「じゃぁ、現実でも大丈夫か試してみるか?」
桜井が言っている意味が理解できないうちに頬に何かが触れた。
触れた所を手で押さえればすごく近くに桜井の顔。
夢の通りにされたのだと気づいた時には桜井が目の前でニヤリと意地悪く笑っている。
「な、なにっ……」
「嫌だった?」
は…恥ずかしい。でも、嫌じゃなかった。
そう伝えれば桜井は満足そうに笑った。
「で、夢の中で高見沢に触られた所は?」
「聞いてどうする」
「俺なら大丈夫なんだろ?だから同じ事をして幸桜の嫌な記憶を全部俺に変えてやろうかな…って」
「ばっ……」
バカじゃないのかと叫びそうになったが桜井の顔はいたってまじめだ。
桜井は気づいてるのかな?
72番と同じ事をするって事の意味。
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