1話でサクッと終わらせるつもりで続いてしまう(´;ω;`)w
はなかくの4人の複雑な関係、というより華高とユキ姉の関係が好きだから書こって思ったら思ったより長く真面目な話になってしまったw
華高とユキ姉
あーーーもう、なんで毎回こうなるんだよ〜〜..!!
誰にも見つからないであろう場所で俺はユキちゃんと濃く絡み合っている。どうしてこうなったのかというと、もうよく分からないんだ。いつもユキちゃんに押されてこういう事になってしまっている。とは言えこういう事するのは頻繁に起こってる訳じゃないんですけどね!
それでも花魁だった娘だから誘惑が強すぎてあれよあれよという間に流されてしまう。テクニックもあるから正直悪くはないと思って..はいるけど、坂崎に見つかるリスクもなくはないから本当に毎回どっちのドキドキか分からん状態ではある。猫の姿してたユキちゃんと致してた時に坂崎に見つかった時はマジで死ぬかと思ったが、なんとかなって良かったけど..
それから数回はコソコソ隠れてこんな事している。終わったあとの罪悪感と坂崎にバレないかという緊張であまり生きた心地しないがな。
深い口付けを交わしながら、お互いの下半身を弄りあって漏れる吐息と甘い声が俺をおかしくさせる。多分ユキちゃんは〝俺〟ではなく、俺の中にいる〝シュン〟に対してのこういう行為なんではないかと推測している。
分かるよ?その気持ちは嬉しく思うし、なんとなく理解は出来ているが今の俺は高見沢。..バレて命を粗末にしたくないんだよね..。
「ぷはッ..。ゆ、ユキ姉..!いつまで続けるのっ?」
「ハァ、あぅ..!最後まで..やってくれるか..?ンンっ!」
「そ、それだけは..本能が絶対にダメって叫んでるからムリです..!」
「なぁんでだぁ..!」
「理由分かってわざと仕掛けてきてるんだろーが..!!」
「ふえぇ..?」
真っ赤な顔と潤んだ瞳と見上げてくるその仕草。ぜってー分かってやってるだろコイツ..!
しかも桜井に対しては絶対こうした強烈な色仕掛けはしていないようだ。流石にそこはユキちゃんも理解してるから桜井には手出ししないけど、俺は独り身のせいでこうなってしまっている。
坂崎にして貰えないようなことをねだってくるし、アイツはユキちゃんをとーーっても大切にしてるから、あんまり激しいこととかはしてくれないらしい。最後まで出来ないもどかしさがあるのか知らんが、それがピークに達すると俺に擦り寄ってくるイメージ。
コレっていわゆる..アレの関係じゃん。
「なに、俺たちセフレなのっ?」
「せ、ふれ?」
「都合のいい時だけのお友達ってやつだよ..!」
「違うのか?あぁんっ..!」
「中にいるシュンが泣くぞッ..」
「でもウチは幸せだぞ..?」
「そう、なんだ」
「ぅん..ッ」
ビクビクッと身体を跳ねらすユキちゃん。こういうとこが可愛いと素直に思えてしまうから俺も病気なのかもしれない。
ちょっとずつ頭を下にズラし、彼女の膨らみの先端を口に含み舌で遊んでみせる。ダメだ、反応が可愛い..クソッ。俺の中にいるシュンの本能が叫んでいるのか不明だが、他の女の相手をする時よりもユキちゃんとする時の方が遥かに高揚するのも事実。正直最後までしてみたい衝動は何度もあったが、その度に坂崎の顔が思い浮かび理性が頬をぶっ叩いてくれてるから救われている。
このまま..坂崎や桜井の知らないところで俺たちのこの変な関係がどこまで続くのかは分からない。もしこれ以上歪みそうならば、俺はユキちゃんと会うのをやめた方がいいのかもしれない。
別に俺は坂崎に嫉妬してる訳でも、こうして裏で坂崎以上?のことを多分しているからと言って、優越感に浸ってるとかそういうのじゃない。本当に一切ない感情なのは分かって欲しい。
..複雑すぎるんだよ、俺たちの関係。それが全部悪い。
一旦落ち着け俺。
「王..子ぃ..」
「なに」
「その..ストレートのしばった髪と..染め直した髪の色が..俊の髪型にそっくりで..ウチは嬉しいと同時に..苦しいぞ..。本当に..今まで以上に俊の傍に居られるみたいで..」
「俺は高見沢だってば」
何かを言い続けようとしていたユキちゃんの唇を塞いだ。そうすればまた漏れてくる甘ったるい声色。この娘はホントに天才だと思う。
彼女の細い腕は俺の首の後ろに回し、ギュッと引き寄せてくる。俺のしばってある髪をくるくるといじりながら、深い口付けをする。頭おかしくなりそ..
「ユキ姉..」
「なんだい、シュン..?」
愛してるって言った方がいいのか?
「….こんな関係、いつまでも続く訳ないの分かってるよね?坂崎にバレでもしたら、俺アルフィー追い出されそう..」
「有り得そうだなぁ」
「じゃあ、もうやめよ?いつかバレるってば」
「一回バレてるじゃないか」
「あの時は..あの時だよ。ていうかもしかするとバレてる可能性もなくはないよ..俺、嘘ヘタみたいだし」
「….なにかダメなのか?ウチと王子がこういう事してるの」
「へっ?」
空いた口が塞がらない。
流石は花魁だった娘なだけあるな。
「だって..ユキ姉は坂崎のことが好きなんでしょ?それなのに好きでもない俺とこういう事してるのって良くないと思わない?」
「じゃあ幸之助に許可取るか?王子相手なら案外目を瞑ってくれるかもしれんぞ?」
「あ、有り得ないって!!こんな浮気みたいな不倫みたいな関係、許すはずないって!」
「コレって不倫なのか?」
「ゆ、ユキ姉は俺の中にいるシュンに対しての慰めのつもりかもしれんが..はたから見たら不倫してるようにしか見えないよ」
「んーーー..」
納得してなさそうなユキちゃん。いや、俺も浮気不倫の類で済むような話しのレベルじゃないのはもちろん分かってるよ。こんな俺たち四人の複雑な関係なんだし。
どうしたもんか。
「ユキ姉?」
「王子はウチとの関係が嫌なのか?」
「え?いや、」
「そうか、嫌なのか..」
「ち、違うちがう!そういう意味じゃなくて!」
「じゃあ問題ないではないか!」
「ん゛ーーー..!!」
変な唸り声が出ちまった。
やっぱりこの娘のペースに持ってかれてしまう..かなり年下なのに。
確かに嫌と言われるとそこまで嫌とも言いきれないのが憎いしズルい。坂崎が怖いのも本心。
バレなきゃいいという思考にはならず、どっちかと言うとバレたらどうしようの気持ちのが遥かにデカい。それでもズルズル流されるままユキちゃんと変な関係を持ってしまっている。というより俺よりもユキちゃんの方が俺のことを都合のいい男だと考えてる節もある気がする。
結局俺は振り回されてばっかだ..
「幸之助がウチらの関係知ったところで幸之助にウチと俊の何が分かるって言うんだい?最後までやってないのだから問題ないはずだが?」
「..ユキ姉、そんなこと言ってたら坂崎が愛想尽かして離れていっちゃうよ?」
「なぜ?」
「アイツはユキ姉のこと、心から大切に想っているのは伝わってるよね?それを踏みにじる行為をしているんだよ」
「そう、なのか..?」
「ま、ユキ姉の相手してる俺が偉そうに言える立場じゃないんだけどさ。..もし、この関係を本当に続けたいと思っているなら坂崎に話した方がいい。このままじゃ俺の心がいつか潰れる」
「?」
「そこは分かってくれよオイ..」
坂崎が俺に対してどう思うのか、どう接するのかは想像もつくけど..こんなのずっと繰り返してたら、俺がいつかダメになるんだよ。
ユキちゃんの唇にもう一度口付けを落とし、「次は坂崎が認めてからな」と言いながらぽんぽんと頭を撫でてやった。そうすると、素直にうんと頷くユキちゃん。ワガママでバカな娘だけど、こういう素直なところは俺も好きな部分かもしれん。
❖
「坂崎、話しがある」
俺は一人で坂崎の居た部屋に乗り込み、二人きりの空間を作った。ユキちゃんは今桜井と一緒にブレイクタイムしてる。
俺の真剣な面持ちには何かピンときたのであろう。坂崎が向かいのソファーに座れと促すのでそうさせて貰う。
あー..死にそう。
「ユキについてか?」
「よくお分かりで」
「顔にそう書いてある。またなんかアイツがやらかしたのか?」
「俺も同罪だ。坂崎にぶん殴られる覚悟で話す。….俺とユキちゃん、いわゆるそういう関係に半分なっちゃってるんだよね..」
「….。で?」
心臓止まりそうだし吐きそう。
「坂崎がユキちゃんのことを誰よりも大事にしてるのは分かってるし、最後まではやってないのは誓う。ただ..ユキちゃんが俺の中にいるシュンに対する気持ちが時々暴走しちゃう時があるみたいで..。あ、桜井には嫁がいるからもちろんそんな事してないのは俺が保証する..!だから、その..ユキちゃんが甘えてくると..つい、可哀想に思えてきて..」
「….、」
「俺のこと高見沢って分かっててもシュンって呼んでくるし..多分、ユキちゃんもシュンに対しての罪滅ぼし的なもんかもしれないし..」
「そっ、か」
「..うん」
「で?高見沢はこれからどうしたいの?」
「….俺はもうユキちゃんに振り回されっぱなしだし、ここまで来たら正直あの娘には何も言えんのよ。前にシュンの話し聞いた時から、俺はこれで良かったのかとずっと悩んでた。多分桜井も同じだと思う。忘れた方がいい記憶なのは分かってても..かつて愛していた人を目の前にしたら、自分でもよく分からなくなるんだ。変な気持ちに」
「..へぇ」
「お、俺と桜井の気持ちなんか坂崎にはそりゃ分からんだろーよ!….こんなんでも悩んでんだよ。あと言っとくがシュンがどうかは知らんが、高見沢としてはユキちゃんのこと別に愛してるとか坂崎に妬いてるとか、そういう感情一切ないから安心しな!お前からユキちゃん奪おうなんて微塵も思わんよ..」
「ふぅん。別にユキは俺のもんだって言ったわけじゃないけど?」
「目と態度が言ってるんだよお前は..!」
「だから、そういう意味だってば」
「….え?」
「お前とユキが何かコソコソしてたのは知ってるけど、俺は知ろうとも思わなかっただけ。ユキがお前や桜井を必要とするならば、俺はそれを止められる立場じゃない。彼氏でもなんでもないからな。まぁ、ただ桜井の場合は流石に一線越えたらユキにど叱るつもりではいるけど、あの感じなら大丈夫そうかなって、そこは安心してたんだ。
けど、高見沢はな..中にユキのことが好きで仕方ないシュンがいるのは分かってる。完全に閉じ込めたつもりでも、好きな女が目の前に毎日いればふいに想いは弾ける時だってあるさ。….認める認めないじゃなくて、俺にはユキを止める資格はないと思っている。俺たちの関係と状況なだけに、アイツを縛るのは良くないって分かっているさ。
..だからごめん、高見沢。これからもユキのことよろしく頼む」
「は、..はい」
「でも分かってるはずだけど、最後まではするなよ?」
「それは..重々承知のうえです..よ」
「それなら..いいよ」
あれ..?
坂崎が認めた..?
拍子抜けしすぎて固まっていると、坂崎は複雑そうな顔をしながら「なんだよ」と悪態をついてくる。色々と一人で考え事したいのを察したので、俺はその場から立ち去るしかなかった。
ていうか..俺とユキちゃんの関係って、これからも続いてくのか..?
取り敢えずユキちゃんに報告しに行こう..
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