父の日スイーツ

父の日兼旦那が明後日誕生日なのでリクエストされたいちごのタルトを私が作り、昨日の夜妹が「ケーキ作るから写真撮って」とLINEしてきたと思ったら、私は既にタルト生地とダマンドを仕込んだ後だったので本日はケーキが二つになりました🤣

妹のはアメリカンチェリーのケーキで、ココアのジェノワーズとアメリカンチェリーがめっちゃ合う!凄く美味しかった!私は妹のやつ派だった笑

だってタルトのダマンドがなんかかなり甘くて、ちょっと失敗気味だったかも…。砂糖入れすぎたかなぁ?いやタルトも美味しかったんだけどね!

そしてそして蒸し暑くなってきたからケーキ作りする方にとっちゃ生クリームはダレるしタルト生地はダレるしで最悪な季節がやって参りましたぁ😇

流石にクーラーつけながら作ってました( ´ㅁ` 😉

あ、追記はC!C!!C!!!のお話ですー

 

〇〇〇なカンケイ

 

桜音さんが今日はサークル仲間たちと撮影会するっていうもんでそれが終わったのを見計らってから桜音さんを迎えに行くと、着替え終わってちょうどみんなが出てきたところにバッタリと出くわしてしまった。

桜音さんは俺に気づいてくれた瞬間からパッと明るい笑顔をこっちに向けながら「幸二!」と元気よく名前を呼んでくれるけど、他の人たちがいる中であまり注目されたくない俺にとっては恥ずかしさが全面に出てしまいながらも軽く手をあげて「ど、どうも…」と答えるので精一杯だった。

こちらにやって来た桜音さんたちだが、彼女のサークル仲間たちにも一応挨拶をしておこうと思い「こ、こんにちは…」と声を掛けると三人とも「こんにちはー」と答えてくれる。何回かはみんなと会ったこともあるし、なんとなく喋れはするけどみんな桜音さんと同じでイケメン女子枠だからキラキラしすぎてて緊張するんよ…。ボーイッシュでみんな格好いいし美しい。

 

「噂をすれば彼氏さん登場だな桜音」

「そ、そうだね」

「?」

俺が来る前に何か俺のことに関して喋ってたりしていたのだろうか?まぁ別にいいけど。

あまり気にせずにいると、桜音さんの仲間のうちの一人が「坂崎くんって高見沢くんのことどう思ってんのぉ?」なんて聞かれてしまい、一瞬ビクッと体が反応しかけたが平然を装ってなんとか「どういう意味ですか?」とこちらも疑問に疑問で返して誤魔化す。

「だって最近ずっと高見沢くんって桜音と連んでるでしょ?急になんであの人が桜音に絡んできたのかが凄い不思議でさぁ。しかもバンドなんかやっちゃって」

「あのヤリサーに所属してるんだもん、高見沢くんだってそっち系の噂が多いのは例外じゃないのは坂崎くんだって知ってるんだろ?」

「彼氏であるアンタはいつもどう思っているんかな〜ってさっき桜音がいない間に喋ってたけど、戻ってきた桜音いわく二人を引っ付けてくれたのは高見沢くんだからいい友達だと思ってるとしか言わんくてさ。それホントなの?って思うじゃん」

「ま、まぁ…俺たちを引き合わせてくれたのはアイツだからそれは本当…ですよ」

「でも桜音の周りあんなにウロチョロされてちゃ嫌にならない?」

「はは…。あの遊び人で普段女の人をヤリ捨てしてる高見沢も桜音さんのことは女友達だって言ってるし、そこはちゃんと線引きしてくれてるのはなんとなく分かるからまぁ……」

嫌に決まってますけどね??

流石にそれは言えないセリフなのでこれを言うので俺は精一杯だ。桜音さん的にも高見沢はセフレでありながら男友達としての認識があるのは分かっているので、もうそこら辺は理解出来ているつもりだ。つもりだけどアイツの言動や態度にめっちゃ腹立つから怒りの気持ちはいつまで経ってもなくならないってなだけ。

 

「ほ、ほら言っただろ?彼とはただの友達だって…!」

「でもお前ら距離感怪しすぎるんだよ」

「うん。むしろ桜音と高見沢くんの方が付き合ってそうなくらい距離近いじゃん」

「坂崎くんとの方が距離開いてることない?」

「そ、そんなことないって…!幸二は人前でイチャつくのは恥ずかしいっぽいからしないだけで、私はしてもいいと思ってるよ…?それに高見沢くんは女子相手ならあれが普通だから私もそういうもんだと…」

「そうかー?」

「怪しい…」

「怪しくないって…!」

さっきから桜音さん焦って拒否している姿が可愛い。

それに今桜音さんが言ってくれた通り、俺はまだ大学内ではあまり桜音さんと手を繋いだりとか腕を組んだりだとかはしたことがない。なんか多分、前にキスしているところを人に見られたらしいからそれがトラウマというか俺たちが一度別れるキッカケになってしまったのが大きな理由なのかもしれない…。その代わり大学から出たらカップルっぽいことはそれなりにしているつもりだ。

反対に高見沢は桜音さんに対して距離ゼロのせいで大学内だろうがどこだろうがアイツは桜音さんにボディタッチすることも多いし、あんま変にそこを意識しすぎるとギクシャクしちゃって逆に周りから今以上に怪しまれそうだろうということなので桜音さんも高見沢の絡みに対してはいつも素で接しているし、本当になんとも思っていないからこそ距離感が近いのかもしれない。距離感近くても緊張感ないせいなのはセフレだっていう理由がそりゃ一番デカいけどね…

だから桜音さんが大学内で俺に対して本当はスキンシップを取ろうとしたくてウズウズしているのは分かっているけど、俺のこと気遣ってくれてしないようにしてくれているのは有難い。でも正直申し訳なさもある。だからそういうのを見ると、あぁ俺は愛されてるんだなぁ…なんて実感も湧くし俺と高見沢との対応が明確に違うのが目に見えて分かるので俺はあんまそこら辺は気にならない…はず。

 

「あの…高見沢は本当に桜音さんのことなんとも思っていませんよ…。アイツ人様の恋愛のゴタゴタに巻き込まれることが一番嫌いみたいなんで、本当に桜音さんのことは友達としか見ていないと思います」

「へ〜そうなんだー」

「誰彼構わずやって寝取ってそうなのにな〜」

「なんかちょっと意外だわ」

アイツのイメージってまぁそんなもんだわな。

桜音さんも苦笑しながら「だから言ったでしょ?」と言葉を強くして否定していた。

否定はしていても体の関係は本物なんですけどね…

俺が容認しているから別にいいんだけどさ。

 


 

「高見沢お前さ〜、マジで桜井さんとはなんにもないん?」

「お前ら本当は付き合ってるんじゃねーのぉ?」

夜の街を飲み歩いている際、サークル仲間たちからの突然のセリフで内心うげェ…となりながらも「絶対ねーよ」とキッパリ否定してみせる。

「桜音は女友達だっつーの。それ以上でもそれ以下でもねーよ」

「今まで女友達なんていなかったじゃん」

「近くにいる女なんて全員喰ってる勢いだろお前は。そんなお前が桜井さんだけ女友達とか有り得なくね?本当はもうとっくに喰ってんだろ?な?」

「もしヤってたら俺らにもどんなんだったか教えてくれよ〜。ああいう人としたことねーから俺も興味あるわ」

「してねーよッ。坂崎の女だぞ?俺が他人の恋愛ごっこに首突っ込むなんてバカなことしない主義なのテメェら知ってんだろーが。つーかお前らだって寄ってきた女なんてほぼ全員喰ってるやんけ、それで十分だろ」

「お前一人だけなんかズリィぞ」

「いいなーヤってみて〜」

「だからしてねーって言ってんだろ!それにアイツ、ガードかてぇから俺らごときに体許すような女じゃねーよッ」

ま、俺に対してはガード緩くてすぐヤらせてくれたんですけどね。あん時はたまたま元彼と別れたばっかでタイミングが良かっただけだったとは思うが、普段なら絶対固いのはなんとなくだが分かる。

にしても…桜音の話しされると途端にムラムラしてくる。あーヤベぇ…今日は桜音とするつもりなかったのに急にしたくなってきた。コイツらが桜音を狙おうとも俺と坂崎にしか抱けない女なんて思うと非常に興奮するんですわコレが。ざまぁみろ。

あと多分、桜音の感度が良すぎるから他のヤり慣れてる男相手だと初めてだろうが結構しっかり感じちゃうせいで、ある程度体の相性は良くなくても男を悦ばす羽目になるだろうから…コイツらに桜音の良さを知られたらきっと全員に知れ渡るはずだ。あ、でも俺との相性の良さはコイツらなんかより俺の方がずば抜けてるって言い切れるわ。裸になって抱いた時のあの抱き心地も匂いも俺のチンコを締め付ける具合も、何もかもがビタッと型に綺麗に嵌るあの感じは桜音でしか味わえない気がする。

もし桜音がコイツらなんかと…

 

「……。」

想像したらやっぱ腹たってきた。

あーークソっ…。セフレに対してここまで執着しちまう自分がキモいし浅ましいしアホなことしてるのは分かってるのに、桜音が坂崎以外の誰かとしてることを想像すると本当にムカつく。自分は未だに他の女抱きまくってるのによく言うよ自分…なんて呆れるぜそりゃ。

女ヤリ捨てしまくったツケなのか罰なのかなんなのかよく分からんが、自分でもここまで女に…しかも他人の女に固執していることが一番驚いている気がするわぁ。坂崎が公認していなかったらしていないでそれはそれで全然構わないんだけど、坂崎公認なせいでいつでも大体桜音のこと抱けちゃうのがアカンのかもな。ま、抱けるうちに抱くけど。

 

「……やっぱ俺帰っていーか?」

「え、これからっしょ何言ってんだお前」

「4Pする為に女狙いに行くっつってんのに何降りようとしてんだよ」

「なんかどーでも良くなってきた。また女掴まえてヤったら話しだけ聞かせてくれや」

「ホントに帰るんかー?」

「おう、じゃーな」

 

仲間たちとはそこで別れ、俺はスマホを取り出し坂崎に「今日桜音抱いていい?」と連絡を入れたら数分もしないうちに「あんま粗末に扱うなよボケ」とだけ返信がきたので、桜音の家に行こ。

その後坂崎と何回かやり取りしてたが今は二人一緒じゃないらしいので3Pは出来ないっぽいな。一応桜音にも「今から抱きに行く」と連絡したら、よく分からんキャラクターがジト目してこっち見てくるような変なスタンプだけが返ってきたので抱いていいという合図だろうからそのまま桜音の家へと向かう。拒否してこないっつーことはそういうコトと俺は都合よく捉えているので何も問題あるまい。

 

桜音の家に着き、変な目で迎え入れられたが俺はそのまま押し入ってから桜音を遠慮なく抱いて抱いて抱きまくった。


「……んー…」

夜中ふと目が覚めちまって、隣で寝ている裸の桜音の顔がすぐそこにあるのを確認してからゴソッと左肘をベッドにつけてから手で頭を支えて桜音の顔を見つめる。

やっぱ綺麗な顔してんなー…

こちょこちょと桜音の鼻の頭を触って遊んでいると、違和感に気づいたのか桜音がふにゃんと笑いながら寝ぼけて「やめてよー…幸二ぃ…」と坂崎の名前を呟く。勘違いしてんなコイツ。それが面白くて人差し指の先を首筋から胸の谷間辺りにまでつつつ〜っと這わせてみせると、くすぐったいのか目を瞑って眠そうにしながらも顔は少し笑っている。そして俺の手を取ってきて「やめてってばぁ〜…」なんて言いながらも取った俺の手を自分の肩に置いて抱きしめるような形にさせ、そして俺の胸板の方へとモゾッと桜音自身が寄り添ってくる。

完全に勘違いしてんなこりゃ…

でもおもしれ〜。普段桜音と坂崎がどんな風にイチャついてんのかがよぉーく分かる。また次坂崎に会ったらからかってやろ。

 

「そんなに俺とイチャイチャしたいの桜音ちゃん?」

「……?……ぁッ!?」

パッと勢いよく顔を俺の方へと向けて、今目の前にいるのが誰なのかを確認した桜音がみるみるうちに顔を真っ赤にさせては布団に顔を埋めて「うるさいっ…!!」となぜか俺が怒られちまった。

面白い反応なのでそのまま桜音の肩を抱き寄せては互いの体がピタッと引っ付くようにしてみせると、桜音が「恥ずかしいからやめて…!」と自分の失態を恥じているようだ。

 

「俺とイチャつきたかったんでしょお?」

「ち、違う…ッ。てっきり幸二かと思ってて…」

「桜音はそんな風に坂崎に甘えるんだね〜。エロいね〜俺にはしてこないクセに〜」

「う、うるさい…!」

もう一度鎖骨から胸辺りをつつーっと指を這わせると、ピクンッと小さく反応する桜音がやっぱり面白い。

その流れでバストトップをグリグリ軽く押し込んで遊んでいると、喘ぎながらも桜音の手が思いっきり俺の手にバシッと当たってきたので指が胸から離れちまった。クソっ。

「気持ちいいクセに」

「うるさぃ…。……今日、友達に私と高見沢くんの距離感近すぎておかしいって言われた。どっちかって言うと幸二より高見沢くんと付き合ってるんじゃないの?って聞かれちゃったよ」

「あー…、実は今日俺も仲間たちから本当はもう桜音と寝てるんだろって言われちまったわ」

「言ってないよねぇ?」

「言ってねーよバーカ!んっとに俺のこと信用してねーなぁ」

「ごめんってば…!で、でも私たちこんなコトしてるから大学でこれ以上どうやって普通に接していいか分かんないんだけどなぁ…」

「今のままでいいんじゃね?態度変えると余計おかしく見えちまうし」

「それもそうか…。高見沢くんはさ、好きな人とかいないの?」

「いねーな」

「もし出来たらどうするの?」

「さー?俺まだ遊んでたいし、社会人なっても暫く変わらん自信あるわ」

「じゃあ私たちまだまだずっとこのまま?」

「ダメか?俺は全然桜音のこと手放すつもりはねーよ?こんなにも俺にとっての最上級な相手他にいねーもん。そりゃあ探しまくれば出てくるだろうけど、そんな労力を費やすなら俺はお前を抱いておきたい。沢山気持ちいいコトしたい」

「はァ…暫く抜け出せなさそうだなぁ、この関係」

「桜音はイヤか?」

「っ…。知らないっ」

恥ずかしそうにしながらプイッと視線を違う方へと持っていったが、イヤじゃなさそうなのは確定だからどんどんエッチしましょうね〜桜音ちゃん。もうちっと素直になってくれりゃあいいのに。

 

「ねぇ…。本当に私のこと好きにならない自信あるんだよね?」

「あるぜ」

「それならいいんだけど…。私も君のことなんてゴメンだから好きにならない自信はあるよ」

「俺とじゃイヤか?」

「だって女関係ですっっごく苦労しそうじゃん…。幸二なら絶対なさそうだから安心出来るけど、君ともし付き合ったら…なんて考えるだけで頭が痛くなりそ…」

そう言って顔を歪めては嫌そうにこちらを見てくる桜音。俺ってば相変わらずひっでー言われようだな。

「だから君とはこういう割り切った関係の方が楽でいいね。どーせ今日だって違う女の人引っ掛けてエッチするつもりだったんだろ?お見通しだコノヤロー」

「そうそう、サークル仲間の二人と一緒に女掴まえて4Pしよーぜって話しになってたんよ。よく分かったな」

「君がそういうコトしてても私はなんとも思わないからホント安心する…」

「ちょっとくれー妬いてくれたっていいんだよ桜音ちゃん?可愛くないなぁ」

「私のこと一度も可愛いって言ってきたことないクセによく言うよ。そういうの全部こっちは見抜いてるんだからなっ?」

おー…流石は俺のセフレ。よく分かってらっしゃる。

そう、俺は今の今まで一度だって桜音のことを可愛いと褒めたことがない。そんなこと言って本気になられたら面倒くせーからだ。でもこの感じなら言っても大丈夫だろーな。ま、言わんけどね?

「でもそれやめて俺はこっち来た。アイツらが桜音の名前出して俺との関係を追求してこようとすっからなんかムカついてよ。…俺と一緒にいるせいでお前も狙われ始めてっから気をつけろよ」

「君に食べられたあとだっていうのに何を今更気をつけるのさ…。てかなんで高見沢くんは私のこととなると他の誰かに嫉妬するの?意味分かんない…」

ほっぺたむくれている桜音の反応的に、本当になんにも分かっていないようだ。

 

「桜音を死ぬほど満足させてやれるのは俺しかいねぇって思ってっからだよ桜音ちゃん。セフレだけど友達ではあるからさ俺たち。桜音だって自分の友達を誰かに傷つけられたら嫌だし許さねぇだろ?それと同じよ」

「…そう言われちゃ…まぁ…」

「ほら坂崎ってぜーんぜん頼りなく見えるだろぉ?アイツに出来ねーことは俺が全部代わりにしてやっからよ。俺桜音のこと今じゃちゃんと大事な女友達って本気で思ってっからさ。だから俺が桜音のことに関して嫉妬するのは…多分、本当にお前のことを大事に想ってる証拠だと自分では思うぜ?俺もセフレ相手になんでこんな風になるんだろって考えてたんだけど、今までの女と桜音との違いはやっぱそこしかないからさ。だからそう思うんじゃね?」

「……そっかぁ」

布団で自分の顔の下半分を隠しちまった桜音の反応から見るに照れてるなこりゃ。

ニヤッとして「特別な女扱いでドキッとした?」なんてからかってみせると、また「うるさいっ」と反抗的な態度取ってきやがるからたまには素直になってくんねーかな?俺こんだけ全部喋ってるんだからさぁ。

 

「…でも、嬉しいは嬉しいよ…」

急にぽつっと呟いたセリフは聞き逃してなんかやらねーからな。

「ほらやっぱ嬉しいんじゃんっ」

「だって…!君が私のこと…本当に想っていることは一応分かってるつもりだよ?あの時だって…幸二にフラれた私のことを考えて抱くの我慢してくれてるんだなぁ…ってのは分かってたし?あの時も本当に嬉しかったかな。あー、高見沢くんって私の体目当てだけじゃないんだって思えた」

「最初はそのつもりだったのにな…」

俺が苦笑いすると、桜音は「うん、それは分かってる」と口にする。

「だって私もそうだったから。利用しようとしていたのは君だけじゃなくて私もだよ?だから私たちは同じ穴の狢ってワケ。しかも私の方が高見沢くん脅したりして結構悪質だったでしょ?だから悪いのは君だけじゃないし、君だけを責めたりなんか出来ないよ」

「そう言われると…まぁそうだな。桜音ってよくこの俺を脅そうと思ったよなぁ。変な奴」

「いいじゃん、私たち三人とも変なんだし。まさか四年生になってこんなコトになるなんて思いもしなかったなぁ〜…」

「いいセフレ見つけられたっしょ?」

「いい彼氏だって見つけられましたー」

「じゃあなんも文句ないじゃんっ。普通セフレって彼氏や彼女に隠してコソコソ会ってヤるもんなのに、お前は彼氏公認だからホント良かったな。坂崎だけじゃ絶対満足いかねーだろ?」

「そんなことないよ…!幸二は幸二相手にしかないものがあるもんっ。愛があるのとないのとじゃやっぱり違うよ…。それに幸二も上手くなってきてるから結構満足してるし、彼は何より君と違って気遣い出来るし優しいから心から安心出来るもんねーだ」

「でも体は俺に正直じゃん、エッチな桜音ちゃんは」

なんて言った途端桜音がフッと一瞬だけ表情を暗くして「私ってやっぱりビッチ…?」なーんて不安そうに尋ねてくるから少し拍子抜けしちまった。

ンなもん気にしてんのか?

「あのなぁ、桜音は俺入れてせいぜい経験人数三、四人くらいだろどーせ?それのどこがビッチだよ。俺が抱いてきた女の中じゃ何十人と経験してる奴もいるから、そういう奴のことをビッチって言うんだよ。お前は違うから安心しろ」

「…ヤリチンの君にそう言ってもらえてホッとしたよ」

「だろぉ?だからお前はンなもん気にすんな。お前はお前で坂崎のこと本気で好きなんだし、そこは元彼とは違うんだろ?」

「……うん。そうだね。ありがと、高見沢くん」

「おう。もう一回寝るか?」

「…うん、寝る。おやすみぃ」

「おやすみー」

そのまま桜音は俺に背中を向けてから寝ちまったので、俺も寝るとすっか。

…てかさっきの桜音のあの間はなんだったんだろ。なんか引っ掛かるな。

とか考えているうちにいつの間にか寝落ちしていた。

☀︎*.。☀︎.°

 

「おい起きろこのクソ野郎ッ」

「んぉッ…??」

ゲシッと誰かに足蹴にされたせいで起きちまったが、眠い目を無理やり開けてその相手を確認するとそこにはなぜか坂崎がいやがる。

なんでお前がいるん?

眠くてボケーッとしている俺に向かって「お前昨日桜音さん抱いたあとに帰ったんじゃねーのかよッ」とツッコまれちまったが、俺は泊まる気満々だったからそんな気一切なかったぜ。

俺と坂崎の会話に気づいた桜音が目を覚まし、坂崎を目にした桜音はなんにも気にせず「おはよー幸二、来てたの?」とだけ話しかけていた。あー、ちなみに桜音んチの合鍵は坂崎が持っているのでいつでもこの家に来れるってワケね。

 

「おはよう桜音さん。寝てたのに起こしちゃってごめんね」

「うぅん、こっちこそ気づかなくてごめんね幸二」

「なんか俺と桜音とじゃ態度違くねーか坂崎?」

「ったりめーだろーが!つかサッサと服着ろ!…桜音さんも体冷やしちゃうから服着てね」

「うん、ありがと」

「なんか言い方違いすぎね?」

「うるせぇ、なんで俺に優しくしてもらえると思ってんだお前は」

何も着ていない俺たち相手に坂崎が今どう思っているのかは知らんが、悪態ついてくる割にはそんなに言い方キツくねーからそんな気にしてないんだろーなきっと。あぁ、うん。これでも坂崎の言い方全然キツくない方な。

服に着替えている俺と桜音をよそに、坂崎は持って来ていた惣菜パンや菓子パンを袋から何個か出しては「食べる?」と聞いてきたので二人して「食べる」とだけ答える。コンビニで買ってきたやつじゃなくて、パン屋で買ってきたパンって感じだな。うまそ。

食べるとなると、桜音が「お茶沸かすけど飲むよねー?」なんて尋ねてきたので俺と坂崎は「うん」とだけ答える。着替え終えた桜音がそのままキッチンの方へ向かい、お湯を沸かしながら洗面台で洗顔や歯磨きなども並行して行っていたので俺も洗面台へ向かって身支度をし終えてからもう一度坂崎がいる方へと戻った。

 

「お前朝っぱらから何しに来たん?」

「彼氏の俺が桜音さんの家来て何が悪い??」

ムカついているかのような坂崎の反応が笑ける。

「…はぁ。今度二泊三日で桜音さんと旅行に行こうってなっててその計画を今日立てる予定だったのにさぁ、なんでまだお前がいる?」

「別にいーじゃねーか。てか旅行行くん?俺も行きたい!」

「バっっっカじゃねぇのお前…!!」

体プルプルさせてなんか怒ってきやがるけど、この豆柴は全然怖くねーよなぁ。

「あ、じゃあ分かった。一日目はお前ら二人で泊まって、二日目から俺が合流するのはどうだ?それならいーだろ?」

「ホント高見沢くん面白いことばっか言うよね〜。冗談なのか本気なのか分かんないよ」

そう言ってこっちの会話に入ってくる桜音が笑っているが、坂崎は逆に物凄い長いため息をついては呆れ返っているようだ。

「だって二泊ならお前ら二人の時間もあるしいーじゃん、気ぃ遣ってやってんだからよ。俺も行きたい。行く。桜音とホテルか旅館でエッチしたい」

「お前の頭ん中はそれしかないんか…」

「どーせお前らだって行けばヤるんだろ?」

「ぅぐっ…」

「な、いいだろー坂崎ぃ?一日目は絶対邪魔しねーからさぁ。なー?おねがぁい」

「くっ…。お、桜音さんがいいなら…だけど…」

「幸二は逆にそれで大丈夫なのぉ?私は別に構わないよ?一日目は幸二との時間邪魔しないって約束してくれるんならいいけどさ?」

「するする」

「はァー…。分かったよ、一日目だけは絶対邪魔すんなよな。それ守れるんだったら…まぁ…」

「やったぜ」

まー、二人の邪魔したいワケじゃなくてただ単に俺が遊びに行きたいから着いて行くってだけだからな。だからあんま心配すんな坂崎。

その代わり二日目は三人でとことん楽しもーぜっ。

ニカッと坂崎にわざとらしく笑いかけてみせると、案の定坂崎は頭の上に怒りマークでも出てきそうな勢いで「クソが…ッ」と桜音に聞こえない程度に呟いていた。お前も俺のこと嫌いなクセによく許すよな〜。多分アレだろ、なんだかんだ二日目の夜をお楽しみにしているんだろぜってぇ。

とかなんとかしていたら、テーブルに置いてあった桜音のスマホに一件の通知が届くが俺も坂崎もそんなもの全く気にしていなかったのに、その通知がすげー勢いでいきなり何個も届くもんだから、俺も坂崎も思わず目を合わせちまって「?」となってしまった。

二人して桜音のスマホを軽く覗き込むも、通知を非表示にしてあるせいで相手が誰からなのか分からん。でも今もすげー届いてる。

「…なんかキモくね?」

「…うん、なんか不気味。誰からだろう?」

「おい桜音ー!インスタのDM通知がめっちゃ来てんぞー!」

 

そう俺が桜音に呼びかけると、なぜか桜音が「……え」と声を出したあと体がピタッと固まっちまっていた。

 

 

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