下の記事の小話で七十二番が昔の主君を俺らは知らないって言ってたのをキッカケにちょっと思いついた小話小ネタ
多分暫く続くから頑張って書き切りたいと思う…よ笑
やっぱ最恐トリオはネタにしやすい!
あともうとっくに過ぎてしまったけど、こどもの日前日にオーダーされてたケーキ。鯉のぼりミルフィーユ◌ ◌゜
追想
旅人「やっほー˙꒳˙ )ノ”」
人魚「やっほー.•♬」
船頭「ん?手に持ってるその瓶はなに?なにか入ってるようには見えないけど…」
旅人「これ?これね〝追想〟っていう場所で詰めてきた空気」
人魚「ん( ‘▽’)?」
旅人「ただの空気だよ。でも優しい香りがして
、この匂いを嗅ぐと昔の幸せだった記憶だったり楽しかった思い出とかを蘇らせたり出来るんだ!嗅いでみる?」
人魚「うん!」
旅人「ちょっと香るだけだよ?手で軽く仰いでみて」
人魚「…ほわっ(❁´ ︶ `❁)✲゚ なんだか落ち着く香りだ〜。わぁ…なんだか忘れてた子供の頃の記憶とかが蘇ってきたぁ·͜·ᰔᩚ」
船頭「へぇー…」
旅人「船頭さんもどう?」
船頭「じゃあ少し…」
旅人「はいっ」
船頭「……うん、確かに落ち着く匂い。…あぁ、なんか妹が生きてた頃の楽しかった記憶が確かに蘇ってきた」
旅人「大丈夫そ?」
船頭「…大丈夫。寧ろ忘れかけてた思い出を呼び起こしてくれて感謝してる。大切な人を想う気持ちを今以上に取り戻してくれてありがとう」
旅人「ぜーんぜん!俺は特になにもやってないし!」
人魚「でも旅人さんの世界ってそういう不思議な場所とか物がホント多いよね〜。使い方間違えると危なそう」
旅人「まーね。だからあんまり外の世界には持ち出さないようにはしてるんだよね」
船頭「それは一気に香ったらどうなるんだ?」
旅人「さー?俺も分かんないや」
七「なにしてんのぉ〜」
秘坂「なんだその瓶」
主君「なんか入ってんのか?」
二「船頭ここにおったんか」
旅人「やっほ。これね、俺の世界で採ってきたの。〝追想〟っていう場所の特殊な空気」
秘坂「空気ぃ〜〜??」
二「そんなんが面白いのか?」
人魚「昔の懐かしい忘れてた思い出が蘇ってくるの!しかも落ち着くいい香り.•♬」
主君「ふーん」
七「嗅いでみたぁい」
旅人「いいよ」
七「わぁ…。あーうん、懐かしい記憶が出てきたわ。まだ楽しかったあの頃の思い出だぁ」
船頭「思い出して悪い気はしないのか?」
七「いやー?そういう気分にはならねぇなー」
秘坂「へー。おもしれーもん持ってんな旅人」
旅人「誰か嗅ぐ?主君とかはどう?」
主君「俺はいいや」
二「俺も嗅いでみたい」
旅人「うん、いーよ。ほら……ッあ!?」ツマズキー
人魚「あ」
船頭「瓶が…」
ガチャンッ
主君「うぉわッ…!?テメ、危ねーだろ旅人コラァ!!」
旅人「あ、やっべ。主君が咄嗟に鎖で瓶割っちゃった…」
七「だいじょーぶぅ?」
主君「あぁ…怪我はないからまぁ」
旅人「ごめんごめん!ホントごめん主君!お願いだから奴隷にしないで(´;ω;`)」
主君「今度やったら地下に行かせるぞテメェ」
秘坂「つーかお前目の前で瓶割れたのになんともねーのか?」
主君「え?いや…そういえば…」
人魚「ビックリしたせいで匂い嗅ぐのも忘れちゃったとか?」
船頭「まー怪我ねーならそれでいいじゃん。そこ片付けないと他の奴らが気づかないで踏んだら危ねーぞ」
二「取り敢えず破片だけでも集めとくか」
秘坂「誰か袋持ってる奴いるか?」
旅人「あ、鞄の中に入ってるよ…!ほら」
人魚「ちゃんと掃除しとかないとねー。ほら、他に裸足の人たちもいるし足の裏怪我したら危ないもんねー」
七「しゃーねぇ、片付けるか」
旅人「ふぅ…。なんか主君も大丈夫そうだし、これでいい…よね?」
天使「いや…そうでもなさそうだぞ」
旅人「えっ?うそ?」
悪魔「みんながガラスの破片に気を取られてるうちに様子見てたけど、なんか雰囲気おかしかったぞ?ちょっと声かけてみ?」
旅人「わ、分かった…!ね、ねぇ主君、ホントに大丈夫ッ?」
主君「……、」
旅人「主君…??」
主君「皆さんどうされたのですか?怪我はありませんか?」
旅人「……へっ?(º ⌓º )」
秘坂「はっ???」
七「え、なにキモ…」
人魚「ど、どうしたの…?Σ(º▵º*)」
船頭「なに…」
二「からかってんのかお前…」
天使「あーぁ、やっぱりな〜」
悪魔「やらかしたな桜井」
旅人「えっ?えっ?えっ!?なになに!?なんで主君こんなんになっちゃったの!?」
主君「?どうしたんですか、俺の顔になんかついてます?」
悪魔「追想の空気を一気に浴びたせいだな」
旅人「それがどうしてこんな風になるっ?」
天使「記憶が蘇るどころか本人そのものが昔の幸せな頃の主君に戻っちまったってワケよ」
旅人「幸せな頃の主君って…それって!」
悪魔「あぁ。誰かを恨んだり憎んだりする前の主君ってこと」
旅人「ま、マジか…」
人魚「で、天使と悪魔はなんて言ってるの?」
旅人「えと…。追想の空気を一気に浴びたせいで…今の主君は人を奴隷にする前の主君までに戻っちまったらしい」
船頭「えっ!?」
秘坂「なっ…」
七「はァ!?」
二「あー…それなら納得かも」
秘坂「記憶を一定時間蘇らすだけなんじゃねーのか!?」
七「おい旅人テメェ、元の戻し方は分かるんだよなぁ?あ??」
旅人「ご、ごめんってばぁあ…!てか…戻し方分かんない…」
七「あぁッ?テメェ、俺らの苦労知ってるよなぁ??秘密警察が記憶奪われた時のこと忘れてねーよなぁ?あん時俺と主君がどんだけ苦労したか分かってるよねぇ??」
旅人「知ってる知ってる…!それは知ってる…けど!えと…もしかしたら俺の世界に元に戻す方法あるかもしれないしさ…!時間経てば元に戻ったりするんじゃないのッ?」
秘坂「そんな曖昧なもんで俺らが納得するとでも?」
旅人「ごめんってばぁあ…!!」
主君「あ、あの」
船頭「あー…はい?うるさくてすいませんね…はは」
主君「えっ!?船頭さんが謝る必要ないですよっ?」
船頭「って言ってもよぉ……ん?あれ?俺のこと分かんの?」
主君「なぜです?もちろん分かりますよ」
人魚「えっ!?じゃあ僕のこともッ?」
主君「はい。人魚のタカミザワですよね?」
七「っ…て、記憶がなくなってるワケじゃ…ねーのか…?」
秘坂「なんだ…そうか」
二「ここに居る全員分かんのか?」
主君「えぇ、もちろん。ただなんで自分がこんな鎖を手首に巻いてるのかよく分かりませんが」ジャラッ
秘坂(本当に奴隷作ってた記憶がなさげだな)コソッ
七(うん。でもこんなに目が綺麗な主君はキモすぎぃ)コソッ
旅人「どうしよう…」
船頭「…寧ろこのままでも良くね?」
人魚「僕もちょっとそう思っちゃった…」
七「俺はぜってー嫌だ!」
秘坂「俺も」
二「なんにしてもこの状態の主君を秘書の奴に知られたら旅人お前命危ういんじゃね?w」
旅人「そ、それだけはご勘弁をぉお…!!:( ;´꒳`;):」
主君「皆さんさっきからどうかされたのです?あ、もうこんな時間だ。休憩時間終わっちゃうから仕事に戻らなくちゃ」
旅人「ちょちょちょ待って!お願いだから待って主君!!今戻られたら困る!!(((;°▽°))」
主君「え…?なんですか?というよりその主君…?っていう呼び方おかしくないですか?」
旅人「いやでもぉ…俺たち一応色んなアルフィーやらせて貰ってるじゃん…?名前被りしまくるからその物語のあだ名的なもんで呼ばないとこんがらがるじゃん…?」
主君「はあ…よく分かりませんが。時間ないんで失礼しますよ」
旅人「ちょ…!」
秘坂「おいコラ待て主君」
七「もうちょっと俺たちと一緒にいよーよぉ。ね、おねが〜い」
主君「えぇ…嫌です…」
七「なっ…」
秘坂「お前なんかムカつくな…」
七(真顔で引かれるとフツーに傷つく)
船頭「あの、主君。多分今のお前始業時間とかあんま関係ないと思うからもう少しここに居ない?ちょっと聞きたいことあるし…ね?」
人魚「う、うん!ほら!そのまま帰るとそっちの坂崎とか秘書さんがビックリしちゃうと思うし…!(´∇`;)」
主君「なぜ?別に坂崎が驚くことなんもなくないですか?それとなぜ秘書…?棚瀬さんのこと?」
二「うーん…澄んだ顔と瞳の主君は見てて不気味だ…」
旅人「どうしたら戻れるんだろう…」
天使「〝悲劇受胎〟…」ボソッ
旅人「えっ?なんか言ったか天使?」
天使「…いや。あれは最終手段か」
悪魔(悲劇受胎かぁ…中々しんどそう)
裏坂「ねぇ」
旅人「うっっわぁ!?」
裏坂「え、そんな驚くこと?」
人魚「ていうか旅人さんの声の方がビックリしたよ…」
七「あーぁ…来ちまったか…」
秘坂「隠しきれんなこりゃ」
秘書「なにがです?」
船頭「あーんと…」
裏坂「なに、みんなして。ねー桜井、今日ってお前14時からあそこの社長さんのとこへ取り立てに行くんじゃ…」
人魚「わーーー!待って待って!!(((;°▽°))」
旅人「しーっ!しーーっ!!」
裏坂「?」
秘書「どうかされたのですか?あ、社長。昨日の件ですが資料訂正しておきましたので確認お願いしたいのですが…」
主君「……。」
秘書「社長?」
主君「えっ…?俺に言ってる!?」
秘書「は?」
裏坂「何言ってんだお前」
主君「いやいやいや!社長は坂崎でしょ!?俺が社長なんてそんなのムリムリムリ!何言ってんの棚瀬さん!?俺だよ?ただの平社員だよッ??」
秘書「……。」
裏坂「何を訳分からんことを…」
秘書「…誰です?社長をこんな風にしたのは?この中の誰かの仕業なんでしょう?」
七「旅人」
秘坂「旅人」
二「旅人」
旅人「ちょっともぉぉぉぉーーー!!」
秘書「へぇ…意外です。貴方が犯人ですか?」
旅人「え、いやそれは…。事故だったんだよ事故!わざとじゃないから…!」
人魚「そ、そうだよ…!僕らも見てたけどわざとじゃないよ!」
船頭「ちょっと躓いちまっただけでな…悪気はなかったんだよ」
秘書「へぇ。サッサと戻してくれませんか?こんな昔に戻ったみたいな社長、受け入れられるはずがありません」
裏坂「昔……。あぁ、納得いった。壊れる前の桜井って訳か。てことは…俺の罪も知らねーってことか」
秘坂「かもな」
裏坂「ふーん…。俺としては都合いいんだけどねぇ」ニヤニヤ
秘書「坂崎様は黙ってて下さい」
裏坂「そうピリピリすんな棚瀬。桜井が怯えちまうだろーが」
秘書「……。」
主君「…えっ?な、なんですかっ?ていうか坂崎ちょっと助けてくれよ…!俺どういう状況か理解出来ないんだけど…!」
裏坂「でしょーねぇ…」
つづくよ
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