くっそー‥近くのうなぎ屋さんがマジウマな店だから、今月ずっと行きたい行きたい思ってても結局行けないw
昨日も今日も行こうとしたけどタイミング合わなくて結局行けてない( ;꒳; )
また今度やな‥
最恐トリオ8
秘密警察ーー
ここずっと俺たち秘密警察は坂さんの様子を伺いながら日常を暮らしていた。
自分たちの世界にいれば、何不自由なく生きていけるのでもうそうするしかないと。坂さんを除く全員と話し合った結果だ。
ただ、一つ気がかりなことがある。見かけたことのない高見沢さんキャラが俺たちの周りをウロついているのがどうにも気になること。たまに外の世界に出たうちの桜井さんや高見沢さんに話しかけているのも知っているし、それ以上のことはしてこないので放ってはいるが‥
「ねぇ、棚瀬〜」
「なんですか、高見沢さん」
「坂崎ってさー‥‥」
ドオオオオォォン!!!
「‥‥へっ?」
「な、なんですか今の音!?」
「爆撃‥?」
「ここの建物が襲撃されたのか‥!?」
「‥‥っ」
テロ?まさかっ?ここの建物が襲撃されるなんて‥
いや、そうじゃない!!
「坂さんっ!」
少し手前にいる坂さんも、流石にこの音に驚いているようで「なんだっ?」と辺りを見回して困惑している様子だが‥
もう一度ドオオォン!!という凄い音がしたと思ったら、ドアをぶっ壊してその前に片膝をついている男がいるではないか。
。。。
「よぉ。迎えに来たぜ、ここの俺」
「んなっ‥!?」
「最強のサカザキ!?な、なんでお前がここに‥!」
「なんでって言われてもなぁ。誰かさんたちの依頼だから?」
「坂崎をどうするつもりだ!?」
「お前たちに言う必要あるのか?」
俺が立ち上がったその直後。後ろから風を切るように飛び出してきた白黒騎士が、向こうの坂崎と棚瀬以外の四人に剣を向けて手助け出来ないようにさせてくれている。
やりやすくて助かるよ。
左側で向こうの桜井と吉田を制してる黒騎士と、右側で向こうの高見沢と鈴木を抑えている白騎士。真ん中には秘密警察の俺を守るかのように棚瀬が俺に対して敵意剥き出しにしているようだが、悪いがお前たち全員俺の敵じゃないんだよねぇ。
「どうした?珍しく震えてるね」
「そりゃあ震えますよ‥!!」
「お、おい棚瀬!コイツらはなんなんだ!?つーかお前ら、桜井たちから離れろやッ!!」
「可哀想に‥。本当に誰のことも覚えていないようなんだね」
「だから何が!?」
「記憶が元に戻る可能性があるらしい。だからお前を今から攫う」
「は、はぁ!?」
しかし棚瀬の奴が「そうはさせません!!」と言い、俺に立ち向かって来ようとするじゃないか。おぉ、よくこの俺に向かって来ようと思ったな。
「俺が怖くないのっ?」
「貴方敵に回すとめっちゃくちゃ怖いですよッ!!」
ほんの一瞬の隙に奴は俺のほぼ目の前までやって来てしまったではないか。おぉ、人間にしては凄いな。
「だが残念」
「!?」
腕組みしていた腕をほどき、右手をピッと横に振ってみせると奴の体はピタッとその場で立ち止まるしかない。
「くっ‥そ!!」
「た、棚瀬!」
「棚瀬さん!!」
「さぁ、俺たちと一緒に来てもらおうか。秘密警察」
「逃げて下さい、坂さん!!」
「なっ‥」
「もう遅い」
右手を秘密警察の俺へと向け、グッと握り拳を作ってみせた直後‥もう一人の俺の周りには薄い膜を張った球体が現れ、意図も簡単に捕獲出来てしまったではないか。アイツのことだから、もう少し手のかかる奴だと思っていたが案外すんなり捕まってくれたな。
張られた球体の中に閉じ込められた本人は、かなり慌てながらドンドンと中から叩いて「下ろせ!!」と喚いているが、気にすることじゃあない。
「坂さん!」
「坂崎っ!!」
他の奴らが騒がしいな‥
「白黒騎士、ソイツら黙らせろ」
「俺たちは無益なことはしない!」
「一般人は傷つけられん」
「なんだよ、コイツらが元気なままだとすぐに追いかけて来ちゃうじゃないか」
仕方ないなぁ、と呟きながら俺は両手を広げて秘密警察の自分以外の者たちに掌を向けてみせると、五人とも全員突然叫び出す。
「ゔわあぁぁあッ!!」
「ぐはぁッ‥!?」
「なっ、なん‥!?」
「おい!やりすぎだ最強サカザキ!」
「でもこれくらいしないと。君らは甘すぎる」
「お、おい!コイツらに何しやがった!?」
「んー?ちょっと内側の骨目掛けて軽く締め付けただけだよ」
「そんな事‥!」
「さぁ無駄話はもうおしまいだ。行くぞ、白黒騎士ども」
苦しんでいる秘密警察から剣を離し、立ち去ろうとしたところを秘密警察が騎士どもに手を伸ばし掴みにかかっていくが、二人はもう一度素早く剣を向けて四人を脅しにかかる。
「今ここで黒龍を召喚してみせても構わないのなら受けて立つぞ」
「ず、ずりぃぞ‥そんなの‥!」
「悪いなお前たち。私と黒騎士を恨むなよ?」
「はっ‥!それはこの先の結果によるかもなぁ‥!」
減らず口だけは立派な桜井と高見沢だこと。
「ほら、行くぞ」
「ま、待てっ‥!坂さんをどうするつもりだ‥!!」
「‥‥。さぁ?」
騎士たちも四人から離れ、俺の後ろに着いてくる。あぁ、もちろん秘密警察の俺は浮遊している球体の中のまま俺が移動すれば自動的に着いてくる。ずっとさっきから秘密警察の俺は騒いだり球体を殴りつけたりしているが、そんなことしてもムダだよ。
あと背中の方からも他の五人が俺たちになにか向かって喚いているのが聞こえてくるが、それもただ耳障りなだけだ。しかしここの世界から出てしまえば暫くはこっちのもん。
「やっと秘密警察の坂崎を攫ってこれたな」
「おいサカザキ、相手は俺たちと違ってファンタジーの世界じゃない俺たちだぞ?流石にやりすぎだ!」
「でも時間は稼げるでしょ?」
「それはそうだが、この作戦が失敗したら反感を買うぞ‥」
「成功して貰うしかないだろ。‥あのお二人さんにさ」
だいぶ向こうの方で待機している依頼人の二人。
あまり近づきすぎないようにする為、俺たちはここでお暇させてもらうことになる。
「主君!七十二番!お望み通り攫ってきてやったぞ!今からそっちに秘密警察の俺を引き渡すからな!」
「あぁ、分かった!」
「三人とも、ありがとよ!」
距離があるから大声で会話するしかない。そして俺の頭上辺りを浮遊してた秘密警察の俺を引き渡す為、まるでボールを投げるかのような仕草で右腕を動かすと、フワッと球体は二人の方へと落ちて行きそのまま二人の手前に来た瞬間パンっと膜が弾ける。
そして驚いた秘密警察の俺ではあったが、そのままトンっと華麗に地面に着地した直後‥
何もなかった上空からいきなり衛兵が降り立ってこようとしているではないか。
「よし、俺たちも帰るぞ」
「巻き込まれちゃ適わんからな」
「無事を祈っておるぞ、最恐トリオ!」
あまり俺たちの声は届いてないようだったが、仕方がないか。
この俺を協力させたんだから必ず成功させろよ、主君、七十二番!
主君さん、七十二番! もう少しよ! ファイト!!
たぶん、あの性格悪いノマ高のことだから、最後の最後にロクでもないことしでかすでしょうけど、
主君さんと七十二番だからこそ持っているパワーがあるはず。ノマ高に負けないで! 信じてるわよ!!
旅人「ノマ高に負けないでって‥なんかこう、俺たちにとっちゃパワーワードみたいなもんだよね‥w」
人魚「う、うんw でもあの二人がこんなに誰かの為に頑張るなんて思ってもいなかったよ‥。ホントにビックリしてる」
旅人「あの三人の絆が固すぎるってことでしょ!俺たちは見守ることしか出来ないけど、こんな法をなくす為ならあの二人を応援するよ!」
人魚「二人ともガンバレー!」