その言葉で心のモヤモヤがかなり晴れますからっ」

幸「そんなもん?」

ア「そんなもんです。嘘をつかず、真っ直ぐな言葉で伝えられた方がこちらとしても誠意が伝わってきますしね。そう気負わずに、もっとゆとりを持ってください」

幸「…ま、ちょっとは考えてみるよ。ユキがフラフラ高見沢や桜井の方へいっても大目に見てやれるような心の広い男になりてーよな」

ア「それでしたら私と同じ寝取られ属性になりませんかっ?‪‪❤︎‬ 好きな人が他の男に取られると思うとそれはもう、とっても興奮しますよぉ!‪‪❤︎‬」

幸(そういえばコイツ性癖かなり歪んでたわ)

ア「あ、それか私がそちらの高見沢様(俊様)と桜井様(賢様)の相手をしてあげても構いませんよぉ!‪‪❤︎‬」

幸「お、おう」

執高「やっぱり化物さんって色んな意味でぶっ飛んでるわ」

執桜「ずっと真面目な話しをしてたのに急にコレよ」

執坂(この人が義弟になる日がくると思うと震える)

 

幸華「ねぇねぇユキお姉ちゃん、アルフとどうだったー?」

ユ「えうっ…!?あ、あー…んと、とにかく色々と凄かったぞ…(ˆˆ;)」

幸華「楽しかった?」

ユ「楽しかったといえば楽しかった、な。過去の嫌な記憶を上書きしてくれようとしたし、こんなウチのことを可愛いだとか格好いいだとか褒めてくれて…嬉しかった。感謝しておるぞ」

幸華「それなら良かったー!」

ユ「ていうか幸華ちゃんはウチと化物さんがこんな風になっても本当に気にならないのかい?」

幸華「うん、ここにいるお姉ちゃんたちなら気にならない。そりゃー自分たちの世界で私の知らない人やどーでもいい人とか…まぁ友達でももちろん嫌なんだけど、ユキお姉ちゃんたちなら気にならないから安心して」

サ「安心する部分が違うと思いますけどね」

ソ「私が同じ立場だったら絶対言えないなぁ、そのセリフ」

幸華「私はお姉ちゃんたちのことを信用してるからね〜。だって世界違うしぃ?相手の男のことを大好きだって気持ちも変わらないしぃ?アルフに抱かれたぐらいで心移りしないの分かってるもん」

ソ「それも…そうなんだけどぉ…(^^;」

サ「やはりこのお二人は私たちには理解出来ない領域にいるみたいですね」

幸華「そう?あ、そーいえばユキお姉ちゃんとこのお兄ちゃんって本当にお姉ちゃんのこと大切に想ってるんだね!」

ユ「えっ?」

幸華「私に言われたくないかもだけど、早く好きって言っちゃえばいいのにね〜。お姉ちゃんの体や心のことを心配してたし、あの人ならお姉ちゃんに何かあればアルフが相手でも絶対臆することなく刃向かっていくなーって思ったよ」

ユ「幸之助が…?」

幸華「ユキお姉ちゃん、体早く回復するといいねっ。あのお兄ちゃんならきっと受け入れてくれるし、優しく包み込んでくれるよ!」

ユ「そ、そうか…(//~//)カァ~ッ」

幸「おい、余計なことを吹き込むな!」

幸華「え〜?あんな発言や反応しといてそれは通用しないな〜〜!」

幸(うぜぇぇええ)

ア「そんな態度していますが案外素直なんですねぇ‪‪❤︎‬」

幸「う、うるせーよ。あの…ユキ、俺はお前に好かれていてそれが心地好くてそれに甘えてたのかもしれない…。もちろん高見沢や桜井の方へ行っても俺に止める権利はないと思ってる。…あ、でも桜井に体の関係迫ったらそれはそれで真面目に怒るからな?」

ユ「それはバカなウチでも流石に分かっておる!」

幸「それならいいんだけど。…俺はお前を見失うのがコワイのかもしれん。フラフラしててもいいから…俺の傍から離れないで欲しい」

ユ「っ…!(こ、こんな真面目に言われたことないから思わず胸がギュッとしてしまったぞ)」

ソ「わぁ。幸ちゃんがこんなに素直になってるところ初めて見たかもっ?」

サ「確かに人前でここまでストレートにユキさんに伝えるなんて珍しいですわね」

幸華「うわぁあ〜!見ててキュンキュンする〜〜!!」

執坂「大人の恋愛はフクザツですな〜」

執高「俺だったらこんな面倒くさいことになるなら相手切っちまうわ」

執桜「多分俺らの恋愛観とは違うんだろうしあんま変な発言してやるな高見沢…」

ア「障害が多ければ多いほど面白いですからね〜‪‪❤︎‬」

執坂(このヒトが言うんならそうなのかなって思っちまうわ)

 

 

ちょっとはユキ姉と幸之助の距離が縮まればいいな、と

 

 

 

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