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「でもさ、色々考えても仕方ないでしょ?なんでこうなったか、とか考えれば考える程頭が混乱するだろ。だったら今は猫らしく猫みたいに過ごせよ」
「って、言われてもな‥」
「じゃあ俺の膝の上で寝とけ」
「わっ?ちょっ、高見沢!」
グイと持ち上げられたかと思えば、俺はすぐに椅子に座ってる高見沢の膝の上へと移動させられ、無理やり寝かされた。
「もうちょっと丁寧に扱え」
「今更何を」
でも‥高見沢の膝の上って気持ちいいな。筋肉質な脚のせいでパツパツとしているパンツが妙に心地良く感じた。
それに加えさっきから背中を優しい手付きで撫でてくるものだから、俺は急に眠気に襲われた。
あぁ‥本当にただの猫だなぁ、と実感させられた。
それが少し悲しくて悔しくて、そしてちょっぴり楽しかった。
そうだよ、こうなってしまったからには必ず元に戻る方法もある筈だ。だったら今はこのまま猫ってのも悪くないかも‥、な。
「寝ちゃったのか?」
「うん、そうみたい。疲れたんだろうよ、こんな姿でずっと‥。しかも家からここまで走ってきたっぽいしな」
「そうなのか?」
「足が傷だらけ。慣れない癖に走りやがって‥」
高見沢はキュッと俺の肉球を押し潰してきた。その感覚は特に嫌だとは感じなかった。
高見沢が撫でてくれてる手の他に、もう一つの手が俺の頭をグリグリと撫で回してきた。きっと桜井だろう。ひっかきたい気持ちが心をよぎったが、眠気に勝てず俺はそこで意識を手放した。
*
「‥ろ‥、!」
なんだ‥?
「おき‥、さ‥ざき!」
誰か俺の名前を呼んでる?
「起きろ坂崎!!」
「‥!?!」
びっくりして飛び起きた俺は、バランスを崩してテーブルの方へガタンと倒れてしまった。
頭をゴチッと打ち付けられる鈍い音と共に、やっと意識がハッキリとしてきた。
「なっ、なっ?」
「バカ!いつまで俺の上に乗ってんだ!重い!降りろ!」
「わ‥っ、と!?」
自分で乗せておいて何を我が儘言ってるんだと思ったが、違う。高見沢の言う通りだった。
「元に‥戻ってる‥!」
嬉しさの余り、俺は高見沢の膝の上から降りずに寧ろガバッと抱き付いた。
高見沢はめちゃめちゃビビっていたけど、そんなものはお構いなしだ。
「やったよ高見沢!!俺、戻ってる!人間に戻ってる!!」
「う、うんうん‥!分かったから、暑苦しいから離せ!」
「桜井もやったよ!俺、人間だよな!?」
「そ、そうだな‥良かった良かった」
俺の勢いに押され気味な桜井も、目を丸くして驚いていた。
えっ?えっ?えっ?
なんで戻れたの?
きっと高見沢達なら見てた筈‥!
「高見沢‥なんで!?」
「わ、分かんねーんだよ。俺達もお前が寝た後に凄い眠気に襲われて二人共寝ちゃったんだよ」
「はぁ?なんだよそれ」
すると背中の方から桜井の声も降りかかる。
「俺らが起きた時にはもう坂崎は人間になってたんだよ」
「じゃあ‥どうやって戻ったかは知らないのかよ?」
「そういう事になるんだな」
おいおい。そんなんじゃ解決しないじゃないか。
未だに高見沢の膝の上に座っていた為、ムカついた高見沢が思い切り俺を押しのけて床の下へ落としやがった。
「いってーな!さっきまで俺の膝の上で寝なよ~なんて言ってたくせに!」
「猫と人間じゃまるで別だよ!いくらお前が小さくて軽いって言われてても大人だろ!なにが悲しくてちっちゃい大人を膝の上に乗せないといけないんだよ!」
「ちっちゃい言うな!」
言い合う俺らを横目に桜井は呆れ顔を見せて、「ライブでやってた癖に‥」と呟いてるのが聞こえた。
そんなこんなしてる内に、俺は窓の外から何か気配を感じた。バッと振り返ってもそこには何もいなかった。
気のせい?
その気配がもし、俺を猫に変えた正体なら必ず突き止めてやる。
「ニャーオ」
* * * * * *
Funky Dog!ならぬFUNKY CAT!
ですね。笑
ただ、坂崎さんを猫にしたかっただけなのでなんでこうなったとかは考えてません
なので読んでる方次第ってわけですね。笑
すいませんでした
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