初めてオレからした異性への告白は自分でも驚くほど色気のないものだった。
まあ、ずっと男として生きてきたんだ。今さら色気なんて今さら出るはずもない。
そんな周りの人からしてみたら告白に聞こえないようなものでも桜井にはきちんと伝わったらしい。
優しく抱きしめてくれた桜井をオレも真似して抱きしめてみた。
「俺も幸桜の事が高見沢より大切だよ。……愛してる」
桜井の低く響く優しい声が耳元でした。
繰り返すなよ、恥ずかしい。
顔が真っ赤になっているのが自分でも分かる。
「オレ……わたしも。桜井の事が好きだよ」
小さく呟いたつもりがきちんと桜井には伝わったらしい。
ありがとう、と言う返事と共に抱きしめてくれていた腕に少し力が入ったのがわかった。
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