今日は役員会の引き継ぎしてたんだけど、やっぱり行事係は秋の運動会辺りはめちゃくちゃ忙しそうだなぁ😂
まぁやるしかないから頑張るか…。一緒にやるママさんがまさかの同じクラスの子だったからちょっとは話が通じるから良かった部分ではある笑
多分、10月11月辺りは凄い大変だろうからここの更新も疎かになる気はするけどごめんね笑
そして久々にソフィア書いたけど、割と短めでサックリと読める。最近マジで一話が長いもん、書いてるこっちも疲れちゃう🤣
結構真面目な話しを三人でしてます😌
でもソフィア書いたの二年ぶりて…🫠
あの日の命
黙祷。
お城の人たち全員が集まって、今私たちは全員でお城に付属してる教会で亡き命たちに祈りを捧げる。
そう。今日はマサルの両親やその他にもここのお城で勤めていた人たちの命日でもある日。
命日の今日、私は初めてみんなと一緒にここに参列することとなったのはやっぱり私がこのサカザキ家の一員として認められたからだと思う。人魚の頃にも何度かマサルから、亡くなった人たちへお祈りを捧げる日があるんだよと伝えられた時もあるし、マサルは両親の命日になると酷く落ち込んだりもするのを確かに目にしてきた。
…でも隣に今マサルはいるけど、今日は結構落ち着いてそう。目を瞑ってはジッと静かに佇み祈りを捧げる。マサルの向こう側にもコウちゃんもいるけれど、彼もまた静かに目を閉じてみんなと一緒にお祈りをしている。
ソフィアになって初めてこの場に参加した今、私も色々と思い出すことがあるのは本当。
𓏸 𓈒𓍼𓈒𓇼𓈒𓐍𓋜𓈒𓏸
黙祷が終わり、教会の方からみんながお城へ戻る中私たち三人だけ今は海の方へ来てお散歩していた。
マサルがだいぶ静かにしているからコウちゃんが気遣ってか彼が色々と話しを振ってくれてるのがよーく分かる。私とコウちゃんだけでお喋りしていると、ようやくマサルが「ソフィアもさっきは参列してくれてありがとう」とほんの少し疲れたような表情で伝えてくれる。
「参列するのは当然だよ。なんて言っていいか分からないけど、私も参列していいってなった今本当にサカザキ家の一員になれたんだな〜なんてちょっと思っちゃったり。ご、ごめんね…こういう話しをする時じゃないかもしれないのに…」
「いや、いいんだ。俺もソフィアが隣に居てくれて嬉しかったよ。…ようやく父さんと母さんにソフィアを紹介出来たような気がして本当にそれは良かったと思う」
「そう言ってくれてありがとねマサル」
「こっちこそありがとうソフィア」
いつもとは明らかに違う雰囲気が漂っている。
今の海は波はあるけどそれなりに穏やか。天気もとてもいいし、荒れた海とは大違いなほどに美しく目の前にキラキラと輝いては大海原が広がっているというのに…
そしていつもの場所まで来てみればそこで歩みを止める私たち。私も遠くの海を見つめながらポツリと「私もね、お母様が亡くなってるの」と初めて二人にこのことを口にしてみせた。
私がいきなりそんな話しをしてくるせいで、二人はめちゃくちゃビックリしては「えっ?」という反応しか出来ていないけど、ずうっと話してくることはなかった話題だから仕方ないかもね。
海を見つめたまま私は話していく。
「私のお母様はね、私が小さい頃に事故で亡くなってしまってるの」
「そう…なんだ?」
コウちゃんが言いにくそうに口にしては耳も同時に傾けてくれている。
「うん。あの日は夜で…海が凄く荒れた日だったのは覚えてるの。お母様は私と違ってとても勇敢で、他の人魚が困っていたりすると見捨てられなくて、いつも助けに行ったりとお父様が逆に困ってしまうぐらいにあの方はとても偉大で勇敢だったの。でもそれが災いしたのかな…。荒れ始めた海へ私たち人魚は出ていってはならないと幼い頃から言いつけられているんだけど、その日は水上近くで船体を見つけたお母様がその近くにいた仲間たちを呼びに行く為に荒れ始めた海を出て行ってしまって…。私やお姉様にお兄様、それにお父様もみんながお母様のことを止めたのだけれど…」
私の話しを静かに聞いている二人だったけど、私が言葉に詰まってしまったせいでマサルが「そっか…」と小さく小さく呟いていたのだけは聞こえてきた。
「だから私にはあんまりお母様と過ごした記憶がないから…そのせいってのもあるけど私は二人に今までお母様の話しをすることはなかったんだよね。ごめんね、二人とも」
「えっ…?いやそんなこと気にすんな。ソフィアの方からその話しをようやくしてきてくれて嬉しいよこっちは」
「うん。言いにくい話しなのにわざわざ俺たちに言ってくれてありがとう」
「……。でもね、とっても優しくて全員から愛されている人魚だったのはよく覚えてるよ。ほんの数年の間だったけど、私もお母様のことが大好きだったしお母様も私たちに沢山愛情を注いでくれていたと思う。お父様ともラブラブだったのも覚えてるなぁ」
薄れていきたくないのにお母様との思い出は大人になりにつれて消えていこうとする。なんとなくは覚えてるけど、私一人だけの記憶だけじゃ完全には補完出来ないのが現状。お父様やお兄様お姉様たちが話してくれているからまだ思い出せるだけであって、私一人だったら絶対にムリだったと思う。
「だからね、私マサルの気持ちが少し分かるのっ。でも私には沢山の家族がいたからなんとか悲しさは紛らわせてはいたけど…、マサルはそうじゃないもんね。私みたいに家族が大勢いたとかじゃないから、マサルがあの頃本当に悲しくてやるせない気持ちだったのは一応分かってはあげられる」
「ソフィア…」
「ごめんね急にこんな暗い話しをしちゃって。でも私もいつ二人に話そうか考えてはいたの、昔から。だけど中々タイミングがなかったというかマサルが海の事故で両親を亡くしていたのも知っていたから余計に話しづらかったというか…。私たち人魚でも海で死ぬことはあるんだから、人間なんて一溜りもないはずだもん。荒れた海ってそれほど危険だし、私もそれだけは絶対に気をつけてはいたんだよね。だからマサルが海を怖がってしまうのも理解してあげられる。よく慣れてくれたと思うもん、本当に」
そう私がマサルに柔らかく微笑みかけると、マサルはコウちゃんを指差しながら「コイツのせいだし…」とジト目でコウちゃんを見ていた。そんな指を差された本人は知らん顔。
「コウちゃんも…あの時、本当は凄く怖かったはずなのに」
「……。」
あの時、とはもちろんコウちゃんが海に溺れて死にかけてしまった日のこと。そして私たちが出逢った日のこと。
「海は怖いよね。今はこんなにも穏やかで綺麗なのに…。天気が少しでも変わると驚くほど恐ろしいものへと変わっていってしまうもんね。私たち人魚なら多少波が荒くっても平気で泳げはするけど、人間はそうもいかないのは私も知ってるから。私もソフィアになってから一度溺れかけて死にそうになってしまったけど、タロウたちが助けてくれたから今こうして生きている訳で…もしあの時タロウたちが助けになんて来てくれなかったら私も海の藻屑になっていたのかもしれない」
「俺も…、ソフィアが……いや。タカミザワがその時いてくれたから助かったんだ。本当にありがとう…」
「気になっていた人間なんだもん、そりゃあ助けるに決まってるよ私だって」
カモメが何匹か空を飛んで鳴いている。
潮風がとても気持ちがいいはずなのに、こんな話しをしているせいか心は少し陰り気味。するとコウちゃんがまた口を開いては話しを続けていく。
「俺も正直に言えば海で溺れた時本当はすげぇ怖かったよ。だって本当に…本っ当にどうにも出来なかったからさ。木の板に足を取られて服も着ているせいで体がビビるくらいに重たくて…どんどんと真っ暗な海の底に沈んでいくあの感覚は多分二度と忘れられないと思う。本気で終わったと思ったよ俺は。ソフィアの言う通り海は怖い。サクライの親父さんやお袋さんのことや亡くなってしまった城の者たちのことは頭では分かっていても、いざその時にならなければ海の本当の恐怖は知り得なかったはずだ。たまに溺れる夢はみる時もあるけど…まぁでも俺は海嫌いじゃないからさ。寧ろ好きだ。だってタカミザワに会えたんだから」
「コウちゃん…」
命の話しをしているからか、やっぱりいつも以上に真剣な眼差しをしているコウちゃんが私を見つめてくる。うん、そうだよね…二人がそんな経験をしているのに海を好きでいてくれたから私たちは出逢えたんだもんね。
キッカケは確かに恐ろしいものだったけど、私たちにとってもそれはそれで大事な出来事だったので難しいところではあるかも。海の事故なんて絶対起きてはダメだけど、でも私たちを繋いでくれたものでもあるからやっぱりちょっと複雑だね。
私たちの話しを聞いていたマサルがようやく「二人とも、言いにくいのにありがとう」とお礼を口にする。
「ソフィアの家族が海にいる以上、これから先も俺たちは海の中へと何度も潜るだろうけど…ソフィアももう今は人間なんだから油断せずに気をつけよう。俺もサカザキも人魚のお陰で今は海の中で息も出来るし陸と同じような感覚でいてしまいそうになるけど、その錯覚に溺れないようにしなきゃ本当に俺たちは死ぬ羽目になる。今一度気を引き締めなくちゃな、俺らは」
「…そうだな。忘れかけてたけど普通人は水の中では息なんて出来ないもんな。俺たちがそこだけは特別だけど、荒れた海を泳げるかと言われたらそうじゃねぇ。夜の暗い海にだって一人で泳げる訳じゃないからな。気をつけよう、本当に。ソフィアも…もう無茶だけはすんなよ?」
コウちゃんに忠告されてしまえば「うん」としっかり頷くしかない。
「私も油断しないように気をつける。だって二人とこの先もずっと…生きていきたいもん」
相変わらずカモメが鳴いている声と波の音だけは耳に届いてはくるけれど、それ以外の音はあまりない。
死者を弔う生者である私たちは、またもう一度その場で目を瞑り静かに祈るだけ。
隣にいた二人の手がキュッと私の両手に重なり合あえば二人は何を考えて、この静かな空間で何を思うのか。
そしてもう一度そっと目を開ける私たち。
もう誰も…
大切な人をこの海でなくしたりなんてしませんように。
「…そろそろ行くか」
「そうだね。もうすぐ昼食だもんね」
「午後からは俺たちも仕事せにゃならんからな〜っ。あ、ソフィア昼から時間空いてる?」
「今日は多分大丈夫だと思うんだけど…?なにかあった?」
「いや〜、ただお前の作ったお菓子が食べたくて作って欲しいだけー。サクライも食うだろ?」
「作ってくれるなら食べたいよ、もちろんっ」
「ホント?じゃあ何種類かまた作っておくね!」
「ソフィアが料理上手で良かったわ〜」
「誰かさんとは大違い」
……その誰かさんとは?
口に出してもいいのか分からなかったし、出したら多分また私が理不尽に怒られるのでここは敢えてスルーしておこう。
お城の方へ戻っていくと、タナセが「今日は珍しく物静かですね、皆様」と言われてしまった。やっぱりさっきしんみりした話しをしてたのを引き摺ってるせいなのかなぁ?
けどもう大丈夫。もうとっくの昔の出来事だし、私もマサルも大切な人を思う気持ちは今も昔も変わりないってだけだから。
「……。」
もし次に海の中のお城へ戻った時、お母様の形見をこっちまで持ってこよう…かな?
𓇼𓆡𓆉 ⋆.・゚𓆉𓆡𓇼𓆡𓆉 .゚・.
人魚のお話を書いてた当時から私の中では人魚の母親は亡くなっていることになっていたけども、中々話にする機会がなかったのでよーーーーやく書けたかな?という感じです
まって…前の話のタロウのやつが2024年に書いたやつかいな…。もう二年経っとるやないかい!そんな書いてなかったっけ?:( ;´꒳`;):
※コメントは最大1000文字、10回まで送信できます