畳み掛けるなぁ…

ハズビンホテル7、8話更新されたから観たけど……

もう凄いの一言ですわ。凄すぎる……!!

とんでもない畳み掛けで伏線も超綺麗に回収していってくれたし、アラスターがもーー格好よすぎて最高でした…。8話良すぎてウルウルですよ🥹笑

いっぱい語りたいことがあるけど流石にまだ言えないからね…🤫

にしてもアベルが歌った瞬間、やはりロック調になるのが凄くいい…。アダムと親子揃ってロックなのが良すぎる…。あのシーンでアダム好きな私は思わず泣いた🥹

あとエンジェルが……エンジェルがぁあ…(´;ω;`)

だけどみんなが予想したり考察してたことがハズレたというか、公式がみんなの妄想や二次創作を遥か上をいくぐらいのものを見せつけてくれるから、なんにも言えんくらい感心してしまうんや…

多分めちゃくちゃ考えられて作ってるんだろうな…ハズビンホテル。作者の人が昔からハズビンホテルの元となる漫画やらイラストとか公開してたりするから、本当に考えまくって作ったのがハズビンホテルなんだろうなー…ってのがよく伝わる。でもまだやっぱりヘルヴァとはクロスオーバーしなかったのが残念だったなー…(´・ω・`)

ラストぐらいにブリッツ来るか〜?ってちょっと期待したけどまだ早かったかー。シーズン3に期待!だけどハズビンはしっかりシーズンごとに綺麗にまとめてくれるから凄く観やすいね!そこもいいところ⟡.·

あとヴォックスお前ェ…ってなるシーンが多々あり、ヴェルとヴァルもいい仕事してくれててなんかもーーやっぱり全員好きだーーーってなる🥹

ハズビンホテル、アマプラ入ってる人には超オススメ。観て欲しすぎる…

あ、追記は前から言ってた執愛の話ね!今回化物が可愛いかも?笑

 

 

やってみてよぉ

 

「あー、この女優さんマジで可愛いよな〜」

「分かる。すげー綺麗だしこの人とエロいこと出来る男は羨ましい」

高見沢さんと桜井さんはソファーに座りながら今スマホに映し出している女優さんを見ては褒めているのを横で一応聞いてるけど、私は取り敢えず聞いてないフリをしておく。じゃないと何かに巻き込まれそうな予感がして嫌だから。

私も同じくソファーに座ってはいるものの、二人とは少し離れた位置でグデッとなりながらスマホ触っている最中なので、話しをかけられない限り答えるつもりはない。ちなみにお兄ちゃんはアルフと一緒にお昼ご飯作りに行ってるので、キッチンの方にいる。

二人は女優やアイドルで誰が可愛いかだとか好きなようにお喋りしているけれど、ふと思いついたように桜井さんの方が私の方に顔を向けて「幸華ちゃんはどの俳優が好きとかってあるの?」なんて尋ねてくるから一瞬答えるか答えないかで物凄く迷う。

 

「んーー…どうかなぁ」

「誰もいないの?」

「いや別にそういうことじゃなくてさ…」

「じゃあなに?」

「あんまりこの家でそういう話しはしない方がいい気もするな〜って思うだけでね…うん」

「えっ」

「あ、」

私の意図に気づいたのか、二人が「しまった」とでも言いたげな表情で声をあげるも時すでに遅し。知らぬうちに私たちのいるソファーの後ろから「なんの話しをしているのですか皆さん?‪‪❤︎‬」なんて楽しそうな声色をした持ち主が聞いている。

恐る恐る三人で後ろを振り向く私たちが何も答えないでいると、アルフはもう一度だけ言葉を強くしながら「なんの話しをしていたのですかぁ??‪‪❤︎‬」とニッコニコ笑顔で私たちを見下ろす。んもぉ〜〜…!これ絶対私も巻き込まれるやつじゃん!?

 

「す、好きな女優さんの話しを桜井さんと高見沢さんがしてただけで、私はなにも言ってないよ?」

「ホントですか?」

「ホントだってば…!」

「ふーーん」

そう呟きながらアルフがチラッと向こうにいる二人へと顔を向けると、二人は面白いくらいにドキッというかギクッというような反応を見せてはアルフから目を逸らす。

「どんなお話しをしていたのですー?」

「えっ…いや、その…」

「幸華ちゃんが言ってた通り、好きな俳優さんや女優さんの話しをしていただけですよ…?」

「ほぉ。今そのスマホに映ってるお方がお二人の好みですと?」

「た、ただの雑談だってば…!そりゃ好きな女優とかいたっておかしくないでしょッ?」

「ていうか桜井が勝手に見せつけてきただけだから!」

「ぅおい!俺を売るな!」

「売るだなんて人聞き悪いですね〜。私は何も致しませんよ?」

「ウソじゃん…!!絶対ウソじゃん!?」

「何もしないってんならその影はなんなの!?」

「いやー、今は影たちに任せてある程度気持ちよくなってもらい、後ほど私がその女優のお姿でお二人の相手致しますのでお昼食べ終わるまで待ってて下さい❤︎」

「違う違うちがう!そうじゃねぇ!!ぅわぁあッ…!?」

「俺たち別に変なこと言ってないのにぃぃいッ!!」

ご愁傷様すぎる…

でも私も巻き込まれないうちに逃げなきゃ…

「幸華はなにコソコソしているのです?」

「ぅきゃあっ!?」

「逃げ出せるなんて思わないで下さい❤︎」

「だから!私関係ないじゃん!?」

「貴方もぜひ巻き込まれて下さい❤︎」

「なんで!?もう意味分かんなぁぁい!」

この後三人とも別室へ連れてかれてしまい、そのまま影たちに弄ばれてはただただ気持ちよさと焦らされ具合に頭が狂っていくしか出来ずにいた。

 

✩.*˚

「あれ?アイツらは?昼メシ食わないのかぁ?」

「御三方は今ゲームに夢中とのことだったので、また後ほど食べると仰っておりましたよ❤︎」

「あ、そーなんだ。まぁいっか、今日はオープンサンドだし。冷めてもそんな問題ねーか」

「ですね❤︎」

✩.*˚

 

やっと……

やっとアイツのイタズラから解放された……

気絶しそうなレベルで疲れ切っている私と、桜井さん高見沢さんは私なんかより激しく遊ばれていたせいで見事に気絶していた。弄ばれすぎるとほぼ高確率で人間は意識を手放すことに抗えないのはもう分かっていること。今日私は割と手加減されていたほうなので、疲れたは疲れたけど気を失うまではいってないのは奇跡か。いつも遊ばれ終わった瞬間からの記憶がないからホント困るんだよねぇ…

今日は主に二人が攻められていたからか、アルフはさっき言ってた通り二人が可愛いと言ってた女優さんの姿になり切って相手をしていたせいもあってか、桜井さんも高見沢さんもいつも以上に興奮してそうなのだけは伝わってはきた。なので私は今回ずっと影で遊ばれていただけで、直接アルフの相手をしていないからまだ意識を保てているんだと思う。

虚ろな目でボーッとどこか一点を見つめていると、綺麗な女性の姿をしたアルフがベッドの上でニッコニコしながら「今日はこの辺にしておきましょうか❤︎」なんて可愛らしい声で私に話しかけてきている…のか?

 

「アンタねぇー…マジでいい加減にしなさいよ…。私完全に巻き込まれ事故じゃん」

「いいではありませんか、気持ちよくなっていたのですから!」

「頼んでませんー!」

グッと腕の力を入れて上半身を起こしてみせ、アルフがいる方へと言葉で噛み付いていく。勝てないって分かってるのになんでいつも反抗してしまうんだろう。すると私の態度が気に食わなかったのか、アルフが「そうですかぁ…」と呟きながら姿を次はお兄ちゃんへと変えていく。

「幸華はお兄様の姿で私とセックスがしたいみたいですねぇ?❤︎」

「は、はぁ!?そんな訳ないでしょ!やめて!お兄ちゃんだけはホントやめて!」

「そんなこと言って本当は嬉しいくせに❤︎」

「そんな訳あるかっ!…じゃ、じゃあ交換条件はどう??」

「交換条件?」

「そう…!今そのお兄ちゃんの姿で私とエッチしたら、アンタは後の半日私たちにずっとタメ口!」

「えっ??」

流石のアルフも今の私の提案には面食らったような顔しててちょっとおかしかった。で、でも私あの時から……お兄ちゃんを助けた時からアルフのあの仲間に対するタメ口が格好よく見えてしまったせいで、ホントはずっとコイツのタメ口を聞いてみたかったのもマジなの。だって普段見せてくれない姿だからドキドキするじゃん?

い、一応好きなヒトではあるし……

あぁーーもう、自分で言ってて恥ずかしくなる!

 

「い、いいでしょそれくらい?アンタがお兄ちゃんの姿でやるってんなら、それ相応のものを私に返して欲しいじゃん?」

「敬語なしですか」

「そう!…だって、あの時のアンタ…格好良かったんだもん」

「!」

「アンタが仲間の刑事さんと話してる時…初めてタメ口で話してるのを聞いたり…自分のことを俺って言ってるの聞いて…あの時私、ホントはドキドキしたんだもんっ」

「そ、そうだったんですか?」

「だからその…もっかいアンタのタメ口聞いてみたいな〜?なんて思ったり…?ダメ?」

「そうですねぇ。人間相手には誰が相手であろうと敬語で話すと決めているのでそれはちょっと」

「今日だけでいいから!ねっ?お、おねがーい?」

誘惑にのって欲しくて、裸のままの自分の両脚の膝裏を手で抱えて控えめに開いてみせると、完堕ちしててもそんな行為したことがない私相手にドキッとしたのかは知らないけど、アルフが少し照れているような仕草を見せる。おっ?珍しい反応だなコレは。案外可愛いかも?

なのでもう少しグイッと開いては誘惑してみせる。

 

「お願いアルフ…しよ?」

「うーーん、」

「なんでそこで迷うの!は、早くしてよ恥ずかしいんだからこの格好…!」

「うーむ。仕方ありませんねぇ、幸華の頑張りも認めてあげたいのでその誘惑にのってあげましょう」

「ホントにっ?じゃあほら早く……しよ?」

「幸華は本当に可愛くてエロいですねぇ」

「す、好き…。アルフのことが…好き、だから…」

「っ、!」

知っている。アルフは私の言う〝好き〟という言葉に弱いことを。

急に言われたせいでなんかちょっと動揺してるっぽいし、今多分めっちゃドキドキしているんだと思う。顔で分かるもん。だって未だに好きって言葉あんまり言わないしー?

「私をからかっていることだけは伝わりました。ではお兄様と桜井様と高見沢様のお姿全て終わった後にならその約束を果たしましょう❤︎」

「はァっ!?さっきの約束と違うじゃん!」

「問答無用です、強制です❤︎ したくて仕方がない幸華にはたっぷりと愛を与えましょう❤︎」

「ちょっと待って…!違う!違うんだからぁぁーーッ!!」



パチッと目を覚ました時はもう夕方になっていた。

や、やられた…アイツ絶対わざと気絶させる時間を長めたな……

うーー…と唸りながらムクっと起きて周りを見渡してみるも、二人はとっくに起きていたようで部屋には私一人しかいなかった。なので着替えてからみんながいるリビングの方へのそのそとやって来たはいいけど、お兄ちゃんが「おめー、また寝てたんか」と文句を言ってくるので「うるさいっ」としか返せなかった。

桜井さんも高見沢さんもこの場にはいたけど、二人ともまだ疲れが残ってるような顔してるなぁ。

 

「アルフは?」

「おやつ持ってきてくれるみたいで、今キッチンの方にいるよ」

「そっか」

アイツちゃんと約束守ってくれるのかなぁ〜…なんて思いながらお兄ちゃんの隣に座ってあくびをしていると、おやつと紅茶を運んできたアルフの足音がしたのでクルッとそちらを振り向いてみせる。…と、一瞬アルフもたじっ…となったのを私は見逃さなかった。ふぅん、コイツでもやりにくい感情とかってあるんだ〜。

とか思っていると、アルフの方から少し恥ずかしさを纏いながらも「起きてたんか、幸華…」と向こうからいきなり言ってくるもんでめっちゃビックリしたのと、ドッキィ!という胸の高鳴りが思わず鳴ってしまったのが不覚。

いつも敬語のアルフが唐突にタメ口だったからなのか、他の三人も目をまん丸くさせながらアルフのことを見つめては「えっ!?」だとか「はっ?」なんて驚きの声を思わず口に出してしまっていたみたい。

 

「ど、どーしたの化物さんッ?なんで急にタメ口…??」

「珍しいね…」

「俺たちは一回聞いたことあるけど…でもなんで急に…?」

三人に問い詰められたアルフがやはり少し照れながらも「さ、幸華との約束で…今日はタメ口にしてくれって言われたから…」と一応ちゃんと約束は守ろうとしてくれているみたい。可愛いかも。

持ってきたおやつの手作りプリンと淹れたての紅茶をテーブルに置いたあと、私の隣に座ってきたけど…アルフの方からはあんまり喋ろうとしてくれない。ならこっちから沢山話しかけよう。

「なんか恥ずかしがってる?」

「そりゃ…初めてのことだから恥ずかしいに決まってるよ…。変に緊張もするし…」

「だってあの時刑事さん相手にはフツーに喋ってたじゃん?ああいう感じで全然いいんだけど?」

「簡単に出来たら苦労しないっつーのぉ…」

え、なにこれめっちゃ可愛いんですけど?こんなアルフ初めてすぎる。コイツのことこんな可愛いって初めて思ったかも。

お兄ちゃんたちもなんか楽しそうにニヨニヨしながらプリン食べ始めてはアルフのこと見てるし、そのせいでアルフは紅茶を啜りながら顔を真っ赤にさせている。でもいつもみたいに手で顔を覆い隠さないだけまだマシなのかも?

 

「へぇ〜〜。化物さん、前にも一度タメ口で喋ってた時あるんですね〜〜」

「ま、まぁ…」

お兄ちゃんがそんな質問をしてきたけど一言でしか返事をしないアルフにお兄ちゃんがまた更に質問を重ねていく。よ、よしいいぞお兄ちゃん…!私と高見沢さんと桜井さんが調子のって質問すると、きっとまた後か明日がとんでもないコトになるから今はお兄ちゃんだけがアルフに反撃出来る貴重な材料だ…!アルフもお兄ちゃん相手なら絶対変なことはしないの分かってるから、私たちは援護射撃に徹底しよう。

「いつ、誰とそんな風に話してたんすか?幸華たちが知ってて見てるのに俺には見せてくれなかったって訳?」

「ち、違うから…っ!えっと、その…お兄様が攫われた際に私の仲間と合流した時、一度だけ幸華たちの目の前でタメ口を使っただけで…だからお兄様が知らなくても当然というか…」

「へ〜、あの時かぁ。じゃあ俺が知らなくても仕方ないか。その時はどんな感じだったの?」

そうお兄ちゃんがアルフじゃなくて、私たちに投げかけてみたから一応それには答える。

「仲間の刑事さんに対してはサラッとタメ口してたし、自分のこと俺呼びしてたから私ホントにビックリしちゃったんだよねぇ」

「そうそう、俺たちの前じゃ一切言葉は崩さないのにその時だけは今の俺たちみたいに会話してたからめちゃめちゃビビったわ」

「普段敬語の人がいきなりタメ口使われると中々の衝撃が走るのは分かったわあん時」

「っへー。俺も今すっげービックリしてるから気持ち分かるわぁ。たまにはタメ口もいいね!ていうかそもそもなんで化物さんっていつも敬語なの?」

「それは…どんな相手であろうが人間には敬意を払って接しているから自分なりのルールみたいな…?仲間は別に対等だからそれでいいけど、わた……お、俺は人間が好きで尊敬してるから絶対敬語を崩さないって決めてる…ってだけ、かな」

「あ、今俺呼びした」

「こっちの方が幸華も喜ぶかなって……」

恥ずかしそうにチラッと流してきたアルフの目と一瞬合うと、やっぱりドッキンとしちゃう。う、うわ…アルフの俺呼びめっちゃ格好いいんですけど…。冗談抜きでドキドキが止まらない。プリン食べてる手が思わず少し早くなってしまうくらいにはこっちもときめいてしまう。ふ、普通こういうのって付き合う前とか付き合った直後の一番楽しい時期で経験するものだというのに、私は今更アルフのことを好きだと自覚したから余計に今胸が高鳴る。しかも普段絶対聞かないタメ口俺呼びだもん…!

か、格好いいに決まってるじゃん…

 

「ありがと…。うん、格好よくて…好き」

「っ…!ぅぅ…ズルい…」

また不意打ちで〝好き〟と言葉にした私に動揺を隠せていないアルフが面白かわいい。そのせいで益々お兄ちゃんたちがニヤニヤしているようにも見える…ってかめっちゃニヤニヤしてアルフをからかってるようにしか見えなかった。普段いっつも私たちがからかわれてばっかりだもんね〜。

「化物さんかわいー」

「いつものあのパキッとした喋り方じゃなくて、ふにゃふにゃした話し方も面白くていいね」

「たまにはこういうのもアリだなぁ。幸華ちゃん、よく化物さんにタメ口にする約束を取り付けたねぇ」

桜井さんにそう言われたけど、お兄ちゃんがいる前ではさっきのエッチの話しは出来るはずもなく「ま、まぁね!」と変な見栄を張って見せたが、多分桜井さんも高見沢さんもなんとな〜く私がどういった条件でアルフにタメ口にさせたのか薄々勘づいてそう。お兄ちゃんはもちろんなーんにも気づいてなさそうだったけど。

でもアルフも…こういう約束はちゃんと守ってくれるんだな〜ってちょっとそこが意外だったというか、タメ口は嫌だって言い張りそうだと思ってたのに案外それを了承してくれたのが驚きというか。前までのコイツなら絶対拒否してきそうな交換条件なのに、やっぱり私が好きってコイツに伝えたからアルフもアルフなりに精一杯それに応えてくれてるのかなぁ?私を喜ばしたいと思ってるとか?

なんにしてもこうやって付き合いたてのカップル以上にお互いがドキドキして意識し合えてるから、私としては凄く嬉しいし楽しい…よ?だって私たちそういうのも何もなくここまで来ちゃったからさぁ。

 

「アルフは…私たちに対してタメ口嫌だ?」

「う、うん…まぁ、嫌かな…。気恥しさもあるし、慣れなさすぎてずっと緊張してる…」

「でも私は今も…楽しいよ?」

「それは…俺をからかえるのが楽しいって意味か?」

「違うちがう、そうじゃない!だって私たち…一応カップルっぽいこととかは色々してきたけど、こうやってお互いをここまで意識したのは初めてじゃん?」

「確かに…そうかも。ずっと俺の一方的だったから…」

「そう、ずっとアンタの一方的だったから今こうやって改めてアンタと向き合えて普段見ないアンタの姿を目にして…めっちゃドキドキしてる。ホントに凄く格好いいって思ってるからね…?」

「幸、華…。……えっ??」

「私が天邪鬼だからって、お兄ちゃんたちがいる目の前でこんなこと言うとは思わなかった?残念でした、今なら言えるような気がしたから言いますよーだ」

「ッ〜〜…!!」

「顔のパーツ隠すのも禁止だからねっ!」

「そ、そんなぁ…」

プリンを食べる手が思わず止まるほど顔を真っ赤にしているアルフに対し、お兄ちゃんたちが私に視線を向けて「いいぞ、いけいけ!」となんか応援してるような雰囲気がしなくもない。そうだよね、私がこうやってアルフにデレまくっていればアルフだって変なお仕置きとかはしてこないはずだもんね?

なので隣に座ってるコイツに思い切り引っ付いては寄り添い、めちゃめちゃに甘えまくってみせればアルフは頭パンクしそうなほど顔が沸騰していて面白い。二人きりの時でさえそこまで甘えたりしない私なのに、お兄ちゃんたちが目の前で見ているのにここまで積極的にされるとアルフもどうしていいか分からなくなってそう。たまにはこうやって苛めてみるのも楽しいもんだね。もし私のこの考えがあとでバレでもすると、とんでもない仕返しをされそうだから疑われない程度に装っておかないとね。気をつけよう。

 

「あ、あの幸華ッ…!?」

「アルフと引っ付いていたい…。ダメ?」

「ダメじゃないけどぉ…!お、お兄様がいるのにいいのッ…??」

「別に…いいよ?だって私たち付き合ってるじゃん?カップルじゃん?」

わざと付き合ってるという単語を強調してみせれば、アルフもすーっごくドギマギしているみたい。だってね、私からこんな風に付き合ってるだとかカップルじゃんとかあんまり言ったことないからね。そりゃあアルフだって狼狽えるでしょ。ていうか私たちって今まで付き合ってるって言ってもいい関係だったのかなぁ…?そこら辺全て有耶無耶にしてきちゃってたから、なんだか申し訳ない気もしてきた。

「そ、それもそう…だなッ」

「だから何も恥ずかしがることないんだよ?カップルならこんなことするの当たり前でしょ?ほら私たち今までずっとそこら辺曖昧なままだったからさ…、どっちかから付き合おうとか言ってなかったじゃん?なんかなし崩し的になってたから…その、やっぱりちゃんと言った方がいいのかな〜とか思ったり…?」

「えっ…!?あ、まぁ確かにそうかもなッ?」

今ここでそれ言う?みたいな顔が面白い。もう少しだけならイケるか?

「私たちって…ちゃんと付き合ってるんだよね…?」

「んん…!ま、そりゃあ…ねぇ?す、好き合ってるんだから付き合ってないとおかしくはなる気がするけどぉ…!」

「じゃあ、言って?」

「っ…!」

私の上目遣いの懇願だったが、アルフの目が今にもグルグル回りそうなくらい頭こんがらがってそうだからそろそろここら辺でやめとかないとヤバいか…?と思っていたら…

「っ〜〜…!あ、そうだ!そろそろ夕飯作らないとッ!ぷ、プリンも食べ終わったしキッチン行かなきゃ!」

「ちょっ…」

慌ててアルフはプリンを掻き込んでからサッと立ち上がると、そのままキッチンがある方へとそそくさと逃げていってしまった。あぁんもう!ズルいなぁ〜!

 

「幸華ちゃん凄い!よく頑張ったねぇ!」

「あそこまで化物さん追い詰められるのはやっぱ君しかいないよ」

「やるじゃん、幸華」

「だって三人ともなんかいいぞ、いけいけ!みたいな雰囲気出してたから私もちょっと頑張っただけ」

おぉ〜なんて拍手が沸き起こり、私は少しだけ鼻高々な気分になれた。

「でもあそこまで化物さんが動揺してるの初めて見たかも?」

「逆に坂崎助けに行く時の方がもっとずっと冷静だったよなぁ?」

桜井さんと高見沢さんがおかしそうに言い合ってるけど、確かにお兄ちゃん助け出す時の方のがアルフ落ち着いてたかも?というより怒りと恐怖が強かったから逆に落ち着いて行動出来てたのかなぁ?私が攫われそうになった時も、どっちかって言うと怒り爆発してた感じだったもんなぁあの時のアルフ。

するとお兄ちゃんが「んじゃーさ、俺ら全員で化物さんに迫ればどういう反応するんだろー?」と、まーたアルフを追い詰めそうなセリフを口にしてはキラーンと格好つけたかのような顔で変な提案をしてくるけど……ちょっと面白そうだなと思ったのは私だけじゃなかったみたい。

「お、いいねーソレ!俺も気になる!」

「俺たち散々化物さんに弄ばれてるからたまにはこっちから仕掛けるのもいいんじゃね…!?」

「うん、それ面白そう…。でも今日はもうやめといた方がいいかも」

「えー、なんで?」

「だってあれ以上すると逆に私たちが返り討ちにあうよ絶対?」

「あー…確かに」

「じゃあ全員で化物さん迫るのはまた今度にしとくか!」

「仕方ねぇ、そうするか〜」

「さっきの化物さん面白かったんだけどなー」

この話し聞いてて思ったのは、私たち何やってんだろう?だった。

このあと桜井さんがイタズラで夕飯作り手伝いましょうかー?って言いに行ってたけど、今日はいい!と言われてしまい追い払われてこっち戻って来た桜井さんは楽しそうにしてたり、四人で出来上がったご飯を食べてる時もずっとずっとアルフが標的にされ続けていたからアルフもサッサとご飯食べ終わって話の輪に入らず片付けとか始めちゃったりして、普段絶対見られないアイツが見れて凄い楽しい。

でもやり過ぎは良くないって分かってるから全員程々に…だけどいつもの仕返しと言わんばかりの質問攻めやらが楽しくなっちゃうのは仕方がないこと!

お兄ちゃんたちが先にお風呂に入ったあと、最後に私とアルフで入ることになったけどアルフは気持ちのいいはずのお風呂の中でも気が抜けずにずーーっと疲れた顔してて面白い。

 

「ねぇ、アルフ〜さっきの続きなんだけどさー」

「まだ何か言いたいことがあるの…?」

思っていた以上にこのタメ口を人間相手にするという行為が自分の中ではストレスになってしまっているのに気づいたが、幸華に出された条件を飲んでしまった私が迂闊だった。

広い湯船の端っこでグデーッとなっている私に対し、幸華が「アレ言ってよ」と唐突に口にする。

「アレって…?」

「ほら、さっき私たちは正式に付き合ってる訳じゃないみたいな話ししたじゃん?それのこと!」

「えーっと…?」

頭が疲弊し切っているせいか中々思考回路が上手く繋がってくれない。幸華の言いたいことが分からずにポケーっとしてしまっていると、幸華がまた怒ったような態度をして「言ってよ!」と迫ってくる。な、何をだ…?

「え…?」

「ホントに分かってないのッ?もう!」

「ご、ごめん…疲れ切ってて頭が回らない…」

その私の言葉で少しハッとなった幸華だが、向こうから「んもぉー…」と文句を言いつつも照れながら私に頼んでくる。

「アルフの方から…付き合ってって言ってよ…!」

「…あっ」

それのことかぁ!

さっきは思わず逃げてしまったけど、あの時の幸華の可愛さといったらとんでもなかった。あのまま言葉を続けられていたら、多分きっと私は暴走してお兄様の前であろうと襲いかかってしまうのではないかと心配になるくらい幸華が余りにも可愛すぎて…だから慌ててキッチンの方へ逃げたのも一つの理由。

それと慣れない敬語でしかも幸華から好きだとかお兄様の前にも関わらず甘えに来てくれたこととが嬉しすぎたうえに、自分がどうにかなってしまうのではないかってくらいに頭も心も一杯いっぱいだったせいで逃げてしまったのも理由だ。

だけど今は二人きりだからまだ言えるはず…

なので改めて体を幸華に向き直し、幸華の目を見て言葉にしよう。

 

「幸華さん」

「えっ…?は、はいっ!」

唐突なさん付けでちょっと驚いている貴方も愛おしい。

「俺は……いえ、今だけは敬語に戻させて下さい。私は一目見た時から貴方を運命の相手だと本気でそう思いました。今でも私のあの時の勘は間違いではなかったと言い切れます。ずっと貴方に好きだと言って欲しくてずっと付き纏ってしまい、そして他の方々の前では私が彼氏だと言い張っては勝手に付き合っている風にさせて曖昧なままここまで引き摺ってしまい本当に申し訳ありません」

「えっ…!?別にそんなこともう気にしてないよ…!?それにほら、指輪も一応貰ってるし…?だから気にしてないよ私はっ?」

「そう言って下さりありがとうございます。だけど幸華は私が消えたあの日から私を捜し出し見つけてくれて、そして傍にいろと言いましたよね」

「う、うん…。生意気ばっかでごめんだけど…あの時はアルフが悪かったんだからね!?だから責任持って欲しくて…」

「はい。だから言います。私と正式にお付き合いして下さいませんか、幸華?」

「っ…!」

「また他の化物が襲いに来るかもしれません。しかし私が必ず守り助け出します。貴方を死なせたりなど絶対に致しません。お兄様や高見沢様、桜井様だって全員貴方たちの生涯を守り抜くと誓います。幸華たちが、、死ぬその時まで私といつまでも付き合って下さいませんか?」

「……。」

ジッと見つめられる熱い視線。

ある意味このセリフはプロポーズにも近いのだろうか?言い切ったあとにふとそう思ってしまったが、まぁいいだろう。

お風呂のお湯のせいなのかはたまた私のセリフのせいなのかは分からないが、幸華の頬はピンク色に染まり目を逸らしつつも私に対して「お願い…します」と口にしてくれた。

分かってはいたけどやはり改めてその言葉を聞けると心からの喜びが舞い上がる。

 

「…良かった」

「当たり前でしょ!私たちをこんな風にしたんだからアンタが一生私たちの面倒見ろっ!絶対どこにも逃がさないからなっ!」

「……。」

ずーっと幸華たちにからかわれていたので、そろそろこちらも反撃してみようか。

パシャッとお湯の中から手を出し、幸華の頭をグイッとこちらに引き寄せては幸華の耳元で宣言してみせる。

 

「この俺を誰だと思ってんだ?嫉妬深くてクッソ執念深い人間好きの化物だぞ?お前らは俺から逃げられるとでも思ってんの?バーカ、逆だよ逆。…絶っ対逃がしてやらねぇよ」

「……っ!?」

 

やっと心に余裕が出来たせいか、いつもじゃ絶対に言わないようなセリフを思わず言い放ってしまったじゃないか。そのせいで幸華もとても照れているような、益々私に対してときめいているような態度なのが一目瞭然だ。こうやって素直な態度をしている幸華は益々可愛いなぁ。

思わずまた幸華のうなじに噛みついてしまったが、幸華がいつものように「いたっ…!」とかいう反応ではなくて、なぜか「やっ、ぁあッ…!」という感じてるかのような甘い声を出すせいでこちらも欲情してくるのは当然でしょう?

なのでうなじから顔を離し、幸華の顔の前まで自分の顔を持っていったあとに彼女の唇を親指でなぞっては少し意地悪っぽく「ヤるか?」と尋ねてみせれば幸華が口をキュッと閉じては珍しく大人しい態度でコクコク頷いて私のセリフを肯定する。

 

「本当はタメ口の俺とヤってみたかったんだろ?」

「…ぅ、ぅん……」

「普段見せない俺を魅せてやんよ、…幸華‪‪❤︎‬」

「っ〜〜…!!」

結局いつもと変わらない構図になってしまったが、これはこれで楽しかったし幸華もある意味楽しそうにしていたのでタメ口もアリかな?なんて思ってしまったが、やはり私は人間に敬意を払っているので敬語のが気疲れしなくていいな…と思ったのも本音です。

 

♡┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈♡

 

書いててめーっちゃ楽しかったです!笑

いつかタメ口化物と幸華とのいちゃラブ話も書けたら書きたい…です!(期待しないで)

 

 

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