愚か者たちの会話
罪人たちを収容した後、残りの仲間二人があのまま見張り役で残っているけど、施設から出る前に二十四番がやたら一人の罪人に喋りかけていた。
ん?と思い、一瞬だけ話し相手の罪人を目に入れると、肌はボロボロでアレだけ怪我した俺さえも痛々しいと感じてしまうくらい酷かった。いや、まぁ‥なんとなく分かるんだけどね。
話し相手が二十四番って時点で。
だけど気になるもので、俺は悪魔達の館に行く道中二十四番にその事について尋ねてみる。
「なぁ、二十四番が相手してたって奴さ、やっぱり中毒者?」
と聞けば、前を歩いていた二十四番は振り返って「そうだ」と言い切った。その二十四番の返答に七十二番が「船頭も分かるんだぁ?」と言う。
俺たちの会話を後ろで聞いてた他の仲間たちも少し喰いついており、興味深げにしていた。
「肌がボロボロだったな」
「話聞いてたらよ、アイツさ‥ホワイトやってたらしい」
「ホワイト?」
「別名だよ。何か分かるか?」
不気味な笑みで俺に聞いてくるが、まず答えるよりその顔をぶん殴りたい。
分からないので首を左右に振る動作を見せれば、二十四番は「コカインだよ」と、誰でも知ってる名前が登場してきた。
コカインって‥コカコーラの?今は入ってないけど昔はコカインが入ってたって話のやつで有名だよな。
すると仲間の一人が俺と同じく「コーラのアレですか?」と質問する。
「そう。でも今は入ってないからな?まぁ、言わなくてもそれは知ってるか。アレはマジでヤバい。俺は危険すぎて手をつけなかったが、知り合いでやってた奴いたからなぁ」
「ど、どういうの?」
「これをやるとな、極度の幸福感を味わえるんだよ。やる気に満ち、心は満足出来る。だけど効果が切れると不眠や疲労困憊、焦燥に鬱、無意味な行動を取るようになるんだ」
「そういう幸福感って味わってみたいけどやっぱこえーよなぁ」
七十二番が彼の隣でボソッと呟いた。うん、お前の言ってる事は分からなくもないが、そのたった一回で人生を壊すのが麻薬なんだろ?
「麻薬の中でもコカインは重度の症状が現れる。幻覚は当たり前。精神の錯乱。‥あとコカインで有名なのがコーク・バグって現象だ」
「コーク・バグ?」
首を捻ると二十四番は、さっきよりゲスい顔で「誰も経験したくないものだよ」なんて言ってくる為、どんな恐ろしいものかと一瞬ドキドキしてる自分がいた。
すると二十四番は、自分の腕にもう片方の手で、指先を乗せながら何かをそこを這うような動作を見せては「バグってのは虫だろ?」と分かり切った事を言ってきた。しかし、その動作だけでちょっとばかりゾッとしたのは言うまでもない。
「虫‥」
「分かる?虫が皮膚を這ってるような‥いや、皮膚の内側を這ってるような幻覚が起こっちまうんだ。取り出したくてもそこに虫なんてものは勿論いない。しかし幻覚で狂った奴は虫を取り除こうとするから肌を掻きむしる。真っ赤になるまで、‥血が出るまで」
「‥‥、」
「いつまで経っても虫は皮膚から出てきてくれない。だから包丁やナイフで皮膚を‥こうね、グリッと」
「おえー‥」
流石の七十二番もドン引きしてるくらい目が引いていた。
いつも人を殺しそうな目つきをしてる癖に、今だけはどこにでも居る一般人の反応だった。良かった、コイツにもそういう一面があって。
それにしてもグロいしエグい。何なんだそのコーク・バグとかいう現象。怖い、怖すぎる。
後ろに居た仲間たちも案の定ドン引きしていた。
「やっぱ麻薬って怖いな」
「桜井よく死ななかったねぇ」
「俺はそんなに酷いもん使ってなかったからな。一時期狂ってた時あったけど」
「‥そういう二十四番は何使ってたんだ?」
「言わない」
何でだよっ。減るもんじゃないだろ。
「けど高見沢の監禁の方が酷いじゃねーか。人様に迷惑かけてんだし」
「詐欺師なお前に言われたかねぇよ‥!」
言っとくがここに来た時点でお前らどっちもどっちだからな。
ハァ、聞いて得したのか損したのやら。だけど麻薬がいかに怖いものかを改めて思い知ったよ。あー怖い。
☠︎
この前テレビでやってたから「気持ち悪っww」って思ってネタにしただけ
不謹慎?
そんなの知ってる
七「ちなみに幼女を監禁するとかあり得ねぇからな?気持ち悪いにも程がある」
船「お前が偉そうな事言うな!怒」
二「ネットでロリコンの風上にもおけねぇ奴って批判されててワロタけど」
七「監禁ってのはな、相手の事を本気で好きで好きで好きで大好きで愛おしすぎて毎日狂わせたいくらい俺の事を船「自重します」
幼女監禁事件には何も反応を示さない私だったけど、取り敢えずニュース観て安心したのはホントだからね
いつもニュースで監禁の話になるとすぐ反応するんだけど、幼女監禁とか私の中ではなんか違う
不謹慎?
知ってる!!
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