カイジのサントラ1時間耐久とか30分耐久とかなんか知らんうちに増えてるんですけどぉ‥!
あーやっぱカイジのテーマ曲大好きだ。笑
てなワケで聴いていたら主君様たち描きたくなったし、ちょっとした小話も書きたくなったのでモソモソ創作してました( *ˊᵕˋ)
ねー。奴高がホントは主人公なのにね〜影薄いよね〜ごめんねぇ。笑
久々に単発なお話書いた気がする。ここずっと小話とはいえ何話かに区切って結局長くなってたもんなとw
奴隷で終わってたまるもんか
俺の人生、こんな風になる為に生まれてきたんじゃない。
どうして何もしていない俺がこんな目に遭わなきゃならねーんだ?理不尽すぎやしねーか?
昼か夜かも分からないこの暗い冷たい場所で、自分を縛り付けるこの冷ややかな鎖が死ぬほど憎くて仕方ない。
一度出られたと思った外の世界。
それがまた遠のいていく。
‥でも、俺は諦めた訳じゃねぇぞ。いつか絶対にまたこんな場所から逃げ出してやる。
そして復讐してやる。
俺をこんな目に遭わせたアイツらに報いを受けさせなければ気がすまねぇよ。
誰であろうと人なんか殺したくない。そう思っていたのに、今じゃ立派に殺意の塊しか俺の心の中には存在してねぇ。無論、俺を裏切った坂崎もだしこんな目に遭わせた元凶のあの男だって殺したくて殺したくて仕方がない。
人なんか信じちゃいけねぇーんだと‥ようやく気づいたさ。こんな風になるまでに気づかなかった自分が愚かしい。
そりゃドクズの坂崎なんかを信用し切ってた俺が最高にバカなんだけどさ‥‥
「はぁーー‥‥」
さっきまで坂崎が俺の入っている部屋という名の牢獄までやって来て、相変わらずペラペラ一人で気が済むまで喋っていやがった。
アイツは‥‥あの坂崎という男は現社長である桜井とやらを殺して自分が社長の座に返り咲きたいらしい。やろうと思えばいつだって実行出来るはずなのに、やろうとしないのは傍にあの秘書が常に目を光らせているからだろう。だからこうして俺を自由にさせる代わりにうんたらかんたら‥毎度のことながら言ってくるが、誰がテメェなんか信用するかってんだ。
マジで死んでくれ。
一時的に協力するのも一つの案だとは思ってる。だが仮に、協力するとして坂崎が俺を自由にしてやるという保証は?
図体だけは自分の方がデカい癖に、坂崎の方が圧倒的に身体能力は上だし、厄介なことに人殺しの術を持っているせいでそこが物凄く引っかかるところなんだよ。隙見せたら俺が死ぬだけじゃねーか。
だがアイツは割と本気であの社長の死を願っているからなのか、最近チラチラと奴の行動パターンやらなんやらを俺のいる前で独り言を呟いていやがる。前にもお前が言ってたように、俺にあの社長を殺せってか‥?そりゃあ殺せたら殺したいわクソが。
もう二度と躊躇するもんか。
だけど‥あの男も同情したくなるくらいには可哀想な奴だとは思う。言っとくが同情“したくなる”ってだけで、誰も同情してねぇからな。
坂崎があの男の大切な人を殺さなけりゃこんな事にはなってなかったはずなのに‥。一度ぶっ壊れちまった心はそう簡単に元には戻らねぇ、か。
よりによって信頼していた友人に裏切られるというね。その元友人とやらが昔話しをたまにペラペラ喋ってくるが、あの男はかつて俺の想像もつかない程出来た人間性だったらしい。何度も何度も挫折や裏切りを乗り越え、ようやく立ち直ってきた頃に‥‥
人生ってほんっと分かんねぇもんだわな。誰からも好かれて、お人好しで素直で‥素晴らしいくらいに出来た人間性の奴があんな風にぶっ壊れちまうんだからな‥
人を変えるのは人って訳か。
あと、あの男が哀れだなと感じたのが一番近くに居た人間がとんでもねぇくらいヤバい人間性の奴ばっかだったってことかもしれねぇ。
坂崎もそうだが、特にあの秘書‥。あの秘書が隣に居たのがアイツの運の尽きなんだろう。奴を一目見れば分かるが、あの秘書があんな近くに居たらそりゃ闇堕ちして元になんか戻れるはずねぇわな‥。もっと周りに居る人間がマトモで奴をどん底から救い出していたなら、俺も他の奴隷扱い受けているみんなもこんな事にはなっていなかったはずだ。それは断言出来る。
あぁ、そうだ。あの男はある意味可哀想な男なんだろう。
人の苦しむ姿を見て喜び、人がいくら死のうがなんとも思わず、人が幸せなことを許せない。
そんな人間になんて‥なりたくねーよ、俺だって。でも、それを受け入れちまったのがあの男だ。
だけど‥だけど、唯一アイツが変わらねぇ部分がある。
坂崎がよく愚痴ってくる、アイツの嫁のことだ。愛おしい人に対しての気持ちだけは変わらないアイツの堕ち切れなかった部分があるのだけは分かっている。
そこだけは綺麗なままなんだろう‥
だけど俺はずっと思っている。死んだ嫁とお腹の子のことを奴の前で口にしてみたらどんな反応をするんだろう?と。貶してみたらあの男はどんな形相をして俺に食いついてくるんだろうか?と。
例え奴が大事にしてきている唯一のモノだろうが、俺にとっちゃそんなもんどーだっていい事だ。そしてソレは奴を冷静にさせない材料になってしまうことも知っている‥!
奴は嫁と生まれてこなかった子供に対する愛情が異様に強いのも全部分かっているさ!‥だからソレが餌になるんだろ?
あぁ、そーだよ、見てみたいよアイツが俺の言動で取り乱している姿をよぉ‥!!
人としてやっちゃいけない事だとは思うぜ?だけどあの男は俺たちにどんな仕打ちをしてきた?それぐらいのセリフ許されるはずさ!
外道と言われようが俺もなりふり構っちゃいられねーんだよ。
アイツらのお陰で俺も残念なことに心が穢れ始めてしまったからね。そうさ、周りには誰も俺を励ましてくれる奴なんざ居ねーんだ。一人暗い部屋の中で毎日毎日毎日毎日アイツらが早く死なないか、どう殺してやろうかとしか考えてないこの頭なんだからよ。
‥どうやってアイツらが出来る限り苦しんで死ねるかばかり考えているさ。
「‥‥俺にだって‥心配してくれる家族がいる。友達もいる‥っ。なのに、‥それなのに‥!アイツらはそれを全て奪っていったんじゃねぇかッ!!俺を騙してっ‥こんな深い地下に閉じ込められて‥!誰にも声すら届かねぇじゃんかよ‥!!
誰が許すかよ!!自分たちだけの欲求の解消の為に、なんで俺らが犠牲にならんといけねぇんだよオイッ!!
‥‥クソがぁ‥。出来るならテメェらの今持っている全てを奪ってやりてぇよ‥。全部が全部ぶち壊してやりてぇよ‥何もかも‥!!」
あぁ、本当に心の底からそう願っているさ‥
いつか‥いつかぜってぇ這い上がってみせる。
こんな奴隷みたいな扱いをさせた事をその身で後悔させてやる。
ここから出る為にも坂崎を利用してやろうじゃねーか。裏切られる前にこっちから裏切ってやろうじゃんかよ。
俺がもう一度陽の光を浴びた時、俺の復讐が始まる。同じ扱いを受けた仲間たちを集めさせてみせる。
「俺はアイツらが死ぬまで死ねない‥。死んでなんかたまるもんか」
光を失いかけている俺の瞳は、闇と光の間をせめぎ合ったまま葛藤している。
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