執愛小話3

アベンジャーズパレット、ゲットしてきたぜー!ちゃんと色んなキャラが描かれてて嬉しい✩⃝

そして今日やってた怒り新党、5年ぶりかー!懐かしいな〜と思いながら有吉と夏目ちゃんの初々しい夫婦仲が観れてほっこり面白かった。笑

 

そして、、

男の子でした!ꉂ⍢⃝☺︎꒡̈⃝⌄̈⃝¨̮

 

やっぱり嫉妬しちゃうんです

 

昨日はコピーが代わりに学校行ってくれたけど、コピーの記憶では幸い白雪さんとは会わなかったらしい。なんだかホッとしたような、なんとも言えない感じというか。

だからこそアイツが迎えに来てくれる今日がちょっと不安‥

なんか今日はより学校にいる時間が長く感じた。
帰りの先生の挨拶も終わり、私はそのまま教室を出ようとした時に友達からのお誘いがきてしまった。

 

「幸華〜、帰りにパフェ食べに行かなーい?」

「パフェ?いいよ、行きたい」

「じゃあちょっと待ってて!」

「うん。あ、今日彼氏が迎えに来てくれる日だからそこまで連れてってもらう?」

「えっ!いいの?」

「なんかいつもごめんね」

「うぅん、アイツも全然気にしてないし大丈夫だよ」

少し教室でうだうだしてる私たちだったけど、他のクラスの友達とも合流することになってやっと学校から出たところ。

だけどやっぱり嫌な予感って当たるもんで‥。いつも車が停めてある場所まで向かおうとしたら、案の定というか‥白雪さんがそこにいた。というよりアルフ、外に出て何か二人で喋ってるし‥。なんなの。

一瞬立ち止まってしまった私に友達が少し心配してくれたけど、取り敢えず私が先頭に立ってアイツのいる場所まで近づいた。

 

「あ、幸華。おかえりなさい」

「‥ただいま」

「あら、坂崎さん」

「うちの彼氏になんか用?この前からそうだけど」

「この前も言いましたけど、とても魅力的な方だなと思って調べさせてもらったんです」

「えっ‥?調べたって‥?」

「名前は高見沢俊彦さん。○○学院大学の三年生で趣味はロックバンドをすること。あと筋トレですかね。甘いものもお好きと知りましたので、ぜひ食べて欲しいお菓子があったので今渡したところなんですが‥本人は高見沢さんではないと仰ってて」

「そ、そんなことまで調べてたのっ‥?なんで??」

「‥気になったからです。彼氏さんにだけだと悪いと思いまして、坂崎さんにもちゃんとお菓子用意してありますよ。はい、どうぞ」

「え?あ、ありがと‥」

「じゃあ、また来週ですね」

「‥‥。」

 

可愛らしいラッピングにオシャレな袋。

多分美味しいお菓子が入ってるんだろうなぁ‥って察する。アイツの手元にも同じ袋があるのが目に入ってしまい、またハァ‥と溜め息をつくだけ。笑顔を見せるなとは言ったけど、物を受け取られる方も結構キツい。

私、ワガママなのかな‥?これくらい許してあげるべき?

明らかに落ち込んで見える私を気遣ってか、友達に「大丈夫‥?」「今日やめとく‥?」なんて聞かれてしまった。そうだ、友達にも悪いことしちゃってるな‥

 

「‥うん。ごめんね、連れてってあげるなんて言っちゃって」

「全然いいよ!気にしてないから」

「彼氏さん、幸華のことよろしくね」

「ちゃんと元気づけてあげてね‥」

「はい、分かってます、大丈夫ですよ。では帰りましょうか、幸華」

「‥‥ぅん」

友達にもう一回だけ謝ってからその場で分かれ、私とアルフだけになった。車の中で無言だった私にアイツは「今日は家に帰しましょうか」とだけ言ってくる。

気遣ってくれてるつもりなんだけど‥この前からずっとモヤモヤするなぁ。

考え事をしているとあっという間に家に着いてしまった。だけど私は車から降りようともせず、ただ黙ってむくれているだけになっている。そんな私を見てはアルフが「帰りたくありませんか?」と尋ねてくるけど、何も答える気はしなかった。

 

「幸華」

「‥‥。」

「それか私の家に来ますか?」

「‥‥、」

「大丈夫ですよ、このお菓子も捨てるつもりでしたから。食べたりなんかしませんよ」

「‥‥うぅうッ」

また感情がぐちゃっとなる音がした。

そんな状態の私を見ていたアルフが私に何か言葉をかけようとした時。コンコンと私側の窓が軽く叩かれたかと思うと、そこにはお兄ちゃんが立って何か言いたげにしていた。なに、もう。

だから窓を開けてお兄ちゃんと会話出来るようにしてみせると‥

 

「なにお前泣いてんの?」

「な、泣いてないもん!言いたいことはそれだけかっ!?」

第一声がめっちゃ腹立つ。しかもニヤニヤしてるし!

「あ、こんちゃ化物さん〜!」

「こんにちは、お兄様!大学の帰りでしたか?」

「そうそう。もしかしてまた幸華が迷惑かけてる?」

「ん〜、嬉しい反面複雑な気持ちですけどねぇ。ヤキモチ妬いてくれてるのは嬉しいんですが、最近こんな調子が多くてっ。まぁ、そこが可愛いところなんですけどね‪‪❤︎‬」

「化物さんは幸華に甘すぎるんスよ〜。もっと叱ってやっていいんですからねー?あ、幸華、今日も父さん母さん帰り遅くなるって言ってたからテーブルの上にお金置いてあるってさ」

「‥‥あっそ」

「お前なぁ〜‥!」

「お兄様、それか私たちとご飯食べに行きますか?」

「えっ?いいの?なんなら機嫌悪い幸華抜きでもいいっすけどねぇ!」

「な、なんで私だけ抜きになるの!私も行く!」

「じゃあサッサと機嫌直せ。化物さんを困らすな」

「っ〜〜‥!」

 

お兄ちゃんがいるといっつもこうなる‥!なんでか知らないけどお兄ちゃんは全面的にアルフの味方になっちゃってるし、私が何か反論してもアルフのこと出して私に何も言えなくさせてくる‥ウザい。

お兄ちゃんがアルフに向かって「家あがってってもいいッスよ〜」なんて勝手なこと言ってくるから、アルフもそれを素直に聞き入れて「では少しだけお邪魔させてもらいます‪‪❤︎‬」と笑顔で答えてる。だから車を停めてから、結局私たち三人で家に入ることになっちゃった。

 

私は制服から私服に着替え、リビングで談笑している二人に「いつご飯行くの?」と尋ねてみせるも、お兄ちゃんがテキトーに「お腹すいたらでいいんじゃない?」なんて言ってくるから、まぁいいやって感じ。

数時間リビングで三人ダラダラしていると、お兄ちゃんがお腹すいてきたって言うからようやくご飯食べに行くことにした。てかいつもアイツの作る手料理ばっかだから夜に外で食べるのってあんまりないんだよね。

お兄ちゃんが寿司食べに行きたいって言うから、回転寿司に行くことになった。お寿司美味しいよね〜。

 

「てか幸華、今日なにそんなふてくされてた訳?」

「お兄ちゃんには関係ないじゃん」

「幸華の学年の子が私に言い寄ってくるのが気に入らないみたいで」

「ばっ‥!」

「へー、いっちょ前に妬いてんのか、そーかそーか。可愛いとこあんじゃん」

向かい側でニヤニヤしながらお寿司頬張ってるお兄ちゃんにイラッとした。可愛くなくてすいませんでしたー!

「あ、お兄様。もしかしたら高見沢様にも迷惑かけてしまう可能性がありますが、そこは私が全力でお守り致しますからそれだけをお伝えしておいて下さい。この姿を借りてる身でして、その子が的確に高見沢様のことを調べあげられてしまったので何かの危害に遭わぬよう暫くは高見沢様にも目を見張っておきます」

「え、そーなの?調べあげられるって凄いね‥。アイツそんなSNS頻繁にやってないし、やってても特定されないレベルのことしか呟いてないと思ってたんだけど‥」

「向こう様が相当裕福な家庭みたいでして。お金の力を借りればなんとでもなりますから」

「あーそういうことね。分かった、一応高見沢には伝えとくわ」

「はい、申し訳ありません」

 

隣で深々と真剣な表情で頭を下げるアルフの横顔をチラッと見てみると、ほんの僅かにだったけどハァ‥と溜め息をついてる仕草を見せた。珍しい、コイツがこんな風になるなんて。自分の失態に落ち込んでるんだろうなぁ。

‥身近にいる人間のことをコイツはどれだけ真剣に守ってくれているんだろ。そんなの今の顔を見れば分かるよね。

やっぱりコイツは優しい化物だなと思った。

私もさっきの態度、謝らなきゃな‥

 

「さっきはごめん、アルフ‥」

「フフっ、いいんですよ。受け取ってしまった私も悪いんでしょうし」

「別にアンタは悪くないし。私の心が狭いだけだもん‥」

「狭いだなんて思ってませんよ。機嫌を悪くする程には私のことを想ってくれているんだと自覚出来ますので、逆に私は安心ですっ」

「‥むぅ」

今の発言をお兄ちゃんがいる目の前で言うな!

そう心の中でツッコミを入れたあと、恥ずかしくて暫くもくもくとお寿司を食べることだけに集中しちゃった。優しく隣で微笑みかけてくれるアルフと、楽しそうにからかいの視線を送ってくるお兄ちゃん。

‥めっちゃ嫌な時間だ。でもお寿司はしっかりと頂いた。

 

。。。

幸華がドライブして欲しいと化物さんに頼んだ癖に、アイツお腹いっぱいだから眠くなってきちゃったとか言ってそのまま助手席で寝やがった。なんつーワガママ娘だコイツ‥

後ろでスマホいじってたら前の二人が全く喋らなくなったな〜と思ってると寝息がスースー聞こえてくるし、我ながら面倒くさい妹だなと心底思う。化物さんに謝ると苦笑しながら「大丈夫ですよ」と言うだけだし。

ハァ‥

 

「お兄様はこれからどうされますか?帰りますか?それともこのままドライブでも続けますか?」

「まぁ‥どっちでもいいかな?」

「それでしたら私の海の方の家に向かいがてらドライブでも致しましょうか」

「海の方に家があるんですか?眺め良さそう」

「はい、とっても綺麗ですよ‪‪❤︎‬」

「いいな〜」

そんな会話をしていると、ずっと隣に置いてあった可愛らしい袋の何かがあるのには気づいていたけど‥コレなんだろ?そう思っていると、化物さんが俺の心を察してか「それが今日貰ったお菓子です」と伝えてきた。

「へぇ‥。可愛らしいラッピング」

「中身もとても素敵でしたよ。‥本当に」

「そーなの?何が入ってたの?」

「開けてみても構いませんよ‪‪❤︎‬」

「いいの?じゃあ‥」

 

化物さんの言葉に甘えて、ラッピングを取って袋の中を確認してみると美味しそうな焼き菓子の詰め合わせが入ってた。これを捨てるにはもったいねーなと思うくらい美味そうだ。

それと手紙のようなものが入っている。化物さんが言いたかったのはコレのことか?と思い、書かれてる文字を目にした途端‥‥

えっ‥?なんだ、コレ‥?

 

慌てて化物さんに向かって「コレどういう意味‥?」と恐る恐る聞いてみせるも、何食わぬ顔で化物さんは「そのままの意味だと思います‪‪❤︎‬」なんて笑顔で返してきたけど‥‥

ウソだろ‥?

 

サッと手紙を袋の中にしまい込み、俺は寝ている幸華の方へと視線を向けてみせた。

コイツ、本当に大丈夫なのか‥?俺もどーにかした方がいいのか?

 

「‥‥。」

「心配しないで下さい、お兄様。私がいる限り幸華さんの安全は保証致します。相手は所詮は人間、私同様の化物ではないので大丈夫ですよ」

「‥ていうか化物さん、貴方の方もこのままだと‥」

「私は相手に名前も告げてないですからねぇ。それなのに詳しいことまで調べあげるところは褒めてあげたいものですね。まぁ、私は人間ではありませんから到底調べあげることはムリでしょうから安心して下さい」

「でも‥」

「幸華さんには秘密にしておいて下さいね‪‪❤︎‬」

「わ、分かった‥」

この会話はここで一旦終わりにして、取り敢えず違う話題に変えてみせた。まぁ、この人のことだから多分大丈夫だとは思うけどさ‥

それでもちょっとこの二人のことが心配になっちまっていた。

 

ようやく海が見えるところまでやって来たかと思うと、なにやら物凄い豪邸っぽいものが目に映り込む。てかあんな建物あったっけ?と思っていると、化物さんが「あそこの家です‪‪❤︎‬」と告げてきた。それを聞いて耳を疑ったのは言うまでもない。

思わず「はっ?」と失礼な言葉が出てきてしまったけど、本心だったからどうしようもない。

あっという間にこの豪邸に着き車を停める化物さん。え、この人一体何者‥?もしかしてめっちゃ凄い金持ち?そりゃ車見たら金は持ってんだろーな〜ってのは分かってたけど、まさかここまでとは‥

 

車から降りて幸華をお姫様抱っこして家の中まで運んで行こうとする化物さんの後ろについて行き、玄関にあがってパッと電気がついたこの家の豪華さと広さには度肝を抜かれるしかなかった。

どっかのリゾートホテルかよオイ‥。つーか幸華、いっつもこんなとこ遊びに来てたんかコイツ?言えよな、ったく。

化物さんは幸華をベッドまで運ぶので、テキトーに座ってて下さいと言ってきたけど‥正直どうしていいか分からん。リビングと思われる場所に通されて、デカすぎるソファーにデカすぎるテレビ、そして何一つ不満もないくらい綺麗で広くて居心地のいい空間。窓ガラスもデカいし観葉植物がいい意味でリゾート感を出していて、なんか流れているオシャレな音楽も何もかもがすげーとしか言いようがない。

 

余りにも凄すぎてボーッと突っ立っていると、化物さんが戻ってきて「座らないのですか?」とクスクス笑っている。

だから真っ白で広々としたフカフカなソファーの上に座ってみせるも、なんか全然くつろげねぇー。気を利かせてくれてか、化物さんがテレビをつけてくれて「好きな番組でも映画でも動画でも何を観てても構いませんよっ」と笑顔で俺に伝えてきた。

 

「す、凄すぎる‥」

「他にもこんな家がいくつかありますよ‪‪❤︎‬」

「えっ!?」

「いつかお兄様もお呼びしたいと思ってましたので、やっと連れて来れて嬉しい限りです‪‪❤︎‬ 県外ではありますが、湖畔の近くにある別荘でぜひ今度は高見沢様と桜井様もお呼びして皆さんでバーベキューでもしましょう‪‪❤︎‬」

「あ、アイツらもいいんですか‥?」

「えぇ!ぜひ‪‪❤︎‬」

凄すぎて感動の溜め息が出ちまうわ‥マジで。

「お兄様、お酒飲まれますか?一杯やりませんか?」

「あ、じゃあ一杯だけ‥」

「おつまみも作ってくるので少しだけ待ってて下さいっ。ビールがいいですか?チューハイにしますか?ワインもサワーもありますよ」

「えーっと‥じゃあサワーにしよかな‥」

「分かりました!ではお待ち下さい‪‪❤︎‬」

 

そう言ってどこかへ行ってしまった化物さん。

なんか萎縮しちまうわ‥。幸華の奴、こんな凄い人と付き合ってるなんて一言も言ってこねーからまさかの金持ちすぎてビビるわ俺。しかも今度は桜井と高見沢も誘って別荘でバーベキューしようとか‥。アイツらぜってー誘いに乗ってくるわ。いや俺も行きてーもん。

無意味についているテレビのバラエティーをぽけーっと観ていると、桜井の姿をした化物さんが知らないうちにやって来てお酒とおつまみを運んできてくれて目の前のテーブルに並べ始めた。やべ、美味そ。この人の作る料理、俺大好きだわ。

 

「ではカンパイ!」

「か、カンパーイ」

俺は今流行りのレモンサワーを飲み、化物さんは白ワインを飲んでいる。おつまみも三種類作ってくれて、それに加えチータラやサラミもナッツ詰め合わせも追加で持ってきてくれる親切さがヤバい。こんなん俺惚れるわ。しかも料理は相変わらず美味いから、幸華は物凄い人を掴まえたな〜と心から本気で実感した。

いつも見た目が高見沢や桜井、そして俺だからなんか親近感あったせいで自然と接していられたけど、こういうのを見せられるとなんか纏ってるオーラが違うというか‥。今は桜井の姿をしているのに、ワインを飲んでいるとこがムダに格好よく見えてしまう。まぁアイツと違ってこの人はより一層大人に見えるよう、口周りに髭を生やしてるせいもあるかもしれんが。

 

「あの‥いつも幸華とこんな豪邸で過ごしてるんスか‥?」

「えぇ、そうですね!他にもいくつか家がありますので、気分によって転々としていますよ」

「へぇ〜‥。すっげー‥。てか幸華っていつも化物さんといる時どんな感じなんですか‥?」

「そうですねぇ。口では素直じゃないのは確かなんですけど、甘えてくる時は甘えてきますねぇ。決して好きとは言ってくれませんが、夕方の時のようにヤキモチを妬いたり嫉妬したりはしてくれてるみたいなので、そこは嬉しいポイントですかね?」

「ふーん。アイツも少しはマシになってきたって訳か‥。なんか迷惑ばっかかけてる気がしてならないんスけど、ホントに大丈夫なの‥アイツで?」

「そうですね、私は幸華さんがいいので‪‪❤︎‬」

「もっと可愛い女の子なんていっぱいいるのに‥」

「兄妹揃って同じこと言いますねぇ!」

「だって‥こんな凄い人とアイツが釣り合うかって言うと甚だ疑問というか‥。いや、もちろん幸華のこと好いてくれて有難いっスよ?でももっと貴方に相応しい人なんて沢山いるのに‥。たかが子供のJKのアイツがそんなにいいっすか?」

「子供とか大人とか私にはあまり関係ないというか大差ないと言いますか。幸華さんは私に対しても思いやりと気遣いの出来る素晴らしい子だと感じています。だからこそ天邪鬼であろうと私は幸華さんのことが大好きですっ。素直じゃない部分も、悪態ついてくるところも、すぐに嫌いと言ってくることも全てひっくるめて愛おしいと思ってますよ」

「いつも思うけどホント化物さん凄いよなぁ‥。幸華に腹立ったりしないんですか?」

「今まで一度もありませんね。向こうは私に対してムカつくとよく連呼してますが、私は特になんとも、はい。というより私も生きている時間が長いので、色んなことに悟ってはいますし」

「そりゃそーか。よっぽどのことがない限りそう怒ったりはしないって意味?」

「そうですね。幸華さんがよっぽど変な行動を起こさない限りは怒るつもりも叱るつもりもありませんね。私はあの子の親でも家族でもありませんし、余計なことを口にして口論などにはなりたくありませんので」

「全然叱ってやってもいいんですけどねぇ〜!ま、貴方が怒らない代わりに俺が怒ってやってるよーなもんですから」

「それは実感しております‪‪❤︎‬」

 

この人は本当に幸華のことを好きでいてくれてる。

誰から見ても羨ましがられるくらいにアイツは好かれている。なのに本人が素直になれないのはこの人のことが好きだって認めたくないからなんだろーなとふと思った。

でも将来のことは少し考えてるっぽいし、他の女には取られたくないと思えるくらいにはやっぱり大切な相手だと認識してるからか。この人から貰った指輪もいつもちゃんと着けてるしさ、ホントなんで好きって言ってやらないんだろって疑問すぎるわ。アイツバカだ。

ま、こういう関係性でいられることがきっとアイツにとって心地いいもんなんだろうけど。たまに素直になる時があるからこそ化物さんも余計幸華にのめり込んでるとこもあるっぽいし。可愛くて仕方ないんだろーねぇ。ちょっと俺には理解出来んけど。

それでも兄としては嬉しいと思っちまう。

 

「いつも幸華の傍にいてくれてありがとうございます。人間ではないと知った時、正直どうしていいか分からなかったけど、今はめっちゃくちゃ感謝してます。‥幸華を選んでくれたのが化物さんで良かった」

「いえいえ!私なんて相手を甘やかして逃がさないようにしているだけのズルいやり方ですから」

えへへ、と苦笑している化物さんだけど一人の人間の為にこの人はどれだけ尽くしているんだろう。幸華がなんにも言わないから知らなかったけど、この言い方だと相当甘やかされてるな〜って分かるセリフだ。

「実際どんだけ甘やかしてるんすか?」

「何から何まで私がやってしまうものでして。料理もですが他の家事全般やってしまいますし、髪をとかすのも乾かすのですら私がやってしまいますね。お菓子も紅茶もコーヒーも、幸華が食べたいと言ったものはリクエストに応えますし、行きたいと言った場所には必ず連れて行ってしまいます。あまりにも私がやり過ぎるものですから、たまにご飯を作ってくれたり皿洗いや掃除も手伝ってくれるところがまた嬉しいポイントですね‪‪❤︎‬ 堕落しきらず、幸華さんなりに私の手伝いをしようとしてくる姿勢と少しでも私に楽をして欲しいという願望が見えて、本当に可愛いなぁと思ってしまいます‪‪❤︎‬」

「‥俺絶対次に彼女出来てもそんな尽くせねーわ」

「やめた方がいいですよ!さっきも言いましたけど、私は好きな相手を逃がさない為にここまで尽くしてるだけですので!」

「俺も女になって化物さんみてーな人に好かれてぇわ‥幸華の奴が羨ましすぎる‥。ここまでして貰ってアイツあんな態度とか許せんわ‥」

「フフっ、叱らないでやって下さい。私がやりたくてやってるだけですから‪‪❤︎‬」

 

羨ましすぎてうぜ〜‥

なんて思っていると、後ろから「お兄ちゃん!?」と言う声が聞こえてきた。

よーやく目を覚ましたか、このバカ妹が。

今まで化物さんに聞いた話しを幸華に問いただせば、しどろもどろしながら顔を赤くして否定ばっかしてきやがる。ホントに‥まったく素直じゃねーな、俺の妹は。

 

 

送信中です

×

※コメントは最大1000文字、10回まで送信できます

送信中です送信しました!

name&comment