今日アムールデュショコラという名の戦場行ってきた( ᐛ )و
もうね、インスタでみんな言ってた通り緊急事態宣言とかコロナとか「は?そんなの関係ある?」ってくらい密だったのはホント草
いやでも行けて欲しい戦利品はget出来てホント良かった!でも1つだけ食べたいもの売り切れててショックだった( ;꒳; )
最恐トリオ6
高見沢の奴‥大丈夫かな‥
自分の家の屋根で、ボーッと荒れた海を眺めていたら、下から俺の名前を呼ぶ声がする。なのでそちらへ視線を向けてみせると、船頭は「そっち行っていいか?」と尋ねてくるので、どーぞとだけ簡潔に答える。
よっ!と言いながら、梯子も使わずに俺の隣までやって来た船頭は俺以外に七十二番が居ないのを知って「アイツは?」と問うてきた。
「フラっと御神木の方へ向かってったのだけ見たぞ」
「そっか。大丈夫な訳ない、よな」
「かもな」
「普通に心配なんだが‥」
「じゃあ見に行くか?今のアイツ、かなり荒れてるかもしれんぞ」
「それなら尚更心配だ」
「‥行くか」
。。。
「ちくしょう!ちくしょう!!‥クソが!!クソぉおおッ!!!」
ガンッ!ゴッ!と御神木をひたすら拳で殴り続けていれば、当たり前だが両の手は殴った際に出来た傷ばかりが増え、所々から血が垂れ流し状態だ。こんな傷まみれの手でも、今は痛みを感じなくなるくらい心が怒りで沸騰しているのが分かる。
過ぎたことをどうこうするなんて、こんなしょぼい人間の俺には出来ない。魔法でも使わない限り過去に戻ることなんて有り得ねぇ。だけど‥それでも、そればかり考えてしまう。
「ノーマルぅううッ!!」
もう一度、思い切り御神木を殴ってみせた。そうすればまた新しい傷が増えていき、プチッと皮膚が切れる感覚が手から伝わってくる。
アイツは‥ノーマルの俺は何を考えてやがる!?
なぁ、楽しいか?俺たちをこんな風にさせて‥楽しいのか?あの俺、性格わりぃからぜってー楽しんでるんだろうなぁ‥クソッタレ。
「くっ‥!!」
もう一度、御神木を殴りつけようとした時。後ろから「やめんか」という船頭の声がしてきたので振り返ってみせると、そこには船頭と桜井が俺を心配しにここへやって来た様子だ。
「それ御神木。この島を守ってる大切な大木なんですけど」
「‥知るかっ」
「ったく‥」
殴るのをやめ、俺は二人から顔を背けたが桜井が近づいてきては、俺の手を見て「自分を傷つけるのはやめろ」と言い放つ。なんでぃ、お前まで‥
なんて思っていると、俺の手を取りどこからか取り出したのかペットボトルに入っている水をそのままトポポポッと振りかけてきた。
「滝つぼの水、持ってきといて良かった」
「‥‥、」
ほんの少しだけ傷が染みる。一応感覚は取り戻せたらしい。滲み出ていた血を洗い流し終えれば、俺はそのまま自分の両手を見つめては大きな溜め息をつくだけ。
「お前、さっきノーマルって叫んでただろ?」
「あ?」
「ノーマルが何か関係してんのか?」
「‥だったらどうした」
「高見沢、いや。お前たち最恐トリオはそれに気づいていたのかっ?」
「あぁそーだよ。俺たち三人は完全にノーマルのオモチャにされてんだよぉッ!」
「じゃあなんで早く言わなかった?」
「言ったところで誰もノーマルをどうにか出来るとは思えんけどねぇ‥」
「それは‥そうだが」
チッ、と舌打ちすれば船頭も桜井も口を閉ざすしかなくなったようだ。
まぁだが、ノーマル相手だろうがこのまま終わりにするつもりなんて更々ねぇ。俺は必ず秘密警察の記憶を取り戻す‥!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「社長、窓の外ばかり眺めていても何もありませんよ」
「‥‥そうだな」
自分の世界へ戻ってきてからというものの、何も考えるでなくひたすら社長室のこの景色から外の景色を眺めているだけの時間が過ぎていく。
棚瀬は怪我をした坂崎の手当てをしている途中で、怪我をした本人はソファーに座りながら「いてて‥!」と棚瀬が当てたガーゼを見つめながら顔を若干歪めていた。打ちどころが悪かったらしく、吹き飛ばされた際に左肘辺りを強打してしまったとか。
「大丈夫ですか、坂崎様」
「大丈夫ではないけど、利き腕がやられなかっただけマシかな」
そんな会話が聞こえてくる。
俺たち以外の奴らを巻き込んじまってる証だ‥
「おい桜井」
「ん?」
「お前ら、あの時言ってたよな?秘密警察の記憶を見たとかなんとかって」
「あぁ」
「どこで見た?俺らには桜井と七十二番が秘密警察の記憶とやらをどこでどう見たのかが意味わからんくてね」
「意味わからんだろうよ。俺たちは精神世界に行ってたんだし」
「精神世界?」
この言葉で、坂崎も棚瀬もこっちを見て訝しむツラをしてきやがる。
「衛兵の光の攻撃を受けた際、俺たちの精神はこの現実世界とは別の場所にあった。そこは真っ暗な場所で、何もないところだ。ただ、拘束されたままの奴が居る以外はな」
「それが‥秘密警察の記憶?」
「七十二番の言う通り、秘密警察の記憶はあの場所から逃げ出せないようにされているんだろう。ファンタジーの世界観じゃない俺たちにとっちゃ訳が分からんかもしれんが、こういう事もあるみたいだぜ」
「へぇ‥。興味深いね。それは衛兵の光攻撃が発動した時にしかその精神世界へとやらは行けないのか?」
「多分」
「よし、のった!俺は引き続き桜井の手助けをしよう!」
「本当に??」
「俺の命にかけて!」
「お前の命なんてアテにならん」
「んじゃ棚瀬の命もっ」
「はい?」
名指しされた本人は当然嫌そうな顔をしていたが、「冗談だろ」と俺が苦笑いしていたところを棚瀬が「‥いえ」といきなり遮ってきた。え?
「私も‥秘密警察の私と会えなくなるのは寂しいと思っていたところですので。それに、社長がその調子のままでは私が困りますから」
「そ‥か。まさかお前がそう言ってくれるとは思わなかったよ。棚瀬の命とか何よりも信用出来る」
「えぇ。信用して頂いても構いません」
「ありがとう」
思ってもみなかった協力者で、ほんの少しだけ心が救われた気がした。
「にしても‥秘密警察が言っていたあのセリフが気になる‥」
「どんな言葉ですか?」
「どこに居るか知らんノーマルに対して、”俺は分かって罠に飛び込んだ”って言ってたんだよ」
「ノーマル様に?」
「あぁ」
確かに俺たち三人は試されていたから、ノーマルが関わってきているのは違和感ないはず。ただ、あの時秘密警察は何か事情を知っていたかのような言い草だった。
俺と七十二番には知られてない何かがある?
そもそも秘密警察は、何もやってないはずの罪をどうしてあそこまで自分に被るように仕向けた?アイツは警察だぞ?外の世界とはいえ、自分は犯罪者になりましたと言いにいってるようなもんじゃねーか。あの時は秘密警察に罪をきせたくなくて必死になって何も考えられていなかったが、おかしい事だらけだ。
顎髭に手を伸ばし、一人で考えにふけっていると「テメェは脅迫のプロだろーが」と珍しくここに残しておいた左手が声をあげる。俺のデスクの横で、地べたにダルそうにして座っているこの男。俺や坂崎も棚瀬も、いきなり声をあげた人物へと顔を向けてみせる。
「あ?」
「普段お前が俺ら奴隷にやっていることじゃねーかクソが」
「‥‥。」
「ノーマルの俺の性格の悪さ‥今に始まったことじゃねーんだろ」
「まさか‥」
秘密警察はノーマルの高見沢に脅されていた‥?
でも、どうして‥
アイツはなんのネタでノーマルに強請られた??
自分を何かから守る為?いや、それは違う。じゃなきゃあそこまで俺と七十二番を頑なに庇う理由にはならねぇ。だとすれば、原因は俺たちにあるとか?アイツは俺たちをノーマルから守る為に罪を被って自分の記憶を消したというのかよ?
なんの為にだ?考えろ、俺は散々人を脅迫してきたじゃねーか!
俺と七十二番の共通点は‥罪を犯している者同士。
これ以上俺たちに罪を増やさせたくなかったとか?いや、こんなんじゃ理由が弱すぎる。俺たちを守る為に記憶を犠牲にしてでもアイツが守りたかったものって?
やっぱり‥俺たちの存在を消させるのを防ぐ為?
‥‥いや、何かが違う。ノーマルは確かに冗談でよく色んなキャラに向かって「消すぞ!」と怒鳴ってはいるが、実際消された奴らは一人もいない。
じゃあ、もっと別の理由‥。秘密警察が犯罪者の俺らを庇う程の理由って‥
「おい、左手」
「‥あ?」
「お前も協力して貰おうか」
「どーして。俺はテメェに協力する義理はねぇ」
「うるせぇ、社長の姿になれって言ってんだよ」
「‥‥。」
黙っていた左手は、俺を睨みつけてから今のボロボロの姿ではなくスーツを身にまとった社長の姿へと変貌していった。
「お前は秘密警察の様子を暫く観察してこい」
「‥俺は裏切るかもしれんぞ?」
「それでもいい‥。裏切りには慣れてる」
「ふぅん‥。ま、テメェが将来死ぬのは確定してるからもう今更何をしようが構わんけどよ」
「俺たちの中で手を汚してないのはお前だけだ。秘密警察に会いに行けるのはお前だけだからな」
「‥見てるだけでいいなら暫く観察してやるよ」
俺たちの目の前から立ち去り、外の世界へと出て行く左手。
あんな奴にも協力して貰わなきゃいけない程、今の俺は無力という意味。情けねぇがもうこっちもなりふり構っていられないんだ。
「桜井‥」
「社長」
二人は俺を見据えている。
俺は必ず全てを終わらす。
どんな理由であろうと、俺は絶対に秘密警察の記憶を取り戻してみせる‥っ!
おぉっ!? 奴隷さんも協力するなんて(´;ω;`)ウッ…さすがです! 秘書さんも凄い。
でも、やっぱり、さすが主君さん! 結局、人材に恵まれているのはリーダーシップの証しですね♪
七十二番、痛々しい( ノД`)シクシク…
>まぁだが、ノーマル相手だろうがこのまま終わりにするつもりなんて更々ねぇ。
>俺は必ず秘密警察の記憶を取り戻す‥!!
素敵✨ それでこそ、私が愛する人 頑張ってね!!応援してます!
奴高「ふんっ。どこがリーダーシップだよ。俺はアイツがただ死ぬの確定してる未来があるから、それの為に仕方なく手伝うだけだよ」
船「あんなに嫌ってる相手に協力出来るお前は凄いと思うけどな。あ、七十二番の心配してくれてありがとな、めい。その応援の声が七十二番にも伝わってるはずだぜ」